(つづき)
打高投低は投手に不利、投高打低は投手に有利と思っている人もいるかもしれないが、それは間違い。
打高投低には、投手が悪いから打者が打てる意味もあるし、
投高打低には、投手が良いから打者が打てない意味もある。
打高投低の中で抑えれば、他のヘボ投手のおかげで抑えたことが高く評価され、
投高打低の中で抑えても、他の投手も良いから、抑えて当たり前になってしまう。

rWARは毎日再計算されているので、ダルが登板していない日でも更新されて下がってきている。
2週間くらい前まではダルはrWAR2.5程度だったのに、今や2.3.
中地区の投手戦の傾向に押されて下がり続けている。
rWARは本来3Aレベルの投手との比較のはずなのに、
QS達成しても上がらないのは、RA9oppが前提にしている地区間平準化がないから。
地区間対戦がないなら、何らかの補正を強制的に入れないと意味のない値になってしまう。

ダルにとっては、高得点高失点のATLと当たればrWAR爆上がりできるけどねえ。
過去3戦のCLEやCIN,STLといった低得点低失点チームと当たるのは損。
中地区でもALの総得点トップ2と当たる、MINとCWS戦で少しrWARが挽回できると
記者の心象が良くなっていいかもしれない。
特に統計学が分かっていない記者にはWARの意味が理解できないだろうから。