藤浪ヒストリー2023
記録更新編

オリオールズ・藤浪 1回完全!全9球ストライクの好投に指揮官「ファンタスティック」 日本投手最速165・1キロ

2023.08.08(Tue) デイリースポーツ

 メッツ戦の8回から4番手で登板し、1回を無安打無失点のオリオールズ・藤浪。自己最速となる102・6マイル(約165キロ)をマークした(AP=共同)

 「オリオールズ2−0メッツ」(6日、ボルチモア)

 オリオールズの藤浪晋太郎投手(29)が2点リードの八回に登板し、1回無安打無失点2三振の快投で移籍後初ホールドをマークした。全9球ストライクで、直球の最速は日本投手最速となる102・6マイル(約165・1キロ)だった。チームは5投手の完封リレーで4連勝を飾り、ア・リーグ東地区首位の座をがっちりキープした。

 オリオールズのハイド監督は「素晴らしかった。今まで見てきた中でフジのベストの投球だった。ファンタスティックで打者を支配するボールだった」と称賛の言葉を並べた。

 中1日のマウンド。先頭で迎えた元本塁打王、今季31本塁打の3番アロンソを2球で追い込み、最後は内角高め145キロのカットボールで見逃し三振。続く4番スチュワートには初球163キロ直球で空振りを取ると、続く162キロでも空振り、最後は自己最速102・6マイルで3球連続空振り三振を奪う。最後はナルバエスを2ストライクから自己2番目に速い164・6キロで遊飛。圧巻の9球連続ストライクで3人を料理し、ガッツポーズを見せた。