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【OUT アウト】
第102話(1)
●平台公園●
.ドッ.
トシ「そ…そんな…圭吾……((泪))」ドッ.
:ドッ.:
[圭吾]
[狂乱鬼]
.ドッ.ドッ.
.ドッ:.ドッ.
トシ「何で.狂乱鬼なんかに…………寝返った!?((汗))」
:ドッ.
.ドッ.
圭吾[.∵・.:]
:ドッ.
トシ「何で…!?((汗))」.ドッ
オ.ォ:.オォ.:.オオ
─[トシ][達也]──
トシ「なんでだよ!!!!!(((泪)))」
───[圭吾]───
─[[狂乱鬼連合]]─
オ:ォ.オォ.オ:ォオ
斬人が.崩れてゆく.:
第102話(1)終 第102話(2)
●平台公園●
.ドッ.
達也『マジか!?(汗─心声)』.
.ドッ:
達也『あのあっちゃんの忠犬みてェな野郎がマジで寝返ったのか!?(心声)』.
※達也『ボウリング場で圭吾に肩を掴まれる達也』回想※
.ドッ.
:ドッ.:
達也『それに何だ!?(ゴクッ…心声)』:
.ドッ.
[圭吾].
達也『アイツの握ってる.あのゴツイのは!?(心声)』ドッ.
.ドッ.
.:〔八角棒〕.
.ドッ.:
第102話(2)終 第102話(3)
●平台公園●
突然.狂乱鬼と共に現れた圭吾.
その右手には巨大な八角棒を握り締める.
狂乱鬼のユニフォームを着た圭吾に動揺するトシと達也…その時
[ジャリ…].
「しゃあねェべ.こんだけ斬人が追い込まれてっとヨォ……」:
トシ「!?」.
[達也]:
トシ「ア…アンタは(驚)」.:.
.オ.ォ:.オォ.
柿崎[.‥(睨)∵.].
トシ「柿崎……さん
(驚)」:
:ォ.オ.オ.
柿崎「ヨォ…トシィ 久しぶりィ〜〜〜ッ
(ハート)」.
現れたのは
爆神蜘元特攻隊長の
柿崎明
狂乱鬼連合
爆神蜘
元特別攻撃隊隊長
柿崎明【カキザキ アキラ(18)】
第102話(3)終 第102話(4)
●平台公園●
.オ.ォ:.オ:.
達也「トシくん知り合いかよ!?(汗)」.
トシ「ああ……俺と圭吾の中学の1コ上の頭だった……(今は爆神蜘の特隊だったハズ…)(汗)」.
達也「…て事は長嶋の奴.昔の先輩を頼って!?(汗)」:
.オ.ォ.
[狂乱鬼]
トシ「そ…そんなのアリえねェ!!(汗)」.
トシ「圭吾は俺の中学に2年の時に転入してきた(汗)」.
トシ「当時の圭吾は一匹狼的な所があってよ…(汗)」:
トシ「それが逆に目立ってナマイキだって柿崎ら3年によくボコられてたんだ(汗)」.:
.オ:ォ.オ.
[圭吾].
トシ「だから当然.柿崎を恨んでるハズだ!(汗)」.
達也『あのオトコ
(長嶋)がよくボコられてた!?本当かよ(汗)イマイチ想像できねェな…(悩─心声)』.
第102話(4)終 第102話(5)
●平台公園●
.オオ.ォ:.オ.
柿崎「はは…気持ちはわかんよ(睨)」.
[圭吾].
柿崎「3日前.コイツが俺ン所に来た時ゃよ.正直俺も驚れェたわ(睨)」:
柿崎「約2年ぶりだからヨォ(睨)」.
圭吾の肩に右腕を回し.圭吾との経緯を話す柿崎
柿崎「以前と同じで全然しゃべんねェから質問攻めにしてやったのよ(睨)」.
圭吾[:∴.].
柿崎「そんで.仲間になりてェのかって聞きゃあ頷くからヨォ(睨)」:
柿崎「とりあえずケジメとしてオメェをやらせる事にした
ワケだ(睨)」.
トシ「くっ…!!(焦)」:
柿崎「まァ.そっちの田口がこっちに付いたって前例もあんし.元々は中学の後輩だから面倒見てやろうと思ってヨォ(睨)」.
第102話(5)終 第102話(6)
●平台公園●
達也「はあ!?田口が寝返った!?(驚)」:
トシ「クソッ…やっぱあのブタマジだったか…(汗)」.
達也『マジかよ─あのバカ(汗─心声)『田口イメージ─回想』』.
柿崎「じゃあしっかりやれよ圭吾!!
[バンッ!!!]」.
圭吾[((揺))].
柿崎は圭吾の背中を叩き.気合いを入れる
柿崎「しんどいだろうがケジメだ.そうすりゃ信用してやる…」:
柿崎「今夜にでも狂乱鬼幹部達に通してやんよ」.
[コクッ…].
圭吾[∴:(頷)]:
.・.::.:.:.∵∴:∴:
ォ.〔八角棒〕オォ.:
:.オ:.∵∴:∴:..:.:
:.∵ォ:∴:.∵.・.::
:.:.∵[圭吾]∴:.::.
:.∵∴:∴:.∵ォ.:.:
.・.:∴:.∵:..・.オ
達也[(汗)].
圭吾は臨戦態勢に入った
第102話(6)終 第102話(7)
●平台公園●
達也『クソッ…マジかよコイツ!?けどトシくんを見殺しにやできねェ…(汗─心声)』.
達也『やるしかねェ!!(睨─心声)』:
トシ「マ…マジかよ圭吾!?(焦)」.:.
.:[ジャリ…]
圭吾[・∴.∵・]
[ジャリ…].
ゆっくりとトシに歩み寄る圭吾
トシ[焦] [.・]圭吾
見つめ逢う…二人
トシ「わかった……
好きにしてくれ………(諦)」.:
達也「オ…オイ.トシくん!?
嘘だろ!?(驚)」.
圭吾[ザッ>>>].
圭吾が突進する
第107話(7)終 第102話(8)
●丹沢スクラップ●
要「さっきも説明した通り…現在斬人の人数は狂乱鬼の約半分だ」
_________
///|//|//|//|//|//[
//[要][丹沢]/[]///[
///////[…]///////[
■[マ]─│─[松坂][
/[…]/[軽部]/[…]/[
///////[…]////////
要「田口が寝返っちまった事で…オレらの行動範囲はほぼ把握されてる状況だ」
要「一昨日.セイアン(生活安全課)少年係の萩原が来て
早急に今のゴタゴタを終わらせろと言って来た」
要「じゃねェと斬人を潰スとよ…※『萩原の横顔イメージ─』回想※」
松坂「早急にっつってもいったいどうしたら?泥沼っスよ(汗)」
[マヌク]
軽部「まァ一番手っ取り早ェのは代表戦だァなァ…(閉目)」
あっちゃん「たしかにそうだね…実際一週間前に海くんから電話で代表戦の打診があったよ…(閉目)」
あっちゃん「ま…丁重にお断りしたけどね(閉目)」
第102話(8)終 第102話(9)
●丹沢スクラップ●
軽部「何よ?俺らじゃ役不足!?」
あっちゃん「いや.そうじゃないさ…今の状況じゃ仮に代表戦に勝ったとしても
(閉目)」
あっちゃん「最終的にウチが潰される…
(閉目)」
あっちゃん「狂乱鬼は代表戦で負けた場合.現状だと人数で勝ってるから100%.ゴチャマンに持って行くハズだ…」
あっちゃん「もっと言えば.ゲリラ戦でオレらの数を削ったのは.俺を代表戦にアブリ出し.最終的にゴチャマンで潰すのが狙いだろう……」
あっちゃん「それに今回は.代表戦じゃ勝負がつかない(閉目)」
マヌク「?」
[軽部]
あっちゃん「代表戦なんかには.楽崎海は出て来ないからね…※『海イメージ』回想※」
第102話(9)終 第102話(10)
●丹沢スクラップ●
軽部「なるほどねェ…実際.良樹くん達をハメて年少送りにしても」
軽部「結局海くんが娑婆に残った事で.狂乱鬼ができちまったかんなァ…(苦笑)」
軽部「あん時きゃ.俺も田口っちゃんも大変だったねェ」
軽部「斬人に貸りのある連中を数人雇って良樹くん達を襲わせてさァ」
軽部「頃合い見計らって警察にチンコロしたんだよねェ」
軽部「それで良樹くん達は暴行・傷害とか色々付いてゲンタイ」
※軽部『室内で良樹・フーリン・イッカク・ニカク達が金属バットを持った刺客に襲撃され奮戦する』回想※
軽部「ニカクくんがキレまくっててさァ…デコスケ4・5人ブッ飛ばしててヨォ(♪笑)強ェし怖ェし…」
マヌク「………(難顔)」
松坂「は…はは…ヤバイっスね…(汗)」
第102話(10)終 第102話(11)
●丹沢スクラップ●
あっちゃん「だけどあの場から海くんだけは逃げ切った」
_________
||||||||||||||||||[
|||||| ̄ ̄ ̄||||||[
||||||───||||||[
[松坂][軽部][マ]■[
[……][……][……][
あっちゃん「この9か月間.俺らの情報網を使っても一切見つけられず(閉目)」
あっちゃん「良樹達の出院と同時に狂乱鬼と共にまた姿を現した(閉目)」
あっちゃん「そして今度は.良樹を含む幹部全員の所在をくらませ.フフ…」
あっちゃん「チームを自在に操っている…」
要「………」
あっちゃんを横目に静観する要
あっちゃん「つまり狂乱鬼に勝つ為の絶対条件は…」
あっちゃん「この西千葉を含む近隣地域全体から弦巻良樹と楽崎海を見付け出し……」
※西千葉を含む近隣地域全体の地図上に良樹と海が並び立つ-イメージ図※
あっちゃん「確実に .潰ス事だ…(開目・鋭)」
第102話(11)終 第102話(最終編)
●平台公園●
鳥〈カァカァ カァカァ〉
蟻〈クチュクチュ クチュクチュ クチュクチュ クチュクチュ クチュクチュ〉
昆虫の死骸に
蟻が群がり
その体液を舐めとる
隠微な音が
聴こえてくる
重苦しい
静寂に包まれた
平台公園
何者かの
小汚い
草履足が現れた
その時
〔八角棒〕.
柿崎[((吐))].:
達也[((驚))].
トシ[((驚))]:
狂乱鬼[((驚))((驚))((驚))].
.::.∴:..:..:.:.::.
圭吾[[ゴツーーーーーーーーー!!!]]
[[!!!(吐)]]柿崎
.:.:.:∵.:.::.::..:
静寂を斬り裂く圭吾の八角棒攻撃が
柿崎の喉元を振り斬った.柿崎は卒倒する
柿崎[[ドドオッーーーー!!!!(倒)]].
圭吾[:∵‥.∴].:
.オ.ォオ.ォ.ォ.
達也「な…何で…!?(呆)」.
トシ「け…圭吾………(呆)」.:
.オオ.ォ. ォ.
第102話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第103話(1)
●平台公園●
.グォ.ォ:ォ.オ.
狂乱鬼「ちょっ…何だよお前!?((汗))何だよいきなり!?((焦))」.
.オ.ォ:.オ.
圭吾[<<<<<<<≪≪≪≪≪ーーー(疾)]
巨大な八角棒で狂乱鬼に襲い掛かる圭吾!!
斬人に特攻隊長.帰還!!
圭吾[[ゴッー!!]] 狂乱鬼[!!((弾))]
圭吾[[ゴッ!]] 狂乱鬼「ぐっ!!!((折))」.
[((弾))!!]狂乱鬼 狂乱鬼[!((弾))]
[[ゴッーー!!]]
圭吾[[ガッー!!]]
狂乱鬼[((弾))!!]
圭吾は巨大な八角棒を巧みに振り回し.金属バットの上からガードもろとも狂乱鬼を薙ぎ倒していく.
折れ曲がった金属バットが周辺に弾き跳ぶ
第103話(1)終 第103話(2)
●平台公園●
[ダダッ]:
狂乱鬼A「な…何だよコイツ…意味わかんねェよ!!((焦))」.
狂乱鬼B「クソッ…柿崎さんがやられた…一旦フけんぞ!!(焦)」.
[ザッ]
トシ「オイオイ.ドコ行く気だよ?」:.
狂乱鬼A・B[!!!((驚))].
トシ「大将置いてフけるなんて最悪だぞ!?(半笑)」:
トシ[[ゴッー!!]].
狂乱鬼[!!]:
この場から逃げ出そうとする狂乱鬼の顔面に強烈なトシパンチが炸裂する
第103話(2)終 第103話(3)
●平台公園●
[ゴッーー!!].
狂乱鬼「ぐあっ!!ギャッ!!」:
[[ガッー!!!]]
.
達也[(冷)].
目の前で起きている戦況を冷めた顔で見守る達也.
海と交わした不干渉宣言が脳裏に浮かんでいた.
※達也『俺は今回のアンタらの抗争に…一切関わる気はねェ……(土下座の海)』回想※
達也「ハァ…(溜息)」.:.:
第103話(3)終 第103話(4)
●平台公園●
鳥〈カァ カァ〉
狂乱鬼A「あ…((倒))」
狂乱鬼B「うぐ…((倒))」:
狂乱鬼全滅.
元爆神蜘特攻隊長-柿崎明率いる狂乱鬼vs復活した斬人特攻隊長-長嶋圭吾+山口俊男コンビの局地戦は終わった
達也[(冷)]
気だるそうに立つ達也
トシ[((汗))]
狂乱鬼[((倒))((倒))
((倒))((倒))((倒))]
圭吾[・∴.‥.]
〔八角棒〕
狂乱鬼[[((倒))((倒))((倒))((倒))((倒))].
両膝に手を置き肩で息をするトシと八角棒を右手に静観する圭吾.
圭吾から危険な雰囲気が漂う.
圭吾[∵.・:・.].
第103話(4)終 第103話(5)
●平台公園●
トシは圭吾に駆け寄り話かける
圭吾[∴.:.].:.
トシ「何だよ圭吾ビビらせやがって!! 」:
トシ「ガチで裏切ったのかと思ったじゃねェか!!」.
圭吾「………」.
無言のままトシを見る圭吾
トシ「へ?(汗)」.
圭吾[ゴツー!!].
:.トシ[!!].
突然、トシは圭吾に八角棒で殴られる
トシ「ぐうっ!!((痛))」.:
達也「なっ!!?(驚)」.
トシ[[ドドォッーー!!!(倒)]].
達也「トシくん!!
((驚))」.
第103話(5)終 第103話(6)
●平台公園●
達也「だ…大丈夫かトシくん!?((汗))」.
トシ「ぐっ…ううう…((震・出血))」.
後頭部を抱えて踞るトシに駆け寄る達也
達也「テ…テメェマジか!?何考えてやがる!?(汗)」:
達也「!!(驚)」.
.:∵・∴.:・∵∴..:
圭吾[■(狂)■].:∵:
∵・∴.:・∵∴.:.∵
達也は異様に渦巻く圭吾の瞳を見て驚愕する
達也『コ…コイツ…何てェ目ェしてやがる…!?(驚─心声)』.:.:
第103話(6)終 第103話(7)
●丹沢スクラップ●
松坂「弦巻良樹と楽崎海を……見付け出し潰す…」
松坂「け…けど…西千葉だけでもかなり広いっス(汗)」
松坂「いったいどの辺りから攻めて行けばいいんスか?(汗)」
斬人親衛隊
松坂周治【マツザカ シュウジ(16)】
あっちゃん「うん.まずは外国人が経営する(閉目)」
あっちゃん「自動車解体作業所や廃車置場からだね…(閉目)」
松坂「が…外国人ヤード…スか(汗)」
第103話(7)終 第103話(8)
●丹沢スクラップ●
要「知ってると思うが.外国人の違法ヤードってのは…」
要「盗難した車を解体して海外に流してる場所だ……」
要「地元民もあまり足を踏み入れない山林の奥に多く…」
要「なおかつ.敷地の外全域が数mの高さの鉄板やコンテナに覆われてる…」
※外国人違法ヤード外観(イメージ図)※
要「しかも24時間体勢で解体できる様に」
要「ある程度の生活環境も整ってるから長期滞在も可能だ…」
要「場所によっちゃ 不法就労や日本の病院に行けねェ連中の為に」
要「専門の闇医者もいるって話だ…」
※仕事中の外国人が集まる外国人違法ヤード内部(イメージ図)※
軽部「キキキッ(笑)
ムチャクチャヤベェ場所だけど…隠れるにゃ持って来いだァね(ハート)」
斬人特別遊撃隊
No.2
軽部玄也【カルベ ゲンヤ(17)】
第103話(8)終 第103話(9)
●丹沢スクラップ●
松坂「け…けど.千葉だけでも400箇所近くあるって話じゃないスか!?(汗)」
松坂「それに.俺らみてェなガキが調べに行った所で.そう簡単にはいかないと思うんスけど…(汗)」
あっちゃん「うん……だからそこは……(閉目)」
あっちゃん「マヌク…」
マヌク[(閉目)]
斬人別動隊
マヌク・カンドゥ・優希【マヌク・カンドゥ・ユウキ(17)】
あっちゃん「お前に頼む」
マヌク「OKボス まずは何ばすれば良かとかね!?」
要・軽部・松坂『出たよ九州弁……[-_-,](`皿´)〔-_-'〕(心声)』
第103話(9)終 第103話(10)
●丹沢スクラップ●
あっちゃん「まずは六本木のナイジェリア組織の伯父さんに千葉の違法ヤードの事を色々聞いてみてよ(閉目)」
あっちゃん「まずはその情報を元に動いてみよう(閉目)」
マヌク「OKボス.伯父ちゃんは本国の大ボスの息子やけん(ハッハッハッ・笑)」
マヌク「組織ン中でも幅ァきかせとるけん大丈夫ばい!!(ハッハッハッ・笑)」
マヌク「そいに伯父さんは本国で2度も名誉勲章ば貰っとるガチの英雄やけんねェ…(嬉笑)」
マヌク「この世ン中で一番尊敬できる.男ン中の男たい!!(嬉笑)」
軽部「ケッ…何が一番尊敬できるだよ!?」
軽部「だったら何で六本木でマフィアなんてやってんのよ!?」
軽部「大方.母国で何かヤベェ事でも
やらかして日本に来たんじゃね?」
マヌク「何てかキサン.伯父さんナメとっとやコラ!?(怒#)」
要「オイコラ二人共その辺にしとけよ!(叱)」
軽部「ナメてねェよマ○コ野郎!(#怒)」
第103話(10)終 第103話(11)
●丹沢スクラップ●
あっちゃん「松坂」
松坂「っス!(頷)」
あっちゃん「親衛隊は目黒が抜けて No.2の林崎もパクられてガタガタだ…(閉目)」
あっちゃん「親衛隊の下の世代のトップはお前だ.下は任せたから…(閉目)」
[要]
松坂「ウ…ウッス!」
あっちゃん「それと目黒の事だけど…(閉目)」
あっちゃん「アイツは斬人を抜けた気でいる…(閉目)」
あっちゃん「だけどパイセンらはそうは思ってない…(閉目)」
あっちゃん「だから.目黒のガードはしっかり頼む…」.:
松坂「は…はい!!(汗・喜)」
要「……」
正面を直視したまま静観する要
あっちゃん「とにかくこれからは狂乱鬼とバッティングしても喧嘩は極力避けて欲しい」:
[要].
あっちゃん「オレらがイモを引き始めてると思わせていた方が都合がいいからね」.
閉目していたあっちゃんが開目し.再び鋭い表情を見せる
第103話(11)終 第103話(12)
●丹沢スクラップ●
あっちゃん「そして良樹と海くんを見付けるまでは」
あっちゃん「絶対に相手にこちらの動きを悟らせない様 慎重に行動する様.皆に伝えてくれ…」
_________
||||||||||||||||||[
|||||| ̄ ̄ ̄||||||[
||||||───||||||[
[松坂][軽部][マ]■[
[……][……][……][
真剣な表情であっちゃんの指示に耳を傾ける松坂とマヌク
あっちゃん「俺の予想では.恐らくこのゴタゴタの決着は 最終的にそれぞれの場所で局地戦になるハズだ…(鋭)」
あっちゃん「■だから…■」
あっちゃん「どのバケモンとぶつかってもいい様に…腹をくくっておいてくれ…」
-------------------
※薄暗闇に浮かび上がるニカク・イッカク・海・良樹・フーリン・三浦…狂乱鬼連合幹部6人のシルエット.12個の瞳が不気味な光を放つ-イメージ※
第103話(12)終 第103話(13)
●平台公園●
.:∴オォ:.オォ∵.:.
:..∵圭吾[狂]∴:...
∵トシ[((踞))].:∴.
∴.:.達也[睨]:..:∵
.:∵・∴.:・∵∴.:.
∵コォオォオオ ォ∴
.達也[睨][狂]圭吾:.
∵・∴.:・∵∴.:.∴
踞るトシを挟んで睨み合う達也と圭吾
[ジャリ…].
達也「なるほど……コイツァ.イカレてやがる…」:
達也は静かに腰を上げる
[ググッ].
トシ「う…うぐ…((踞・震))」:
踞り.後頭部を押さえながら圭吾と達也の様子が気になるトシ
オ∵・∴.:・∵∴.:.
∴ォ・∵∴.:.∵:.∴
達也「上等だよ.メガネ男子」∵・∴.::.:
:.∵∴:∴:.∵:.∵∴
∵・∴.:オ∵∴.:.∵
∵・∴.::∵∴.:.∵.
達也「俺もオメェとは一度やってみてェと思ってたからよ……(睨)」∵・∴.:・:
∵・∴.:・∵∴.ォ:.
不敵な笑みを浮かべる達也.
その鍛え上げられた上半身の筋肉が隆起する.
第103話(13)終 第103話(最終編)
●市街●
軽部.幹部会議が終わり歩きながら電話中♪
通行人[…]────
────通行人[…]
[…]通行人────
軽部(TEL)「いや〜〜まいったよマジでェ」
軽部「あっちゃん.俺にマヌクの指示に従えとかぬかしやがんのォ(♪)」
軽部(TEL)「うん.大丈夫!!俺の動きは周りにゃバレてねェ…」.:
.軽部(TEL)「で?目黒っちはいつ狙うの?」.
●某所●
田口(TEL)[=《田口っちゃん?》=].
リアゲートに座りながら軽部と内通する田口.
田口の瞳に冷たい光が.灯る.
田口(TEL)[………].
第103話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第104話(1)
●平台公園●
午後5時24分
.・.:∴:.∵:.:.∵∴
コ.ォ:ォ.オ.ォオ.:.
オォ. 圭吾[狂].ォオ
ォオ.達也[睨]:オォ:オ.ォ.オ.オォ.オ.:.
:.∵∴:∴:.∵:.‥.:
睨み合う達也と圭吾
達也『確かにコイツとは─一度はやり合ってみてェと思ってた……(心声)』:
※あっちゃん『まァ─一応ブキ使うのは─多対戦の時だけって決めてんみてェだけど…』達也回想※.
達也『けど…コレは…(汗─心声)』.
.ォ〔八角棒〕オォ.
圭吾[:.〔八〕∵.].
圭吾は八角棒を中段に構えた
第104話(1)終 第104話(2)
●平第公園●
圭吾[:.〔八〕∵.].
達也『今さら何言っても仕方がねェ…………(汗─心声)』.
達也『コイツァ─骨の一・二本は覚悟しねェとな…(苦笑・心声)』.:
トシ「ま…待ってくれ達也くん…((踞・震))」.
達也「!?」:
トシ「オ…俺は平気だ…だ…だから圭吾とモメないでくれ…((踞・震))」.
圭吾[・.〔八〕∵.].
トシ「い…今の圭吾は.マ…マトモじゃねェンだ…((踞・震))」:
達也「オイオイ.ンな事ァわかってんだよ!!!(汗)」:
トシ「バカよせ圭吾!!(踞)」.
達也[!?(汗)].:
圭吾[ブオッーーーーー].
突然.圭吾の八角棒攻撃が達也に襲い掛かる.
第104話(2)終 第104話(3)
●平台公園●
圭吾[ブオッーーーーーーーーーーーーー]
達也「…っ!!」.
とっさにかわす達也
達也「やろっ!!(汗)」.[ザッ]:.
.[[ミキ]].
瞬時に下半身のバネを溜める.達也の下腿三頭筋が隆起し静脈が浮かび上がる
.:[[ミキ]].
達也[ドッーーーー]
〔八角棒〕.
圭吾「!!!」.
達也は一気に圭吾の懐まで踏み込んだ
トシ「うおっ!(汗・驚)」.
圭吾「!!!(狂)」.
圭吾の瞳に緊張が走る
達也[[ゴツーーーー!!!!!]].
第104話(3)終 第104話(4)
●平台公園●
達也[[ゴツーーーーーー!!!!!]]⌒
圭吾[[!!]].
-------------------
:.
⌒〔八角棒〕.
.
-------------------
トシ「(驚)」:
─[圭吾].:[達也]─.
⌒〔八角棒〕.
[ドッ!((弾))].
達也のパンチが
圭吾の右前腕部を強打.持っていた八角棒を弾き跳ばした.
達也「ヘッ…やっぱ避けんのは上手ェや…」.
.[[ビリッ]]:
圭吾「…………」.
.[[ビリッ]]:
圭吾「ニィ…」:
痺れる右手を見つめ半笑う圭吾.
トシ「あ…あんなに深く踏み込まれた圭吾は…初めて見た…(驚)」.
[達也]:
トシ「な…何だよ.さっきの達也くんのダッシュ力は…!?(驚)」.
第104話(4)終 第104話(5)
●平台公園●
達也「さァーて.これでお互い素手だ 楽しもうや…(睨)」.
トシは二人の間に割って入る
圭吾[:.∵:].
[バッ].
トシ「オ…オイ二人共もう止めてくれよ!!!(汗・困)」
達也「ちょっ…邪魔すんなよトシくん!!!(汗)」:.
「ゴホッゴホッ!!ゴホッゴホッ!!((震))」:
達也「!?」圭吾[・.]
その時.失神していた柿崎が目を覚ます.
第104話(5)終 第104話(6)
●平台公園●
柿崎「(ハァ)け…圭吾…い…いきなり(ハァ)な…何…しやがる……((震))」.
[圭吾][トシ][達也].
柿崎「(ハァ)な…仲間に…な…(ハァ)なるんじゃなかったのか!?((汗))」.:
圭吾「…………」:
達也「何だコラ.オッサン!?オメェは引っ込んでろ!!(汗)」.
[スッ…].
〔八角棒〕.
圭吾[∵.‥.(拾)].
八角棒を拾う圭吾
.:..[ジャリ…].
圭吾[∴.:∵]:
[ジャリ…]..
圭吾は.喉元を押さえて踞る柿崎に歩み寄って行く.
第104話(6)終 第104話(7)
●平台公園●
柿崎[((震))].
:.:...[ジャリ‥].
圭吾[:∵.・.]:
[ジャリ‥].
達也「オ……オイ.ドコ行くんだオメェ!?(汗)」.
達也「コラ長嶋逃げんのかテメェ!?」.
[ザッ]:
トシ「ちょ…ちょっと待ってくれ達也くん!!(汗)」.
圭吾に詰め寄る達也を制止するトシ
柿崎「!!?((驚))」.
オォ〔八角棒〕オ.
圭吾[[ドッーーーーー!!]]:
柿崎「…っ!!」.
達也・トシ「!!(驚)」.
圭吾は苦しむ柿崎の左肩に八角棒を叩き付けた
.[[ピクッ…]]:
柿崎「う…ぐ〜〜〜っ!!う゛〜っ!!((苦))」.
:[[ピクッ…]].
再び倒れる柿崎.
柿崎は.左肩を押さえながら苦痛で顔を歪める.
第104話(7)終 第104話(8)
●平台公園●
柿崎「(はっ)ちょ…待て!!((怯))な…何がしてェんだ圭吾!!?(はっ)((怯))」.
圭吾[・.‥(狂)].
柿崎「な…仲間になりてェンじゃねェのか!?[[ドカッ!!!]]いぎっ!!」:
柿崎「わ…わかった.抜けてェんだろ!?[[ゴッ!!!]]グウッ!?」.
柿崎「わかった.オ…俺が気に入ら……[[バキッ!!!]]あぐっ!!」:
トシ[(驚)]:
達也[(驚)].
容赦無く柿崎を叩き続ける圭吾.その光景に驚くトシと達也.
トシ「や…やっぱり.あの時と同じだ…(驚)」.
第104話(8)終 第104話(9)
●狂乱鬼アジト●
山間にひっそりと聳え立つ.狂乱鬼連合のアジト…ホテルニュー潮薔薇[廃墟]
その敷地内に停めた車のリアゲートに座り.軽部からの連絡を受ける田口.
田口「目黒をやンのは.多分…この一週間以内だ…(鋭)」
●市街●
軽部(TEL)「ところでハルケンの事だけど 結局あの日パクられずギリでバックレたワケじゃん?」
軽部(TEL)「警察がガチで探してんみてェだけど…大丈夫なん?」
●廃墟●
田口(TEL)「ああ…海くんが隠れ家を点々と移動させてる…」
田口(TEL)「どうやら県内のオービスやNシステムの位置を全て把握してるみてェだ… やっぱタダ者じゃねェぞあのチビ…」
[ジャリ‥]
[田口]
[ジャリ‥]
軽部と話ながら廃墟内へ向かう田口
田口(TEL)「ああ…軽部も気ィ付けてな…オウ.また連絡する…」
第104話(9)終 第104話(10)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
[ジャリ…]
田口[(鋭)]
廃墟内に入る田口
「[バキッ!] ギャッ!!」
廃墟内に何かを叩く音と呻き声が響く
田口「っス…ニカクさん.定時連絡終わりました…」
「[トガッ!]っが!!」
ニカク「オウ」
田口「まだやってんスか…」
「[バキッ!]ヒギっ!!」
ニカク「ああ…見てるこっちもウンザリだ」
[イッカク]
[狂乱鬼]
「■ハァハァ(汗)■」
第104話(10)終 第104話(11)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
.オォ:オ.ォ.オ.
:.海「ハァハァ」..
ハルケン[((震))].:
左腕を三角巾で固定しながら.金属バットを右手に息を切らす海.
そこには両手首をロープで縛り吊るし.右肘に包帯を巻いたハルケン(全裸)に制裁を加える惨状があった.
その隣には既に制裁を加えられ.踞る大島(全裸)の姿も見える.
海「(ハァ)お前には本当ガッカリだわ…(ハァ)なァ?ハルケン…………(汗)」.
冷徹な瞳をした海を前に.涙と鼻血を流して項垂るハルケン.
ハルケン「ズ……ビバベン…ズビ…バベン…ズ…ズビバ…ベン((怯))」.
.:.田口[(睨)]..
ハルケン「ズビ…バベン…((怯))」:
田口はその惨状を鋭い眼光で見つめていた.
第104話(11)終 第104話(12)
●平台公園●
.トシ[驚]達也[驚].
柿崎「カ……カンヘン(勘弁)ヒヘくらはい…ホ…ホンロウ(本当)に…ひ…ひ(知)らはひんへふ…((震))」.:
.:.[[フルフル]]:
柿崎「は…はんふはひ(幹部達)のひ…ひはひょ(居場所)は…ひ…ひ(知)らはいんへふ……((震))」.
[[フルフル]]:.
圭吾[:∵.∴.].
〔八角棒〕.
[ドッ…(失)]柿崎
圭吾の拷問で顔面がコブの山脈状態になり舌が回らない柿崎.
柿崎は意識を失った.
圭吾[:.・.(狂)].
第104話(12)終 第104話(最終編)
●平台公園●
.[ザッ…棒〕]:.
圭吾[・.∴.(収)].
達也「え!?(驚)」.
[ジャリ‥].:
圭吾[∵.:.]
:..:[ジャリ‥]:
圭吾は八角棒を背負って来たケースに収め.この場を跡にする.
達也「オ…オイ.ちょっと待て長嶋!!まだ勝負は着いてねェぞ!?」.
トシ「ゴメン達也くん.ここは勘弁してやってくれ!!(困)」:
トシ「今の圭吾は何言ってもダメなんだ!!(困)」.:
達也「はあ!?(汗)」.
軽く両手を伸ばして達也を制止するトシ.
沈んだ表情でトシは語る.
トシ「い…以前.ウチの5代目と揉めた時と.同じなんだ…(俯)」:.
達也「!?(汗)」.
トシから去っていく圭吾の背中から.危険な雰囲気が漂う.
:.∵・∴.::.:∴.:.
.:.∴:.:.∵・∵.:.
:.∴.:[圭吾]:.∵:.
.:∴:.∵.:∴:∴.:
∵.:・∴:.‥∴∵.::
トシ「あの状態に入った圭吾はもう…手が付けられない…」.
第104話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第105話(1)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
コォ ォ オ ォ
海「なァ.ハルケン……」
オ ォ オォ
海「なんでお前らに」
[◎]
オ ォォ
海「斬人の主要メンバーを拉致らせてると思ってる?」
オ ォ オ ォ オ ォオ
///////////////////
V││[鬼]││││/
[爆]│││││[鬼]/
[爆]│[◎][鬼]││/
[爆]│││││[一]/
[島]│││││[二]/
[ハ][海]│││[田]/
V││││[◎]││/
V││[鬼]│││[鬼
///////////////////
オ ォ オ ォ オォ
※[廃墟内見取図]※
二台のビデオカメラが作動する…
ホテルニュー潮薔薇[廃墟]…内部
そこでは九人の狂乱鬼連合の前に
爆神蜘の五人が.全身痣だらけの姿で跪いていた.
目の前には.金属バットを右手に海が立っている.
涙と鼻血を流しながら項垂れたハルケンが.海の尋問に答える.
ハルケン「そ…それは…た…丹沢敦司を……お…誘き出す為です…((怯))」
第105話(1)終 第105話(2)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「正解正解〜〜〜っ!!その通りだよハルケン!!」.
海「主要幹部が拉致られれば.丹沢も後ろで見てる訳にはいかないからね」.:
海「じゃあさ.何で丹沢を………誘き出す必要があるんでしょォ〜〜〜か!?」.
ニカク[(睨)]
田口[(睨)]
イッカク[(睨)]
大島「う…ううう((怯))」
ハルケンへの制裁を鋭い表情で見つめるニカク・田口・イッカク.
その惨状を.ハルケンの隣で怯えながら見守る大島.
ハルケン「そ…それは…………((怯))」
ハルケン「た…丹沢を…潰ス…為です((怯))」
海[∴.・.:.(冷)]:
第105話(2)終 第105話(3)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「えいっ!![ドカーーー!]」.
ハルケン「ギャッ!!」.
ハルケン「ぐう゛う゛い゛い゛ィ!!((涙))」.:.
海はハルケンを金属バットで叩き付ける.ハルケンの巨大陰茎が揺れる.
海「答えが荒いなァ…」.
海「正解は…丹沢と良樹を一対一の状況に持ち込ませる為でしたァ…」:
不満気に口を尖らせる海.
海「けど丹沢は絶対に良樹と一対一にはなりたくない…さてナゼでしょう?」
ハルケン「そ…それは.ち…力が.き…拮抗してる…から((怯))」.
海「とう!![ドカッーーー!]」.
ハルケン「いぎっ!!!」:
海「くやしいけど正ェ〜解!」
海「まァ個人的には6対4で良樹が上だと思ってんだけどサァ…」:
ハルケン『な…なぜに…((怯─心声))』.
ハルケンへの制裁は続く.
第105話(3)終 第105話(4)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
田口「言いたかねェっスけど」
田口「丹沢敦司は喧嘩に関して言えば.良樹くんと同じでチートスペックです」
田口「あの細ェ体は.全身がギリギリ詰められた強力なバネだと思っていい…」
田口「しかも天性の当て勘がハンパねェ上.拳が小さい分.ピンポイントで急所にバンバン入る…」.
※『返り血を浴びたあっちゃんが素手喧嘩で相手を倒す(イメージ)』※:.
田口「普通の人間じゃ.まず反応出来ねェ……(閉目)」.
ャjカク「カッカャbカッ.経験者は語るってヤツだな!!(♪)」.
ニカク「正直言って俺から見ても.パワーとスタミナなら良樹だが.スピードと当て勘なら丹沢だろう」:
ニカク「まァ本当ン所は.実際にやり合ってみねェとわかんねェけどよ…(半笑)」.
第105話(4)終 第105話(5)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「まっ.つまり下馬評じゃ.やり合えばお互いただでは済まないって事だね…(閉目)」
海「だから向かい合う時は.お互い自分達のテリトリーの方が好ましいんだ…」
海「もし一対一で相手陣地で勝利しても.その負けた方の仲間にボコられて終わりだからね……」
海「特に丹沢が潜ってる場所が本当にタチが悪いんだよ…さてナゼでしょう?」
ハルケン「そ…それは((怯))」
大島[((怯))]
海「やあっ!![ゴッーーー!]」
ハルケン「ギャ!!」
大島『まだ答えてねェのに…ムゴイ…((怯─心声))』
ハルケンへの制裁は続く
第105話(5)終 第105話(6)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「この約一ヶ月.丹沢が潜って出てこない.あの(有)丹沢スクラップってトコはさ…」.:.
海「現在は(株)丹沢金属の敷地内にある実質子会社みたいなもので」
海「敷地面積は2953u.東京ドーム約半分強の広さを誇る中規模工場なんだ」
※(有)丹沢スクラップの俯瞰図※
海「つまり.俺らみたいな違法ヤードじゃないから当然セキュリティは万全…」
海「しかもスクラップ置き場が迷路状になってて非常に迷いやすいときてる…」
海「その上.常に何人かの斬人メンバーがバイトで入ってるから.ほぼ臨戦態勢と言っていい」
※丹沢スクラップでバイト中の斬人メンバー※
第105話(6)終 第105話(7)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海は軽く辺りを歩きながら.敵将-丹沢敦司の戦略を推測する.
海「要するにあの場所にいるかぎり.丹沢は絶対に安全って事なんだよねェ………」
海「だから丹沢を必ず俺らの陣地に誘い込まなきゃいけないんだ」
ハルケン[((怯))]
狂乱鬼A・B[(座)・(煙)」
海「さすがに主要幹部が何人も攫われりゃ.丹沢も動かざるを得ない…仲間の信用を一気に失うからね」
海「きっと丹沢はそうなる前に何とか俺らを見付け出し.寝首をかこうと狙ってるハズだ」
海「もしかすれば.居場所を特定した段階でデコに何か吹いてサシちまうかもね…」
海「な…田口!?」.
田口[(鋭)].
第105話(7)終 第105話(8)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
田口「でしょうね…(閉目)」:
田口「さっきの定時連絡ではヤードの捜索にマヌクを出したらしいです…(閉目)」.
海「ホラァ.ハルケンヤベェじゃん!!あん時.武藤を攫って来りゃスムーズだったのにヨオ!!」.
[[グリグリ]]
ハルケン[((痛))]
[[グリグリ]]
ハルケンの頬を.金属バットの先端で押し捻る海.
海「大体.殴り合いなんて.しょせん自己満足に過ぎないだろ!?クソ頭の悪リィ.不良漫画のファンタジーなんだからさァ!!」
海「しかも.それで勝ってりゃまだいいもんをさァ…」
海「負けて帰って来るなんてありえないよ.本当にさァ(2コ下のガキにヨォ)」
大島達[((怯))((怯))((怯))((怯))]
武藤拉致計画失敗を咎める海に.震えが止まらない大島達.
第105話(8)終 第105話(9)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「お前もう不良としちゃ終わってんだろ!?だからさァ…」
海「オメェもうクビな!」
ハルケン「■!!■」
ハルケン「そ…そんな.それだけは勘弁してください」
ハルケン「オ…俺.ココ抜けたらもう行くトコ無いっスよ…(涙)」
大島[((怯))]
ハルケン「そ.それだきゃ勘弁して下さい!!(泣)」
ハルケン「な…何でも.何でもやりますからァ!!((泣))」
大島「ハ…ハルケン…((泪))」
必死な顔で海に懇願するハルケンを目の当たりにし.歯を食い締めながら泪が止まらない大島.
第105話(9)終 第105話(10)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「何でも?本当? じゃあさァ…」.
海「ボソボソ」.
ハルケン「!!」:
海はハルケンに耳打ちする
イッカク[(睨)]
ニカク[(睨)]
田口[?(睨)]
大島[?(泪)]
海「どう?やってくれる?」.
海のレンズに.不気味なフィルターが掛かる.
ハルケン「………(汗)」:.
絶句するハルケン
ハルケン「はい……それが良くんの為になんなら…(汗)」
第105話(10)終 第105話(11)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「本当ォ!?(イマイチ信用出来ないなァ…)」
ハルケン「本当です.信じて下さい!!」
:.∵・.∴・:.:・∴.
海「■本当ォ?ねェそれって…本当ォ?■」・.∴・:.:・∴.
∵∴.:.‥∴.:∵.:∴
ハルケン[((怯))]
冷徹な瞳で睨む海を前に.言葉を失うハルケン.その時.
海「嘘だ!![[ドッ!]]」海「嘘だ!![ガッ!]海「嘘だ!![[ドッ!]]」海「嘘だ!![[ガッ!]]」海「嘘だ!![ガッ!]」海「豚だ!![[ドッ!]]」海「嘘だ!![ガッ]」海「嘘だ!![ゴッ!!]」.
ハルケン[!,!'!'!.!,!:!'!,!'!,!,!:!'!,!']
突然.海はハルケンを滅多打ちにする.
その衝撃で辺りに散乱するコンクリートの破片が跳ね上がり.ハルケンに降り掛かる.ハルケンは阿鼻叫喚状態に陥った.
第105話(11)終 第105話(12)
●丹沢スクラップ●
要「0時までに戻らなかったらGPSで探してくれ」
あっちゃん「うん…くれぐれも気を付けてね」
[松坂他]
単車に跨がりあっちゃん達と話す要
要「心配すんな.オメェが行くよりゃマシだ(自信顔)」
あっちゃん「ハハハまァねェ…………
俺は一つ上の世代から超嫌われてんしねェ……(汗)」
.[スッ⌒(被)]:.
要「そんじゃあ行ってくんわ……」.
要「阿修羅の大将ン所に…」
要[[[ブォーオンー!!!!!!]]]..
要[[オォーーンーーーー!!!!]].
要は颯爽と阿修羅総長の所へ向かって行った.
松坂「やっぱ俺も行った方が?(汗)」
あっちゃん「………」
遠ざかって逝く要の背中を見つめながら心配顔の松崎と.自然体のあっちゃん.
あっちゃん「要なら.大丈夫さ…………」
要[オンーーーーー!オーーーーーーン……]
第105話(12)終 第105話(13)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
長時間に渡るハルケンへの制裁が.漸く終わろうとしていた.
海「痛みに耐えてよく頑張った………感動した!!」
[[ピクッ]]
ハルケン「……………((震))」
[[ピクッ]]
大島達[((怯))((怯))((怯))]
精根尽き果てるハルケンと.怯える大島達.
[ゴソゴソ]
海「本当は今.渡すつもりじゃなかったんだけど…」
[ゴソゴソ]
[スッ…]
海[(掌)]
海はポケットの中から取り出したモノを.項垂れるハルケンに見せた.
ハルケン「?…!!!((驚))」
第105話(13)終 第105話(14)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海[…[爪]…]
海の掌にはあの日.武藤とのタイマンで失った良樹の爪が.1枚だけ置かれてあった.
[フル][フル]
ハルケン「ほ…ほへは.ひよひ(良)ふんほ…ふ…ふめ(爪)…((泪))」[フル][フル]
海からのサプライズに.泪が溢れ出るハルケン.
海「ゴメンね.必死に探したんだけど.一枚しか見付かんなかったよ(苦笑)⌒★」.
少し舌を出しながら.自分の頭を小突く海.
ハルケン「は…あ(有)ひはほ(難)う(((泪)))」
[キン]
ハルケン「は…はひはほう.はひはほう…((凸))」[キン] [キン]
キラリと輝く良樹の爪は.ハルケンの勃起した巨大亀頭に置かれた.それを見つめながら興奮するハルケン.
第105話(14)終 第105話(最終編)
●ホテルニュー潮薔薇[廃墟]●
海「水臭せェよハルケン!だって俺達.友達だろ!!(笑)」
[ナデナデ]
ハルケン「はっ…はっ…(((凸)))」
[ナデナデ]
興奮が止まらないハルケンの頭を.優しく撫でる海.
田口「いや〜〜っこういう形の友情ってのもあるんスねェ…(遠い目)」
ニカク「ねェよ!(完璧な主従関係じゃねェか…)」
海とハルケンの友情劇を白け顔で見る田口と.スマホを弄りながら無関心なニカク.その後ろでイッカクが感動の泪を流していた.
イッカク[(泪)]
第105話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第106話(1)
●千葉 阿修羅●
阿修羅.
構成人数.
約90人を有する.
武闘派チームである.
西千葉北西部を.
活動拠点とする. 西千葉4大暴走族の
一つである.
以前.
西千葉最大の.
暴走族である.
愚狼が西千葉.
統一を図った際.
斬人と連合を.
組んで阻止した.
過去もあり.
現在斬人とは.
友好関係と.
言われている…
第106話(1)終 第106話(2)
●阿修羅アジト●
[(脱)⌒スッ]
要「フウ…(鋭)」
要が阿修羅のアジトに到着する
[[ザワザワザワザワ]
-┳-┳-┳-┳-┳-┳-
-○-○-○-○-○-○-
|=================|
|LIve House ───|
|─VILLAGE MAN'S─|
|=================|
|‖‖‖‖‖‖‖‖||
|‖‖‖‖‖‖‖‖||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[ザワザワザワザワ]]
阿修羅のアジト
LIve House
VILLAGE MAN'S
綾川「だから何度も言ってんだろが!!
ウチ(阿修羅)の大将はココにいねェってヨ!!(睨)」
阿修羅
特別攻撃隊隊長
綾川庄次【アヤカワ ショウジ(18)】
阿修羅の特攻隊長綾川が要を恫喝する.
第106話(2)終 第106話(3)
●VILLAGE MAN'S●
[ザワ][ザワ]
[阿修羅メンバー]
要「またまた綾川さん.今日こそはココにいるって聞いたんスけどねェ…本当はいるんでしょ.ザキさん(愛想笑)」
綾川「安倍テメェ.何なれなれしくウチの大将の名前ぬかしてんだコラ!?(睨)」
綾川「そっちは友好関係のつもりだろうがなァ!!もうこっちゃあ.そのつもりはサラサラねェンだよ!!(睨)」
[阿修羅メンバー]
[ザワ][ザワ]
綾川と阿修羅に囲まれる要.その時
「綾川さんやめてください」
綾川「あ"あ"!?(睨)」
阿修羅「!?」
要「!?」
水野「トールくんが会うそうです…(冷)」
人混みの中から現れたのは.阿修羅特別攻撃隊の水野輝衣
水野「………」
阿修羅
特別攻撃隊
水野輝衣【ミズノ キイ(16)】
第106話(3)終 第106話(4)
●VILLAGE MAN'S●
綾川「止めろだ?テメェちっとトールに気に入られてっからってもう天狗かコラ!?(睨)」
水野「スミマセン.全然そんなつもりは…(冷)」
綾川が水野に詰め寄る
水野[(冷睨)]
綾川「クッ…!!(汗)」
綾川「安倍.ココでナメたマネすりゃわかってんな!!」
綾川「それと輝衣.そいつらと仲良くすんじゃねェゾ!!」
阿修羅「……」
引き上げていく綾川と阿修羅メンバー達
要「…………」
引き上げて行く綾川らを見ながら疑問顔の要
水野「申し遅れました.自分ココで特隊のぺーぺーやらせてもらってます」
水野「水野輝衣と言う者です(礼)」
要「斬人の副総.安倍要だ.悪リィな.助かった(苦笑)」
第106話(4)終 第106話(5)
●VILLAGE MAN'S●
[フル][フル]
水野「あの安倍さん.一つお願いがあるんですが…((礼))」
[フル][フル]
要「あ?」
水野「あの握手.お願いできますか!?((汗))俺以前から安倍さんに憧れてて…((照))」
[ポリ]まんざらでもない→ 要「え?何?そォなのォ?俺ァそんな大それたモンじゃねェのにヨォ…(照)」
[ポリ]
頭を掻きながら照れ笑う要.水野はガッチリと両手で握手する
要「ったく.しょーがねェなァ…」
水野「アザス!!(手汗)」
第106話(5)終 第106話(6)
●VILLAGE MAN'S●
要は阿修羅総長が待つ.ライブハウスの屋上まで案内される
要「……」
水野「失礼します.トールくん.安倍さんが来られました」
阿修羅総長「オウ……来たか……」
背中を向けたまま返答する彫物大男
要「ゴク…(生唾)」
要「ご無沙汰してます.ザキさん(汗)」
水野[(冷)]
阿修羅メンバー[(汗)]
[ジャリ‥]∴・:.・:
オ:.・・∵.:.・・∵
阿修羅総長「オウ….
…」‥∵・:‥.:・∵
∴:.オ・∵.:.∴:‥
・∵.:.ォ.∵:‥∴.
.∴:‥∴・:.・:.・.
阿修羅総長「久しぶりだなァ.要ェ…」.:
:.・・∵.:.∴:・.:
・∵.:.∴.・:オ∴.
第106話(6)終:.・ォ: 第106話(7)
●VILLAGE MAN'S●
火咲「相変わらずキッツイオッサン面だなァ!?え?コラ?(睨笑)」
◆10代目阿修羅◆
総長-火咲透【ヒザキ トオル(18)】
[ピキッ…]
要[■(切)■]
要「そう言うザキさんこそ…そのゴリラ面.整形したらどースか!?(睨笑#)」
火咲「あ"!?」
阿修羅A・B「………(汗)」
オォ...:.オ
火咲「テンメェ…斬人の副総になって.随分上等こく様になったじゃねェか…おお!?コラ!?(睨)」.
.:..∵∴:要[(睨)]..
∵:‥.:∴∵.::∴:..
:..要[睨][睨]火咲:.
.:∴∵.::∴:..∵::.
至近距離で睨み合う…要と火咲…その時
「もーいーよ!!」
要「!?」
要は一点を見つめぼんやり顔
阿修羅A・B[………]
「もーいーよ!!」
第106話(7)終 第106話(8)
●VILLAGE MAN'S●
火咲「(にっこり)」
[ピョン][ピョン]
火咲「おやおやァ〜〜〜っ!?ど〜こ〜か〜な〜?((跳))」
[ピョン][ピョン]
要「………(汗)」
火咲「クレアたんはどこかなァ〜〜〜っ!?パパ全然わからんちんだな〜〜っ!!」
要・水野達「(微笑)」
火咲「やった〜〜っクレアたん見つけたァ〜〜〜〜〜っ!!((笑))」
紅愛「パパーーッ!!\(^o^)/」
火咲は満面笑顔で愛娘-クレアを頭上高く持ち上げる
火咲紅愛【ヒザキ クレア(3)】.:..
第106話(8)終 第106話(9)
●VILLAGE MAN'S●
紅愛「おじちゃんだ〜〜れ?」
要「おにィちゃんはかなめっていうんだヨォ(苦笑)」
火咲「クレア.このオッサンとしゃべっちゃダメだ!!中卒菌がうつるぞ!!(抱)」紅愛「…」
[[プル]]
要[((怒))]
[[プル]]
火咲は真顔で要から紅愛を引き離す
紅愛「パパァちゅーそつきんってなァに?」
火咲「中卒菌ってのはバカになる取り返しがつかねェ病気だ!!((DQNやバウンサーになったりする!!)) 」
要「アンタも中卒だろうがよ!!」
水野「トールくんそろそろ20時です.
下の店にいる透くんのお袋さん所にクレアちゃん連れてかねェと……(汗)」
火咲「嘘だろオイ!?まだクレアと遊びてェンだよ!!((延長だ延長!!))((汗))」
水野の言葉に焦る火咲.
紅愛は水野に抱っこされて帰って行く
第106話(9)終 第106話(10)
●VILLAGE MAN'S●
(((うわあ ぁあ)))
火咲「「待て!!待ってくれクレア.パパを置いて行かないでくれェエエ!!(((泣)))」」
阿修羅A・B「火咲さん.クレアちゃんはもう寝る時間スから!!(((汗)))」
紅愛を引き留め様とする火咲を.二人掛かりで止める阿修羅メンバー
水野[(汗)]
紅愛「パパ.おやすみぃ.またあちた(明日)ねェ〜〜〜〜〜っ!!ヾ(^o^)」
紅愛は火咲の母親の所へ帰って行った
第106話(10)終 第106話(11)
●VILLAGE MAN'S●
要「クレアちゃんだいぶ大きくなりましたね……(微笑)」
火咲「狙ってんのかテメェ!!」
要「違ェよ!!」
-------------------
要「ザキさん.二人で話せますか」
真剣な表情で火咲を見る要
火咲「…………」
寡黙になる火咲
火咲「クレアを嫁にはやらんぞ(オメェなどに)」
要「はいはい……」
第106話(11)終 第106話(12)
●某所●
コォ オ ォ オ ォ
賢三「一応ある程度の行動範囲は把握してある……なのでいつでも行けるはずだ…」オ ォ
賢三「だが本当にやる意味があるのか?目黒は既に斬人から抜けてるんだろう? 」
コォ オォ ォオ ォォ
〓〓〓〓〓〓〓〓〓|
‖‖─────‖‖|
[海]────[賢三]|
‖‖─────‖‖|
‖‖─────‖‖|
‖‖─────‖‖|
≡≡≡≡≡≡≡≡≡|
夜.賢三と密会する海
海「確かに本人は抜けてるつもりらしいね…だけど田口の最新情報によると」
海「どうやら丹沢は親衛隊の下のモンを目黒に付けたらしい…」
海「て事はつまり.目黒は丹沢にとってまだまだ大切な人間って事だよね」
オォ オ
スマホを弄りながら賢三と話す海
賢三「…………まァ一応そうなるな…(閉目)」
賢三「ところで海くん.奴の件はどうするつもりだ?」オォ オ
海「え?」
賢三「アンタがどう思ってんのか知らないが…俺はあの男がこのまま傍観者のままでいるとは到底思えない」
海[(睨)]
コォ..オ:.オ...ォ
賢三「井口達也の事だ……」
オ..:.ォ.
第106話(12)終 第106話(最終編)
●VILLAGE MAN'S●
要「さっきいた水野って奴.良い面構えしてましたね(微笑・煙)」
火咲「だろ!?タイマンならウチでトップ3に入るエースだ!!俺が直で仕込んでっから強ェゾォ!!(自慢顔)」
ライヴハウスの屋上で二人.タバコを吹かしながらにこやかに話す要と火咲
要「………(俯)」..
要「ところでザキさん.今日来たのは………(俯)」
火咲「わァーっとるわ……(煙)」
火咲「佑也……フーーッ(煙)」
火咲「ウチ(阿修羅)の元副総長.三浦佑也の事だろ…」
※『夜集会で阿修羅のユニフォームを着た三浦の横顔』※
◆10代目阿修羅◆元副総長-三浦佑也【ミウラ ユウヤ(18)】
安倍「・.∵(鋭)」.
この日最も厳しい表情を見せる.
斬人副総長-安倍要.
阿修羅総長-火咲透
との談判が.始まる.
第106話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第107話(1)
●VILLAGE MAN'S●
コオ ォ オ ォ
阿修羅メンバー「ウス!!」
綾川「いいかオメェら.今話した手順で行くぞ!!」
阿修羅メンバー「ウス!!」
オ ォ オ ォ ォ
金属バットを握り締めライブハウス裏に集結する.阿修羅特攻隊長-綾川と阿修羅メンバー達
オォ
綾川「俺が合図したら…安倍のクソガキを半殺しにしろ!!(半笑)」
綾川「そして」
■■■■■■■■■
綾川「■拉致れ!■
」■■■■■■■■
第107話(1)終 第107話(2)
●VILLAGE MAN'S●
.・.:.・.゜:.・:.:
・∵・。:..°*.∵..
-----火咲-安倍-----
|||||||||
-------------------
-------------------
安倍「………(俯)」
火咲「………(煙)」
屋上の胸壁に背凭れながらタバコを吹かす火咲と.
寄り掛かりながら夜景を見つめる安倍.
安倍「色々考えました…………(俯)」.
安倍「ウチのパイセン達が出て来てすぐに.約30人近い狂乱鬼が突然現われた…」:
安倍「海くん一人じゃ.オレらの追跡を躱(かわ)しながら.あれだけの人数は集められない…」
安倍「確実に力ある協力者がいるハズだと………」
火咲「………」
第107話(2)終 第107話(3)
●VILLAGE MAN'S●
∵・.:.・:。.°.・:
*∵.゜:.・.:..∵・.
安倍「約1か月前…(閉目)」
安倍「俺のダチ(達也)から.狂乱鬼の集会に三浦くんがいたと聞かされました」
安倍「斬人と阿修羅は昔から友好関係だ」
安倍「だから.まさかとは思いましたが…」
安倍「ザキさんと三浦くんは第8中のツレ.良樹くん達.井逆中とは別の中学だけど…」
安倍「以前は中学連合を組んでたって話を思い出しました………」
安倍「まァこの1か月.ザキさんが電話に出てくれねェ段階で…」
安倍「ある程度は確信を持ってましたが…」
第107話(3)終 第107話(4)
●VILLAGE MAN'S●
:.:∴.:.:。.°∵:*
..:.*:..゜∴.:.。:
-----火咲-安倍-----
|||||||||
-------------------
-------------------
安倍「………(俯)」
火咲「………(煙)」
火咲「だったら何で来た?」
オ.ォ:オ.
∵:‥.:∴∵.::.∴:.
火咲「佑也が良樹と繋がってると知ってんなら」:.:・.:∴∵
火咲「オレら(阿修羅)が狂乱鬼と繋がってると考えるのが普通だ」.:‥∵.::・:...
オ.ォ.オ.∴:∵・.::
火咲「だとすりゃこの場所は.斬人のオメェにゃ超危険地帯」
火咲「これからオメェはボコられ.拉致られる(鋭・半笑)」
オ.ォ:ォ.:.オ∵.:..
オ.ォ:ォ.オ.
綾川・阿修羅メンバー「(半笑)」
ライブハウス裏で金属バットを片手に談笑する.綾川と阿修羅メンバー達
ォ.オ.
安倍「………(俯)」
第107話(4)終 第107話(5)
●VILLAGE MAN'S●
.°*.∵.:..゜.:.*:.
.:‥:.゜:。:°.::・
オ ォ オ
安倍「ですね………」
安倍「丹沢からもそう言われました…」
安倍「だけど.俺の知ってる火咲透って男は…」
安倍「そんなつまんねェ.マネはしねェ………(微笑)」.:
火咲を見て微笑む安倍.
火咲「:.‥.(想)」.
火咲「フッ…」:.
第107話(5)終 第107話(6)
●VILLAGE MAN'S●
.・∵゜.:.:*。.°:
///////////////////
/////安倍 火咲/////
[][][][][][][][][][
-------------------
安倍「ザキさんはスジの通らねェ事を最も嫌う男だ」
安倍「それにもし良樹くん達と繋がってんなら.電話に出て俺らを呼び込んじまった方がいい」
安倍「まァ.それでも100%の確証があった訳じゃないっスけど…」
火咲「………」
安倍「今日俺が危険を冒してまでここに来たのは」
安倍「阿修羅の総長の口から.直接ゲンチ(言質)を取りたかったからです…」
火咲「……」
.∵.・::.゜.‥.*・.
安倍「三浦くんが良樹くんに付いた理由と…」.∴.*.‥.゜∵
.∵*:゜.:∵.・.∴:
・.∵.°∵・.‥:°:
.∵.。.∴..゜.∵.・
安倍「阿修羅はウチ(斬人)とハンメ(反目)なのかどうかです」
.∵...。:.*:..・:.:
.+.‥.:∴:..:・.∴.
;∵..∵:.:゜;.。:*.
第107話(6)終.*:.∵. 第107話(7)
●某所●
海「何で達也の事が気になるの?(睨)」
海「だってアイツ.今回のゴタゴタには一切関わらないって言ったんだゼ〜〜〜っ!?(睨)」
海「いきなりその約束を反古にするって事?」
海「だとしたら約束も守れねェサイテー野郎じゃんか!」
賢三「………」
賢三「いや.それは無いだろう…」
賢三「アンタが奴の職場を襲うからな…………(冷睨)」
海「襲うなんて.そんな良樹が悲しむ事は絶対しないよ!!」
賢三「そうか…違ったか……(俯)(よくないね……)」
海[汗]‥‥[心]賢三
海「あはっ(ハート)やっぱバレてたんだァ…(汗)」
舌を出しておどける海
第107話(7)終 第107話(8)
●某所●
海「けど…それがわかってんなら達也は余計に動けないじゃん」
海「それに.丹沢との約束だってあるし」
賢三「確かにな……」
賢三「だが何か確信に近いものを感じる…(遠い目)」
賢三「説明はできないけどね…(いけないね……)」
海「…………(汗)」
海「何?勘みたいなもの?」
賢三「まァ.そんな所だ…」
海「う〜〜ん勘かァ…何か賢三くんの勘は当たりそうだからなァ…(汗)(雰囲気的に……)」
海「だったらその勘を働かせて教えてよ」
賢三「?」
海「田口の豚は.本当に斬人を裏切ってると思う?(鋭)」
第107話(8)終 第107話(9)
●VILLAGE MAN'S●
..:.∵・:.゜.:.・..
:+.・*:。:.°。*:∵
-----火咲-安倍-----
|||||||||
-------------------
-------------------
火咲「正直言えば俺も佑也も.オメェら7代目斬人を良くは思ってねェ…(煙)」
火咲「どんな理由があるにせよ.ダチが後輩に騙し討ちにあったんだからヨ…(煙)」
火咲「だがコレは斬人の中での話だ…」
安倍「………」
火咲「オレら(阿修羅)が口出す話じゃねェ…」
火咲「特に総長の俺はな…(俯)」
火咲「だが佑也は違った…」
火咲「良樹達がパクられて.海がオレら(阿修羅)に保護と協力を求めて来た時」
火咲「佑也には佑也なりに」:
火咲「何か思う所があったんだろう」.
第107話(9)終 第107話(10)
●VILLAGE MAN'S●
.:∵:・.:。.°‥.:.
・。*°∵..:。.°∴
安倍「何か思う所?」
火咲「それは佑也に直に聞け(煙)」
火咲「奴は俺にも本当の所は言ってねェ様子だった(煙)」
安倍「…………(俯)」
火咲「だがオメェのわかってる通り…フーーッ(煙)」
火咲「三浦佑也って男は」
火咲「間違ったクソには絶対について行かねェ」
火咲「…………」
火咲「とにかく俺は佑也に言った…」
[スッ-携帯灰皿]
火咲「本気で6代目斬人につくんなら.ケジメを付けてチーム(阿修羅)を抜けろってな」
第107話(10)終 第107話(11)
●VILLAGE MAN'S●
:+.・°∵:‥。.°..
∵*・.:‥.*..:・∴.
-----火咲-安倍-----
|||||||||
-------------------
-------------------
安倍「ザキさん.ケジメってもしかして.例の全員を一人で相手するやつスか?(汗)」
火咲「まーよ.阿修羅名物.全タイマンだ」
火咲「さすがの佑也もラストはボロボロ…」
火咲「打撲と骨折で全治2か月だった…」
火咲「その上.佑也が抜けた事で.佑也を慕う側近が17人も抜けやがった」
火咲「ウチ(阿修羅)からすりゃ.大損害もいいトコだったわ……」
安倍「………(俯)」.
火咲「これでわかっただろ?」.:.
火咲「オレら(阿修羅)の立ち位置と.狂乱鬼の成り立ちが」
火咲「…………」
第107話(11)終 第107話(最終編)
●VILLAGE MAN'S●
.・:.∵.・:..∴.∵:
.‥:.∴・.:..:.∵..
要「ザキさん有り難うございます(会釈).良くわかりました」
要「やっぱ.阿修羅はウチら(斬人)とハンメ(反目)じゃねェって事っスね!(微笑)」
安心顔で帰ろうとする要.
火咲「そんな事言ったか?」
要「へ?(汗)」
.∴:.∵.‥:...∴..
火咲[ゴキンッ…(指鳴)]
∵:‥.:∴∵.::∴∵:
火咲「要…オメェまさか本気で.このまま黙って帰れると思ってんのか?」
.‥:∵.∴・.:..:∴:
要「■!!(驚)■」
.:∴∵.::∴:..∴∵.
.:∵・∴.:・∵∴.::
オ.‥:.∵・.∴・.:
.‥:.:.∵.∴・.:.∴
.‥:ォ・.∴・.:..:.
.・∵.∵:∴:.∴∵:.
.∴.:.火咲[睨]:..∵
.‥:・.∴・:..∵∴:
.・.∴∵:オ:.∵.:.
∵・∴.:・∵ォ∴.::
.・∵.∵:∴:.∴∵∴
.‥:.∴・:.∵∴.:オ
∴:・∵.:‥.:∵.:..
半身に構え.
臨戦状態に入る火咲.
要は単身.
状況は最悪の方向に動こうとしていた.
第107話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第108話(1)
●VILLAGE MAN'S●
.・..∵.・:...:.
.‥:.:・.∴・..∴.
[ゴキン…(指鳴)]:.:
.・..∵.・:...:.
火咲「要…なんでオメェが来た時点で.綾川にボコらせなかったと思う」.∵:∴.:.
.・..∵.・:...:.
[ゴキン…(指鳴)].∵
.・∵.∵:∴:.∴∵:.
∵・∴.:・∵∴.:.∴
コ.オ:.ォ.オ.
要「(睨・汗)」
火咲「それは俺も.一度はキッチリ話をしてェと.思い直したからだ…」
∴:.・∵.:‥∵.::..
火咲「今から聞く事の答え次第じゃ.オメェを黙って帰すつもりはねェ…(睨)」∵:
オォ.オ∴.::∵・..:
第108話(1)終 第108話(2)
●VILLAGE MAN'S●
: ・. ∵ :. .‥ . :
∵ . :. ・ ∵. :. :
-------------------
|VVVVV||V
-オ[要]-ォ--オ-----
---オ[火咲]-ォ--オ-
-------------------
要は.豹変した火咲に動揺する.
オ:ォ.オ.ォ:
火咲「理由はどうあれ.オメェら7代目斬人は(睨)」
火咲「オレラらの世界じゃ絶.対にやっちゃいけねェ不文律を犯した…(睨)」
要「(睨・汗)」
火咲「上の人間をカタにハメ………追い落とした…!(睨)」
オ.ォ:オ.ォ.
火咲「オレラの世界じゃ.世代ごとの横の繋がりと.強力なトップダウンが基本だ」
火咲「だから俺らみてェなクソでも.何とかチームとして形を維持する事ができる」
第108話(2)話 第108話(3)
●VILLAGE MAN'S●
.・.:.∵.・:.・:
.‥:..・.∴・∵::
オ.ォ オ.
火咲「だがオメェら7代目斬人がやった行為は.組織の平和維持を壊す行為だ(鋭)」
火咲「結果.現在のオメェらは西千葉じゃ.上の世代から信用を無くし.ほぼ孤立状態」
火咲「今のままじゃ西千葉はおろか.その周辺地域でさえ.オメェらに味方するチームは出て来ねェだろう……」
火咲「それどころか.仮に良樹達に勝ったとしても」
火咲「常に他のチームから敵視され.狙われる事になるハズ…」
第108話(3)終 第108話(4)
●VILLAGE MAN'S●
.・..∵.・:...:.
.‥:.・.∴・.∴.∵オ ォ オ
要「……」
火咲「それでもこのまま.自分達のやり方を貫くつもりか?」
火咲「今ならまだ引き返せるかもしれねェぞ?」
要「………(汗)」
要「確かにザキさんの言う通り.今ならまだ間に合うかも……」
火咲[(睨)]
要「もっと言えば.俺達は良樹くんに負けた方がいいのかもしれない…その方がきっと楽だし.平和だ」
要「今だけはね…」
[ピクッ]
火咲「…(睨)」
要「前世紀じゃねェンだ.世の中に甘えて仲良く楽しく暴走族なんて時代は.もうとっくに終わってる」.
火咲[(睨)]
第108話(4)終 第108話(5)
●VILLAGE MAN'S●
.・..∵.・:∵.:.
.‥:.・.∴・.∴.∵オ ォ オ
要「俺達はこのまま行きますよ…例え世間から.悪鬼と後ろ指指されてもね」
[[メキッ]]
[要]
[[メキッ]]
自然体で左拳を握り締める要.
安倍「これは丹沢敦司の意思では無く.7代目斬人の総意です(睨)」
火咲[睨]─[睨]安倍.
オ.ォ.オ
火咲「そうか……だったら仕方がねェ……」.・..∵.:・:.
.‥:.:・.∴・.∴.:
.オ..∵.・:...:.
:.∵‥.∴:・.‥:∵.
火咲「今から阿修羅と7代目斬人は」∴:
:.∵・.∴:・.‥:∵.
∴・:.ォ∵.:‥.:.
:.・.∴・.:..:.・:
.:.:.∵.・:∵.・:
火咲「完全に敵対関係だ(睨)」・.∴・.:
..:..・.∴・:.オ.‥
∴.:‥∴:.∵:.∴・.
第108話(5)終‥∴・: 第108話(6)
●某所●
賢三「田口が斬人を本当に裏切っているかどうか…」
賢三「何を今さら…そもそも田口はアンタが拾って来たんだぞ?」
海「…………確かにね…(俯)」
海「実際.斬人を抜けた後の田口は」
※海『路上で袋叩きにされ.頭を抱えながら踞る田口』回想※
海「恨まれてる連中から.酷い目に遭ってた…」
海「それに奴の斬人に関する情報も正確で…今もそれは変わらない………」
※斬人に関する情報を連絡する軽部-イメージ※
海「たけど…」
///////////////////
賢三「王とマルコスの件か…」/////////
///////////////////
.:∵・∴:.‥∴.:∴.
海「………うん(鋭).」∴:.‥∴.:∴..∵:
第108話(6)終 第108話(7)
●某所●
海「仲間の話じゃ…あの二人はオレらの車で拉致られた後」海「隠し持っていたナイフで仲間を脅して逃げ出した」
賢三「らしいな.右腕が折れているのに.王を抱えて逃げ出したんだろ?(凄いよね…)」
海「ただそれだけじゃない…」
海「その後の情報でも斬人に戻った気配が無く.二人はあれから本当に行方不明だ…」
賢三「つまり.田口はアンタらを信用させる為.ワザと二人をやり」
賢三「その後.マルコにナイフを渡して逃がす算段をした.そして行方不明へってトコか…」
[ガシガシ]
海「近郊の病院にもいないし…あの状態じゃ.本人達だけじゃ逃げ切れないハズなんだ(悩)」
[ガシガシ]
悩み顔で頭を掻く海
第108話(7)終 第108話(8)
●某所●
海「田口は本当に斬人を裏切っているのか.逆にまだ繋がってて.斬人が二人を隠しているのか……」
海「それとも両チームとも裏切ってて.第三者を頼っているのか」
海「田口はまだまだ使える.ヘタに拷問なんてできない(汗)だから賢三くんに聞いてるんだ(困)」
賢三「そうだな………まァ.状況も含め鑑みてみると(俯)」
海「(汗)」
賢三「恐らく田口はまだ.完全に斬人を裏切ってはいないだろう…」
[ピクッ]
海「(汗)」
賢三「あれだけ7代目斬人に執着していた人間だ…」
賢三「どこかで戻れる様に画策している可能性が高い」
第108話(8)終 第108話(9)
●某所●
[[ガシガシ]]
海「やっぱそうだよねェ〜〜〜っ((頭掻・汗))まいったな…田口は使える奴なんだよなァ〜〜〜っ((頭掻・汗))」
海「斬人を取り戻した後も重要なのにィ〜〜〜っ!!((頭掻・汗))」
[[ガシガシ]]
賢三「だったらまずは.7代目斬人に絶対に戻れない様にしてやればいい」
海「え?」
賢三[(鋭)]
オォ オ オ オ
賢三「簡単な話だ.次の襲撃で.目黒をバラスよう.指示すればいい」
.・.:.∵..・:...:
オ.ォ.
[……].
海[…………].
[……]:
オォ.オ.オ.オ.
.‥..∵.∵:...:.
海の動きが.止まった.
第108話(9)終 第108話(10)
●VILLAGE MAN'S●
.:・゜・:.:。∴.・
・:。.‥∴..∴゜.・
-------火咲--------
|||||||||
-------------------
-------------------
火咲「……(煙)」
綾川「トール……」
綾川「何で要の野郎.黙って帰した?」
綾川「斬人の副総だ .良樹達に渡して.貸しを作っとくんじゃなかったのか?」
ライブハウスの屋上で話す.火咲と綾川.
火咲「フーーッ(煙)」
火咲「オレらの内で斬人は既にハンメだ…だが.要はココにたった一人で来た…」
火咲「そんな野郎をボコったら.阿修羅の名前にキズが付く…」
火咲「それに綾川.そんな事すりゃ」
綾川「…」
火咲「オメェが一番しんどいだろが?」
[コッ…]
肩に凭れさせていた金属バットの先端を.地面に置く綾川
綾川「まァな.正直助かったわ((汗))要だけはやりたくねェよ…((苦笑))」.:
第108話(10)終 第108話(11)
●VILLAGE MAN'S●
綾川「けど.アイツ(要)だってバカじゃねェ.その辺の空気読んで来てたのかもな」
火咲「………そうかもな……」
火咲は要と対峙した時を思い出す
火咲『いや─違う』
火咲『あの時の要は ──本気で俺とやり合う気でいたし─当然─俺も奴をボコる気でいた─』
火咲『だが─ガチで対峙した瞬間─────何か強烈な違和感を感じた─』
火咲『以前の要とは─何かが違う──そんな気がした─』
火咲『その証拠に───俺はあの時─奴を見て────』
:.゜.∵:.・。:・*。
.:+・*.:.∵.゜.:*.
安倍『■■狂■■』:
゜.。::・*。:∵:‥.
:・*.:.∵.:。:∵..
.:*.:.∴:.。.∴..:
火咲『───(汗)』.
・∵・∴:..:・.∴..
第108話(11)終:.・.: 第108話(12)
●VILLAGE MAN'S●
。・..・.‥.:。‥.
・:.‥:..゜:.・∴
火咲「フンッ…良樹達……こりゃガチで大変だぞ…(苦笑)」
綾川「へ?」
「トール」
火咲[?]綾川[…]
阿修羅「裏に.アイツらが来てる…(汗)」.
綾川「チッ…いつも通り.下のモンは連れて来んな…(汗)」
火咲「………」.:
火咲らは.アイツらが待つ場所へ移動する.
第108話(12)終 第108話(最終編)
●市街某所●
[阿修羅メンバー]
綾川「(汗)」
火咲「オウ…待たせたな(微笑)」
∴.:∴:.‥∴.:∴.:.
Y「いえ…そんなとんでもない…」∵.:.
:∴:.‥∴.:∴.:.∵:
Y「いつもご迷惑をお掛けしているのは…」:∴:.‥∴.:∴.:
X[■■■■■■■]:
┏Ζ┓
┃消┃
┃火┃
┃器┃
┗━┛
:・:.‥‥.:∵.:.∴.
Y「僕達の方ですから………」:.::.‥∴
X[■■■■■■■].
:∴:.‥∴.:∴.:.∵:
┏━━┓─────
│──│─────
│⊂⊃│─────
│──│─────
┗━━┛─────
─────────
─────────
──────Y──
火咲達を待っていたのは.消火器を右手にぶら下げ.頭に一斗缶を被った筋骨隆々の大男と.ネクタイとブレザーを身に纏い.冷たい瞳をした痩身の男.
二人から.圧倒的に危険なオーラが漂う.
第108話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第109話(1)
●地下駐車場●
闇に紛れて不良達は
今夜も蠢く.
元キックの猛者と対
峙するは.あの男.
オ ォ オ ォ
[元キックボクサーの仲間達]
元キックボクサー「コラ肉ダンゴ.相手見てモノ言えよ?テメェ.俺が誰かわかってんのか?(睨)」
[[ゴキンッ(指鳴)]]
「知ってんよオッサン.8戦全勝の元キックボクサーで.ステロイドでクビ…」
「現在はカードロ(車窃盗団)の大将だ」
[[ゴキンッ(指鳴)]]
オ ォ
ニカク「とにかく………先月納期分のタマ(車)ァ.今日中にさっさと持って来い…(半笑)」
ニカク「じゃねェと……アフマドが黙ってねェのはわかってんよな?(半笑)」
第109話(1)終 第109話(2)
●地下駐車場●
オ オ ォ オ ォ
[狂乱鬼]
イッカク[(睨)]
田口[(睨)]
ニカク[(睨)]
:.'.,:,:,.',:',.':.
元キックボクサー[(睨)]
[車窃盗団]
西千葉-地下駐車場で車窃盗団と睨み合う狂乱鬼.
元キックボクサー「わかったわかった.まァオメェが根性あんのはわかったからヨ.そういきり立つなよ小僧……(半笑)」
元キックボクサー「ニィィ…(笑)」
次の瞬間
.元キックボクサー[[
ドカ!!!]].[!!!]ニカク:
元キックボクサーの右ハイキックが.ニカクの首筋を強襲する.
第109話(2)終 第109話(3)
●地下駐車場●
ニカク[……][―――――――]元キックボクサー.:.
元キックボクサー「!!?(驚)」.
強烈な右ハイキックを首筋に食らいながらも.微動だにしないニカクに驚く.元キックボクサー.
ニカク「何だそりゃ?オッサン………(睨笑)」.:.
[[ゴツ!!!!]].
-------------------
元キックボクサー「((倒・震))」.:
ニカク「ケッ…元プロっつーから期待してたのによ…(不満顔)」:
車窃盗団「(倒)(倒)(倒)(倒)」..
狂乱鬼と乱闘し.失神する車窃盗団.
田口「ニカクくん.コイツらこれからどーすんスか?」.
ニカク「とりあえず.俺らのいるベースヤードを仕切ってる.ボスのアフマドに渡す.そっから先は知らねェ…」.:
[狂乱鬼].
[イッカク]:.
[田口].
ニカク「ったく海のバカ.家賃代わりに.色々面倒な取り引きしやがって…」.
第109話(3)終 第109話(4)
●地下駐車場●
田口「ニカクくん…」:.
ニカク「あ?」..
田口「俺がこっち(狂乱鬼)に来てもう2か月っス…」.:
田口「いつになったら良樹くん達がいる.ベースヤードに連れてってくれるんスか?(閉目)」::.
田口「そろそろ俺も.西千葉じゃヤバイ事になってる.正直.安全な場所に行きたいんですがね…(汗)」:
田口「それなりに仕事はしてると思うんですが…(汗)」.
ニカク「あのなァ田口君…不良にそれなりの仕事はねェンだよ.全ては結果のみだ…(閉目)」.:
田口「…」.
[ブンーーーー]:.
ニカク「だろ?」.
田口[[!!!!!!!!((驚))]]..
ニカク[[ドン!!!!!!!!]].:
田口「オッ…!!((吐))」.
[[ザッ]]:
田口「〜〜〜っ!!((苦))」:..
突然.ニカクから強烈なボディーブローをもらい.その場でしゃがみこむ田口.
第109話(4)終 第109話(5)
●地下駐車場●
ニカク「オウ.ブタをボディチェックだ…」.
狂乱鬼「ウス!!」.:
田口「!?((震))」:
田口「オッ…オイ.な…何だよ急に…!?」.
[[ドカッ]].
「うるせェ黙ってろ!!」.
-------------------
ニカク「フン…持ってんのはスマホだけか……」.:
田口からスマホを取り上げるニカク.
[狂乱鬼].
ニカク「オウ.ブタ.車ン乗れ…」.
田口「!?((震))」.
ニカク「カイが待ってる」.:
第109話(5)終 第109話(6)
●狂乱鬼連合決起集会場●
田口は海が待つ.狂乱鬼連合初代総長.弦巻良樹の就任式が行われた.大型駐車場まで連れてゆかれた.
-------------------
[海・ニカク・イッカク]
田口「え?」
田口「バ…バラすって…目黒を…スか?(汗)」
ニカク「…」
イッカク「…」
[ジャリ‥]
海「そう…半殺しとか.半端な事なんてしないで全殺し(ウクライナ21)(睨)」
海「今後の事を考えると.対外的にも脅威を与えられるし.何より.丹沢達斬人に本気を見せ付ける事ができる…」
田口「………(汗)」
絶句する田口
海「田口…何でココにお前を連れて来たかわかる?」
田口「え!?あ…い…いや…」
海「ここは以前…オレ達.狂乱鬼連合の決起集会をした場所なんだ…」
海「お前を本当に仲間として迎え入れたい…だからココに来て貰ったんだ」
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