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第117話(最終編)
●西千葉商店街・夜●
[皆川状介・携帯♪]
良樹『………[汗]』
海『…………[汗]』
皆川状介からの着信に驚く良樹と海.
良樹『はい…もしもし弦巻です』
良樹『状くんどうしたんスか?』
良樹『え!』
海『!?[汗]』
オ...ォ..オ∴∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
良樹『ル…ルキアが
』∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
良樹『そこに…!?
[驚]』∴∵∴∵∴.∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
ルキアがナゼ
皆川状介と…!?
我々はついに
斬人最暗黒部へと
近づく…!!
第117話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第118話(1)
●西千葉某所-廃墟●
斬人5代目総長
ルキアが共に…!?.
一体
ナニが起こったと
いうのだ…
コォ.....オォ
オ...ォ....ォ..オ
海『ね…ねェ 良樹…』オ.....ォ
海『やっぱ一人で行くのはヤバイよ…[汗]』.
海『ニカク達を待とうよ…[汗]』.
オ...ォ.........ォ
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
...[海]...[良樹]..
夜.皆川状介がいる
廃墟に訪れた
良樹と海.
第118話(1)終 第118話(2)
●西千葉某所-廃墟●
良樹『ダメだ海
もう指定時間の1時だ.間に合わないと状くんに怪しまれる…[汗]』.
[ガリ][ガリ]
海『やっぱ状くんに
クーデターの事がバレたんじゃ……
大体何でルキアが状くんと一緒にいんだよ!?[汗]』
[ガリ][ガリ]
頭を掻く海.
オ..ォ...オ
良樹『カイ…何か心当たりはないか!?』.:
海『いや…これと言って別に…』.
海『!』
─────────
─ルキア『……』─.
─────────
風の間…会合時に鋭い目をしたルキアを思い出す海.
第118話(2)終 第118話(3)
●西千葉某所-廃墟●
海『あの時の目…
あのバカ.やっぱ先走って…[汗]
勝手な行動は裏切りだって皆で約束したのに…[汗]』.
良樹『クソッ 時間だ[汗]』.
スマホを見る良樹.
オ...ォ...オ.
良樹『いいかカイ.
ニカク達が来ても
絶対に中に来るなと言っておけ…
最悪.俺とルキア二人なら逃げ切れる…』
海『わ…わかった』
[スハーーーーッ…].
[フウゥゥゥ…]
良樹『……』..
深呼吸をし
気持ちを落ち着ける良樹.
良樹『行って来る…』.
海『[汗]』.
心配顔で
良樹を見送る海.
第118話(3)終 第118話(4)
●西千葉某所-廃墟●
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
コ.ォ....ォ..オ..ォ
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
∵∴[ジャリ‥]∵.∴
∵良樹『………』∵.
∵∴∵[ジャリ‥]∵.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
[ジャリ‥].
良樹『………[汗]』.
.[ジャリ‥]
[ジワァ…[汗]]
良樹『………』
廃墟内部へ足を踏み入れる良樹.
不安と緊張から
手に汗がにじむ.
オ..ォ...オ.ォ..オ
廃墟入口についた.
[ゴクッ…[生唾]]
良樹『……[汗]』.
良樹『チャス!!
弦巻です!!状くんいますか!?』.
第118話(4)終 第118話(5)
●西千葉某所-廃墟●
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
コォ..ォ...オ..ォ
廃墟内へ入る良樹.
良樹『!』.
良樹『こ…この何かが…焦げた臭いは!?[心声]』.
[ジャリ‥]
[ジャリ‥]
良樹『状くんどこスか!?居ないんスか!?[汗]』
[ジャリ‥]
皆川状介を探す良樹.
良樹『!![汗]』.
良樹『……[驚]』.
[プスッ…プスッ…].
[プスッ…プスッ…].
[ジワァ…]..
良樹『……』.
焚き火後のくすぶる薪を見つける良樹.
良樹の足が汗ばむ.
その時.
『良樹……』
[[ビクッ]]
良樹『!![驚]』.
第118話(5)終 第118話(6)
●西千葉某所-廃墟●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
皆川状介『………』.
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵暗闇から皆川状介が
現れる.
良樹『じょ…状くん
い…居るなら返事してくれよ…[微笑・汗]』.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
皆川状介『悪かったな こんな場所に
急に呼び出して…』.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
良樹『い…いや
別にそれはいいんだけど……電話じゃ話せない用って何スか?それに…ルキアはどこに?[微笑・汗]』.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
[ジャリ‥]∵∴∵∴.
皆川状介『良樹 悪いが先に…俺の質問に答えてくれないか?』.∵∴∵∴.∵∴∵
[ジャリ‥]∵∴∵∴.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
良樹に歩み寄る
皆川状介.
良樹『え?[微笑・汗]』
良樹『[驚]』
第118話(6)終 第118話(7)
●西千葉某所-廃墟●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ア∵ァ∴∵ア∴∵ア.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
皆川状介『……』∵.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵左肩から胸にかけて
斬られた皆川状介が現れる.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
皆川状介『一緒にいたツレが守ってくれなかったら…
俺は間違いなく死んでいた…』.∵∴∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
第118話(7)終 第118話(8)
●西千葉某所-廃墟●
ドッ...ドッ.
良樹『(はっ)い…いったい誰に!?』.
良樹『一緒にいたツレって…(はっ)[驚]』.
ドッ.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
皆川状介『アイツは俺が何をやっても…
一切何も答えてくれなかった』.∵∴∵∴
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵ドッ.
良樹『(はっ)(はっ)[驚]』.
ドッ..
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵ドッ.ドッ.∵∴.∵
皆川状介『ナゼ…ルキアは』∵∴.∵∴∵
∵ドッ.∴ドッ∵.∴.
皆川状介『俺をバラしに来た?』∵∴∵
∵..ドッ.∴∵.ドッ.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
良樹『(はっ)ル…ルキアは ど…どこだ(はっ)[汗]』].
...ドッ.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
ドッ.∵∴.∵∴∵∴.
皆川状介『お前の指示か 良樹?』∵∴∵
∵∴∵∴ドッ.∵∴∵
ドッ.
良樹『ルキアはどこだ!?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー[[叫]]』 ドッ.
第118話(8)終 第118話(9)
●西千葉某所-廃墟●
[[ドチャドチャ]].
良樹『!?[汗]』.
良樹の背後から
くすぶる焚き火に何かがこぼれ落ちる.
振り返る良樹.
ジュウ〜〜〜〜〜ウ.
良樹『はっ.はっ..はっ.はっ..はっ.はっ[汗]』ウ〜ゥ〜ウ〜.
良樹『はっ.はっ[汗]』.ジュ〜〜ウ〜ウ〜ウ〜ウ〜ゥ〜〜ゥ〜ウ
良樹『はっ.はっ.はっ.はっ..はっ..はっはっ.はっ.[汗]』ウ〜ウ〜ゥ〜ウ〜ウ〜ウ〜.
上方に何かを見つける良樹.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
オ∵∴∵ォ∵∴∵.∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴ォ.∴∵∴∵∴∵
∴オ∵∴∵∴.∵∴オ
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
オ∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵オ∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴オ
鼻をもがれ.腹を切り裂かれた変死体のルキアが天井から吊るされている.
第118話(9)終 第118話(10)
●西千葉某所-廃墟●
ゴ∴ゴ∵ゴ∵ゴ.ゴゴ
∵∴∵∴∵∴.∵∴∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵∴.∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵[良樹]∴∵.∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∴∵良樹『[驚]』∴.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
吊るされたルキアを見上げ絶句する良樹.
第118話(10)終 第118話(11)
●狂乱鬼連合ベースヤード●
コ..ォ...ォ....オ
オ.ォ...オ..ォ...オ
良樹「あれから2年……」
良樹「もうすぐ全て終わらせるからな…」
フーリン「……」
三浦「……」
良樹「もう少しだけ
そこで待っていてくれ…」.
良樹「…………」
花束が置かれた
朽ちた電柱の前で
語りかける良樹.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
コ...オ.ォ.......オ
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
良樹「ルキア…」
第118話(11)終 第118話(最終編)
●西千葉市立花草森公園●
コォ...オ..ォ...オ
[ジャリ‥ジャリ‥]
何者かが
斧を片手に
夜の公園へ向かおうとしている.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
∵∴[ジャリ‥]∴∵.
∴?「………」∵.∴
∵∴∵[ジャリ‥」∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
存在した凄絶な血の因縁は現在に繋がる.
そしてさらなる
惨劇が起こる.
第118話(終)
【アウト OUT】 【氷の男-アイスマン】
●氷の男-アイスマン(1)●
達也「俺の周りにも喧嘩が強いヤツ
タイマンでコイツには勝てそうにねェって思ったヤツは結構いたけど」
達也「年下でそう思ったヤツはアイツしかいなかったな…」
達也「アイスマンと呼ばれた…アイツしか……」
氷の男-アイスマン(1)終 ●氷の男-アイスマン(2)●
氷の男-アイスマン編の中心人物
アイスマン(16)は7代目斬人副総長
安倍要の元舎弟で
現在は傷害罪で少年院に収容されている.
氷の男-アイスマン編は
アイスマンが少年院から出院後
斬人の集会場ともいえるボウリング場で安倍要・今井啓二と再会.そして達也と出会うところから始まる.
[ザッ…]
アイスマン「要くん……お久しぶりです…[礼]」
要「お…お前…出てきてたのか…[驚]」今井「……[汗]」
達也「?」
身長は達也よりやや高いぐらい
服の上からでも筋肉の隆起が確認出来る程の体で.冷たい目をしている.
基本的にアイスマンは要としかまともに話をしない男だった.達也が話掛けても
ただ頷くだけ.
達也はいつもの様に要と接しながら
今井とともに談笑する.
氷の男-アイスマン(2)終 ●氷の男-アイスマン(3)●
達也は要・今井との遊びを終えて.独りボウリング場を跡にする.
その途中.背後から何か異様な気配を感じとった達也.
振り向いた次の瞬間
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
[[ゴツーー!!!!
!!!!!!!!]]
達也[[ーー!!!!
!!!!!!!!]]
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
達也[[ドドォーー!
!!!!!![倒]]].
達也は突然.顔面に強烈なパンチ喰らう.
達也は地面に崩れ落ちた.
達也を襲った男は
アイスマン.
ボウリング場で要と接していた時
要に対する達也の態度が気に入らなかったらしく
達也の後をつけていた.
達也はこの時に受けたパンチを
達也『─不意打ちとはいえ─以前要から受けたパンチよりもずっと強烈だった─』
こう回想している.
あの達也が一発で
半失神状態にされてしまう.
アイスマン「要くんをナメてんじゃねー――ー!!!!!」.
達也『[失]』..
この場から立ち去るアイスマン.
氷の男-アイスマン(3)終 ●氷の男-アイスマン(4)●
アイスマンは崇拝ともいえるぐらい
要を尊敬し
要に惚れている男だった.
今井「アイツは自分が作った組織の大将として要くんを迎え入れ…いずれは要くんをヤクザ界のトップに押し上げたいと本気で思っているんです…[汗]」
今井「アイツは目的を達成する為には冷酷非道で氷の様に冷たい心を持った男…アイツがアイスマンと言われている理由です…[汗]」
今井「だからアイツとはあまり関わらない方がいいです…[汗]」
後日.今井からそう聞かされた達也.
達也『男に惚れた男ほど.拗らせると厄介なものはない[苦笑]』
氷の男-アイスマン編(4)終 ●氷の男-アイスマン(5)●
丹沢敦司から陽気で楽しい部分をそっくり取り除いた様な男アイスマン.
早速アイスマンは
自身を暫定総長とした暴走族を結成.
要を正規総長として迎え入れようとする.
だがこれを要は拒否.アイスマンからどんなに誘われ様とも
断固拒否し続けた.
それでも
要を正規総長に就かせたがるアイスマン.
次第に要はアイスマンから距離を置く様になっていく.
これにアイスマンは哀しみ.要に対して歪んだ愛情を抱き始めるようになる.
『─要は自分に振り向いてくれない─』
周知のように
要が認め惚れている男は.7代目斬人総長ー丹沢敦司.
『─要が自分に振り向いてくれないのは
この男…丹沢敦司がいるせいだ─』
アイスマンは急速に丹沢敦司を憎み
敵対視していく.
『─必ず─丹沢敦司を潰す──』
だが相手は西千葉有数暴走族の総長.
一筋縄な方法ではうまくいかない.
アイスマンは
ある画策をする.
氷の男-アイスマン(5)終 ●氷の男-アイスマン(6)●
達也『あっちゃんには妹がいるんだけどさ.要はあっちゃんの妹にも惚れていたんだ[笑]』
アイスマンはこれに目をつける.
達也『あっちゃんを潰して要の気持ちを自分に引き付ける為に.あっちゃんの妹を拉致軟禁.そして…集団レイプしやがったんだ………』
これを知った丹沢敦司は激怒する.
だが.丹沢敦司は
有名暴走族の現総長.警察に頼むことは
出来ない.
今回の件は他の斬人メンバーには知られたくはない.
丹沢敦司は個人で
アイスマンとの
対決を決意.
達也に立会人を頼む.達也はこれを了承.
後日.夜…
周囲をアイスマンが結成した暴走族に囲まれる中
その中央で対峙する丹沢敦司とアイスマン.
そしてそれを冷々しながら見守る達也.
こうして丹沢敦司とアイスマンの最強対決が始まった.
氷の男-アイスマン(6)終 ●氷の男-アイスマン(7)●
山間にある駐車場
中央で対峙する
丹沢敦司と
アイスマン.
そして
二人の対決を見守る達也と.アイスマンが結成した暴走族.
[暴走族]─[暴走族].
○○○○○○○.
達也「………[汗]」
コオ.ォ....ォ....オ
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
丹沢「………[睨]」.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
アイスマン「……」:
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
オ.ォ....ォ....オ..
.○○○○○○○
[暴走族]─[暴走族].
氷の男-アイスマン(7)終 ●氷の男-アイスマン(8)●
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
丹沢[[[ドンッ!!!
!!!!!!!]]]..アイスマン[[[!!!
!!!!!!!]]].
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
アイスマン「[笑]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
アイスマン[[[[ドン
ッ!!!!!!!!
!!!!!!!]]]].
丹沢[[[[!!!!!
!!!!!!!]]]].
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
丹沢「───[吐]」.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
怒り心頭の丹沢敦司はアイスマンの顔面をミンチになるぐらい思い切りぶん撲る.
だが余裕の笑みを浮かべるアイスマン.
アイスマンの強烈な攻撃を食らい
血ヘドを吐く
丹沢敦司.
達也「………[汗]」:
達也『この時─アイスマンのズボンのポケットから.ナイフが見えていた─だが─アイスマンは最後までそのナイフを使う事はなかった[回想]』.:.
達也『あっちゃんの実力を認めていたからか?─それともナイフを使うまでも無い相手と思っていたからか?─それはわからない[回想]』..:
一進一退の攻防の中
ややアイスマン優勢で戦いは展開して
いった.
氷の男-アイスマン(8)終 ●氷の男-アイスマン(9)●
コオ..ォ.ォォォオ..
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∴∵∴丹沢『──』.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
アイスマン『──』.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ォ.ォ...ォ..ォ.オ..
互いに打ち合い
ボロボロとなる
丹沢敦司と
アイスマン.
その時.駐車場に
パトカーのサイレン音が鳴り響いた.
退散する丹沢敦司と達也…そしてアイスマン.
この時…両者の決着はつかなかった.
戦後…ここでアイスマンを潰したかった丹沢敦司は
かなり悔しがっていたらしい.
氷の男-アイスマン(9)終 ●氷の男-アイスマン(最終編)●
ナックルズアウトのアイスマン編は
ここまで.
数年前の真夏に
納涼企画として
3ヶ月にわたり掲載されたアイスマン編.
この続きは
漫画アウトで描かれるだろうと話した後
最後は井口達也から読者への
納涼メッセージで
締め括られた.
達也「どうだい?涼しくなったかい?」
【氷の男-アイスマン】(終) 【OUT アウト】
第119話(1)
○西千葉-廃工場○
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
コ.ォ∵.∴オ∴ォ.ォ
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
.[[ビタビタァ…]].
『オ"エエエ〜〜〜〜
ッ!!』.
[ゴホッ!!ゴホッ!!].
[[ビタ.ビタァ…]]:
海『オ"エ"エ"エ"ッ…………[吐]』.
.[[ビタ.ビタァ…]]
オ..ォ.
海『ハァ ハァ ハァ ハァ[涙]』.:
...ォ...オ.
その物体は
ついさっきまで
息をして言葉を交わし合っていた
仲間……
第119話(1)終 第119話(2)∵∴∵
○西千葉-廃工場○∴
ゴ∵∴ォ∵∴∵オ.ォ
∴オ∵∴∵.∴∵∴オ
ニカク『……』∴.∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵.『……』イッカク
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
良樹『…[抱]』.∵∴
ルキア『──』∴∵.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∵
.フーリン『…[跪]』
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
∴∵∴∵∴∵∴.∵∵
∴∵『[震]……』海
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
∴.∵∴∵∴∵∴∵∵
血だらけのルキアを抱える良樹.
うなだれるニカク.イッカク.フーリン
そして海…
殺されたルキアを前に呆然とする5人.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
第119話(2)終∴.∵∴ 第119話(3)
●西千葉某所車内●
車で目黒襲撃ポイント1の公園に向かう
海とニカク.
[ブ.オ.≡.ォ≡ォ…]
海「あの時俺は…
自分の内で何かが壊れていくのを.ハッキリと感じた…」
─[ニカク]─[海]─.
海「皆も同じ様な気持ちだったハズだ…」
ニカク「…[腕組]」
[≡≡≡≡≡]
ニカク「……[鋭]」
海「自分自身に対しても.ショックだった……」
海「ルキアは小学校からの親友で.大好きだったハズなのに…」
海「あの姿を見た瞬間…………悲しみより恐怖と嫌悪.涙より先にゲロが出た…………」
海「結局は俺の友達に対する思いより…
状くんのやった行動の方が.まさっていたって事だよね」.::.
第119話(3)終 第119話(4)
●西千葉某所車内●
[≡≡≡≡≡]
ニカク「…………」
ニカク「海…あの場合は誰でもそうなる…」
海「ククク…豚肉を焼いた様な臭いがしたよね…[笑]
けど浅ましいもんだよな…今じゃ普通に焼き肉も食えちゃってる…[♪]」
ニカク「もうよせ海…」..:.
[≡≡≡≡≡≡≡≡]
海「わかってるよ…だから今日までしなかったんじゃないか…」
海「ルキアの話は…[鋭].::..
ニカク「……[鋭]」
第119話(4)終 第119話(5)
●西千葉某所車内●
[≡≡≡]
海「ルキアは俺らに重荷を背負わせない為に.たった一人で体を張った……………」
海「たとえ犬死にだったとしても
俺らが今.無傷で生きていられるのは
ルキアが状くんに
一切 口を割らなかったからだ……」
海「あの事があってから俺らの中で
ルキアの話はある意味タブーになった」.
海「俺達はルキアを助けられなかった事で.今でも全員が自分自身を責め続けているからね…」.:
[≡≡≡≡≡≡≡≡].
海「だからルキアの事と.今回の目黒襲撃に関係がある事は
決定的な証拠が出るまで.皆には話したくても話せなかった…」
[≡≡≡≡≡≡≡≡]
第119話(5)終 第119話(6)
●西千葉某所車内●
ニカク「話せなかった…そりゃ違うだろ?」
海「……」
ニカク「お前は自分でケリをつけたかったから.話さなかっただけだ[睨]」.
ニカク「ダチである
ルキアのかえしの為に…[睨]」.:..
海「…………」
ニカク「良樹の話じゃ.皆川状介はルキアに命を狙われた時
一緒にいた何者かが
自分を守ってくれなかったら…殺されていたと話していた…[睨]」
[≡≡≡≡≡≡]
ニカク「いつわかった?」
∴∵∴∵∴∵∴.∵∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∵
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∵
ニカク『それが…』.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
コオ.ォ∴∵オ..ォオ
∵.目黒「………」∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
ニカク『目黒修也だ
ったって事が…』∴.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
ジャケットを脱ぎ
半袖姿になる目黒
第119話(6)終 第119話(7)
●西千葉市立花草森公園(ポイント1)●
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵∵目黒「[睨]」∵.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
イッカク「[睨]」∵.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
オ.ォ..ォ.オ..ォ.オ
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵目黒「お久しぶり
です」∵.∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
イッカク「[睨]」∵.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵目黒「イッカク
さん…[礼]」∴∵∴.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
オ.ォ∵∴∵オ...ォ.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
イッカク「オウ…」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
?「フーッフーッ」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒とイッカクが
睨み合う中
公園の茂みから
何者かの鋭い眼光が二人を覗いていた.
第119話(7)終 第119話(8)
●西千葉某所車内●
[ブオ≡ォ≡≡ォ…]
海「ニカク達が年少送りになってる間も」
海「三浦達.阿修羅の元に身を潜めながら…俺は一人で
状くんをルキアから守ったって奴を調べ続けた」
ニカク「……[睨]」
海「当然簡単じゃなかった…………」
海「俺は常に丹沢から追われていたし…
事が事なだけに
ルキアの件は火咲と三浦しか話せなかった…」
海「二人も個人的に協力はしてくれたけど.チームを使っての公の捜索は.当然無理だった…」
第119話(8)終 第119話(9)
●西千葉某所車内●
海「だが東流山に行った時.協力者を見付けた[鋭]」
海「それが8代目爆羅漢総長」..:
.※下原一雅と下原孝二[イメージ]※..
海「ゲバラ三兄弟長兄.下原一雅だった」.:...
海「奴は三弟である賢三くんを自由に使えと.俺に紹介してきた」
※賢三『初めまして………』
哲『[腕組]』
他2人『…』
[イメージ]※
海「その見返りに
丹沢達.7代目斬人の情報を流せと要求してきた」
[クイッ…眼鏡調整]
海「断る理由は何もなかった.俺は丹沢に煮え湯を飲まされていたし」
海「調べを続ける為にはもっと協力者が必要だったからね[閉目]」
第119話(9)終 第119話(10)
●西千葉某所車内●
海「賢三くんはとても優秀な男だった」..
※[じろー―ーっ…].
賢三『…[見]』[イメージ]※
海「彼は調べ始めて約1週間程で
県外に逃げていた
元斬人5代目副総長の天野くんを見付け出し」
※他2人『……』
賢三『はいどーぞ』
海『あ…ありがとう』
哲『……』
※海にビデオカメラを渡す賢三[イメージ]※
海「天野くん本人の動画と共に.情報を持って帰って来た」
海「動画には
天野くんが生前の状くんの発言から鑑みると…状くんをルキアから守ったのは
5代目でも6代目でも無く」.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
※斬人7代目幹部のシルエット.∵∴∵∴
5人の瞳が不気味に光る[イメージ]※
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
海「丹沢達7代目メンバーの誰かの可能性が高いとの事だった…」
第119話(10)終 第119話(11)
●西千葉某所車内●
海「正直言って
当時の俺は信じられなかった…」
※海『……[驚・汗』
動画を見て驚く海[回想]※
海「知っての通り
ルキアはああ見えて喧嘩の腕は良樹や火咲が認める程の猛者だ」
[ブォ≡≡オ≡ォ…]
海「皆が丹沢の実力を認めてたし.当然その可能性も考えてはいたけど」
海「ルキアとまともにやり合えるハズがないと.間抜けにも勝手に思い込んでいたのも事実だった」
ニカク「頭ばっか使って.殴り合いの喧嘩をして来なかった
お前の盲点であり弱点だ[鋭]」..:.
海「確かに………それは認めるよ[汗]」.
第119話(11)終 第119話(12)
●西千葉某所車内●
海「そして8代目
爆羅漢が丹沢達に潰され.ニカク達が
年少から出て来た今…」
[≡≡≡≡≡≡≡]
ニカク「……[鋭]」
海「新たな情報が舞い込んで来たんだ…」
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●.ォ..オ.ォ.オ.ォォオ
海『皆川状介をルキアから守ったのは
7代目斬人親衛隊隊長.目黒修也だと…』.
第119話(12)終 第119話(13)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●.
オ.ォ..ォ.オ..ォ.オ
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵目黒「[……礼]」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
イッカク「[睨]」∵.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
海『そしてその情報を持って…
俺の前に現れたのが…[鋭]』
オ.ォ....オ∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
目黒「[……礼]」∴.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
?「………[鋭]」∵.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴.∵∴∵
第119話(13)終 第119話(14)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●.海『元7代目斬人...
遊撃隊隊長』.:.∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
ドッ..ドッ.ドッドッ
田口「フーッ∴.∵∴
フーッ[汗]」ドッ∴.
∴∵ドッ.∵∴∵∴ド
∵ドッ.ドッ.ドッ.ッ
∴∵∴∵∴∵∴∵∴.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
海『田口勝だ』..∴.
斧を片手に
興奮状態で
公園の茂みに
潜む田口.
第119話(14)終 第119話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
ドッ.田口「やるしか
ねェ…やるしかねェ
…[睨]」∵ドッ∵∴.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∵ドッ.田口「やるし
かねェ」ドッ∵∴∵
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
[ダッ>>≫≫]
田口「>>≫≫[汗]」
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
田口が突進する.∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∨∨∨∨∨.∨∨∨∨
∨∨∨∨∨.∨∨∨∨
オ.ォ..∵ォ.オ..ォ.
目黒「………」.
オ.ォ..∵ォ.オ..ォ.
∴.∵.∴∵∴∵.∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵ゴ∵∵.∵.∴∵.
∴∵∵シ∴∴∴∴.∵
∴∵∴∵ャ∵∴.∵∴
∴∵∴∵∴ッ∴∵.∵
∴∵.∴.∵∴.…∴∵
∴.∵.∴.∵∴∵∴∵
ルキア殺害に加担していた目黒に
それを
密告した田口が
背後から強襲する!
第119話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第120話(1)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
7代目斬人の同期
そして
かつてのダチ…!!
田口が目黒に
襲いかかる!!
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
[ザッ>>≫]=..
田口「…[汗]」.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∨∨∨∨∨.∨∨∨∨
∨∨∨∨∨.∨∨∨∨
オ.ォ..∵∴.オ.ォ..
目黒「………」.
オ.ォ..∵ォ.オ..ォ.
∴.∵.∴∵∴∵.∴∵
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
目黒「!![驚]」.
田口「!!?[驚]」
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
グ..ォ.
オ(金属バット).
狂乱鬼「[睨]」.
..:.(金属バット).
...「[睨]」狂乱鬼
オ..
オ目黒「……」..オ.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
狂乱鬼の残党が
背後から
目黒に
襲いかかる.
第120話(1)終 第120話(2)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
[ザッ].
目黒「チッ!!」.
(金属バット).
狂乱鬼[ブンッーーー
ーーーーーー].
///////////////////
「……[避]」目黒.
狂乱鬼残党の
金属バット攻撃を
捌く目黒.
狂乱鬼「痛っ!!」.
[ガッ]
目黒「[掴]」.
目黒「[掴].」..
[バッ].
狂乱鬼「ぐあっ!!」.
[<<<]目黒
[ビクッ]
狂乱鬼「あっ!!」.
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
[[[ゴシャッ≪≪<<<<<<<<<目黒]]]
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
[[[!!!!!!!!!!!!!]]]
狂乱鬼[[!!!]]鬼乱狂
[[[!!!!!!!!!!!!!]]]
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
[[ドドオッ-倒]]
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
目黒は
狂乱鬼の頭を掴み
もう一人の狂乱鬼の
顔面に炸裂させる.
第120話(2)終 第120話(3)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
はっ...はっ.
田口「はっ...はっ...[汗]」.
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
オ∵.ォ∴オォ∵∴∵
目黒「…[睨]」∴∵.
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
イッカク「…[睨]」.
∴∵∴.∴∴∵オォ∴
∴∵∴∴∵∴.∵∴∵
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
田口「はっ..:はっ..
.[跪]」∴∵∴.∴.∵
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
突然現れた
狂乱鬼残党の乱入で
突入を断念.
茂みで
冷や汗をかく田口.
第120話(3)終 第120話(4)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒「まァこれまで.俺ら二人残ったわけですが…[睨]」.:
イッカク「…[睨]」.
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
オ∴∵オォ∵.∵∴∵
目黒「改めて.イッカ
クさん」∴∵∴.∴∵
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
∴∵∴∴∵∴.∵∴∵
イッカク「[睨]」∴.
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
∴∵∴∴∵∴.∵∴∵
目黒「オツトメ.ご苦
様でした…[礼]」∴.
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
イッカク「……」∵.
∴∵∴∴.オ∴ォ∵オ
∴∵∴∴∵.∴∵∴∵
第120話(4)終 第120話(5)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
ォ........オ....ォ
イッカク「オウオウ……[閉目]」...
オ....ォ...オ
目黒「そうですね
確かに白々しいですよね………[礼]」.
目黒「ですが.イッカクさんには.親衛隊のぺーぺーの時から
お世話にはなってますから…[礼]」.:
ォ....オ...ォ.
イッカク「オウオウ……[閉目]」.
オ...ォ.
目黒「いえ…それは無理です.チームを抜けた身ですが…
元の仲間を売る事はできません……[礼]」.
イッカク「■…………オウオウ……■」.
目黒「■え!?■」.
第120話(5)終 第120話(6)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴.∴∵∴∵∴∵
目黒「た…田口が
そっちに寝返った?
[汗]」∴∵∴.∴∵∴
∴∵.∴∴∵∴∵∴∵
田口「■[大汗]■」.
オ..ォ....ォ.
目黒「そんな.松坂達は何も…」..
松坂『[失]』.
失神する松坂.
目黒「いや…チームを抜けた俺には伝えない様に指示されてんのは当然かもな…」
.....オ..ォ....ォ
イッカク「オウオウ……[俯]」..
目黒「!!?[汗]」.
第120話(6)終 第120話(7)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
ザ~ア.〜ア...ァ~ァ.
ァ~..:アァ:.
イッカク「[睨]」..~
~ァ...
目黒「なるほど.田口がしゃべったんですね…」.
ア.〜ァ.~
ア..
~目黒「……」ア~.〜
〜ア..~..ア〜..
目黒「ルキアくんの件を」..
.~ア〜ァ~.
田口「[大汗]」..
〜...~..::.ア
第120話(7)終 第120話(8)
●西千葉某所車内●
[ブオォ≡≡オォ≡].
[≡≡≡≡≡≡≡≡].
ニカク「以前から………[腕組]」
海「………」
─[ニカク]─[海]─.
ニカク「ずっとそこだけが解せなかったが…[閉目]」
[≡≡≡≡≡≡≡≡].
ニカク「なるほど
目黒の情報を手土産に持って来たから
田口をチームに入れたわけか…[閉目]」
海「田口いわく
この事は以前.目黒と飲んでた時
酔った本人から直に聞いたらしく…」
[オ≡ォ≡≡オ]
海「目黒自身も
状くんからルキアから自分を守ってくれた事は.俺ら6代目斬人から狙われる可能性があるからと…
他言するなと口止めされてたらしい…」
海「だから丹沢も
この件を知らないハズだと田口は言っていた」.
第120話(8)終 第120話(9)
●西千葉某所車内●
海「だけど.田口が持って来た情報は
現段階ではこれ以上
裏を取り様がなく」
※賢三『いけないね…………[閉目]』[海-回想]※
海「さすがに賢三くんもお手上げ状態…」
ニカク「フン…だから田口に目黒をバラせと命じたわけか…[閉目]」
海「マトモに考えて.嘘情報の為に親友を殺せる程.田口はタフじゃない[鋭]」
[≡≡≡≡≡]
海「もし田口の言ってる事が本当で
目黒をバラス事ができれば.奴の情報に信憑性が出てくる…」
海「そして田口が丹沢達を本当に裏切ってる可能性が大きくなる」.
第120話(9)終 第120話(10)
●西千葉某所車内●
[≡≡≡≡≡≡]
ニカク「………」
ニカク「確かにそうだが.実際に目黒が現場でルキアとやり合った証拠にはならねェ…[閉目]」
[≡≡≡≡≡].
[グッ-眼鏡調整]
海「証拠?クク…
何甘い事言ってんだよニカク?[微笑]」
海「このルキアの件については.関わった者全て…」.:.:..
ニカク「■……■」
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
海「疑わしきは∵.∴
・・・∴∵∴.∵∴∵
罰するんだよ!!∴.
∵∴∵.∴∵∴[睨]」
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
ニカク「[睨]」
妖しい目つきをする
ニカク.
第120話(10)終 第120話(11)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
オ..ォ...オ.ォ.
目黒「疑わしきは罰する…確かに海くんの立場ならそう言うでしょうね……」
オ..ォ........オ.
目黒「で……
イッカクさんは
この件をどう思ってるんですか?」.
オ...
イッカク「オウ…オウオウ…」ォ.
オ....
オ...ォ.
目黒「なるほど……
その答えを
俺から聞き出す為に
ココに来たワケですか」オ.
オ..ォ...オ.
田口「……[汗]」.
茂みで
二人の会話を聴く
田口.
目黒「わかりました.正直に話をさせてもらいます…」..
イッカク「…[鋭]」.
田口「…[汗]」.:
第120話(11)終 第120話(12)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒「確かにあの日ルキアくんは」
目黒「俺と状くんの目の前に現れました」
イッカク「■!■」
目黒「そして状くんに日本刀で遅いかかって来た…」.
目黒「俺は親衛隊として必死で状くんを守りました」.:.
目黒「そして
その事一切を状くんに口止めされたのも事実です…」.
目黒「その後
ルキアくんは行方不明になった…」.
目黒「あの状くんの事だ…」.
目黒「どうなったのかは何となく想像は付きます…」:.
第120話(12)終 第120話(13)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵オ.∵∴∴∵∴∴∵
目黒「…………」∵.
∵∴.∵∴∴∵∴ォ∵
オ∴.∵∴∴∵∴∴∵
目黒「正直いって…
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
∵ォ.∵∴∴∵∴∴∵
目黒「ルキアくんに
同情してないわけじゃない……」∴∵.∴
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
オ.
目黒「だがあの人は
総長の命を狙いに来て」..オ..
イッカク「[睨]」.
目黒「俺はあの時.親衛隊としての仕事をした…」ォ..
オ.
目黒「だからアンタら6代目斬人に」..
イッカク「[睨]」.
目黒「どんな事情があったにせよ…」.ォ
∵∴∵∴∴∵.∴∴∵
∵∴.∵∴∴∵∴∴∵
イッカク「[睨]」∴.
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
∵∴.∵∴∴∵∴∴∵
第120話(13)終 第120話(14)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
∵∴∵∴∵.∵∴∴∵
∵∴.∵∴∵∵∴∴∵
目黒「俺は一切…….
……」∵∴∵∴.∵∵
∵∴∵∴∵∵.∴∴∵
∵∴.∵∴∵∵∴∴∵
∵∴∵∴.∵∵∴∴∵
目黒「謝る気は.ない
」∵∴.∵∴∵∵∴∴
∵∴∵∴∵.∵∴∴∵
∵∴∵∴∵.∵∴∴∵
∵∴∵∴∵∵.∴∴∵
∵∴.∵∴∵∵∴∴∵
第120話(14)終∴∵∴ 第120話(15)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
ザ.~ァ〜〜ア.ァ〜~
.目黒「……」.~ア〜
〜..~ア〜~ァ〜.~.
ア~「……」イッカク
ァ〜〜ア.ァ〜~
イッカク「オウ…オウオウ」ア〜~ァ.
目黒「でしょうね
アンタらは俺に
謝罪なんて求めてない…ケジメを付けに来た」
ア.ァ〜~〜ア.
ア〜~ァ〜~ア.
目黒「当然過ぎるくらい理解できますよ…」~
田口「[汗]」~.
茂みに隠れる田口.
目黒「理由はどうあれ.ルキアくんと同じ様に…自分のダチの死に誰かが関わったとしたら…」ア~.
目黒「■俺もケジメを付けに行きますから…例えそれが逆恨みだろうと何だろうとね………■」
ア.田口「[苦]」ア.
ァァア...ァ...ア...
目黒の言葉に
苦渋の表情を浮かべる田口.
第120話(15)終 第120話(16)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
ア~
[[ボキッ-指鳴]].
目黒「だが俺も.素直にケジメを取られる程.お人好しじゃねェ……[微笑]」.
目黒「さっさとアンタを潰して.後輩連れてバックレさせてもらいます…[微笑]」.
[[ボキッ-指鳴]]~ア
[[ゴキッ-首鳴]]~ァ
イッカク「オウ…オウオウ?[微笑]」
[[ゴキッ-首鳴]]ア.
ア.ァ.
目黒「できますよ
じゃあねェと」.
[ピクッ]
松坂「…[倒]」.
失神していた
松坂が気がつく.
目黒「こんなにのんびり話はしてねェ……」...:ア
∵∴.∵∴∵∵∴∴∵
∴目黒[睨]∵∵∴.∵
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
∵.∵.[睨]イッカク.
∵∴∵∴∴.∵∴∴∵
∵∴.∵∴∵∵∴∴∵
第120話(16)終∵∴∵ 第120話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒とイッカクの
対決が始まる.
[ザ////////////////
∵∴∵∴∵∴∵.∴∴
イッカク「[睨]」.∴
∵∴∵∴∵∴.∵∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒「[睨]」∵.∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
////////////////ッ]
目黒の口から
直に語られた
「あの夜の真実」
もう 互いに
退けはしない.
第120話(終)
【アウト OUT】 田口曰く、あっちゃんは目黒が状くんを命懸けで守った事を知らないのはちょっと意外だったな
あのBBQでの意味深な笑みはその辺りで一悶着あったが故の屈折した感情表現かと思ったんだが 【OUT アウト】
第121話(1)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
エキスパート同士の
闘い.
その勝利への道程は
複雑.
本物の喧嘩士も
同じだ.
『■互いの 手の内を
知っている上での
勝負事は■』
『仕事でも スポーツでも ゲームでも』
『それだけで 互いにとても やりづらく』
『当然 勝利する事は
容易ではない』
『そして…』.
『それは 路上での
喧嘩でも』..:.
(金属バット)..
イッカク「………」.
『同じ事が 言える…』
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∵∴∵.∴∵∴∵∴∵
イッカク[ブオッー―――――――――]..
///////////////////
[////////[避]]目黒.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
イッカクの
長槍の如き
強烈な金属バット攻撃をかわす目黒.
第121話(1)終 第121話(2)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
『ではどうすれば』.
オ.ォ.
目黒「……[汗]」..
イッカク「…[睨]」.
オ..ォ.
『相手に勝利する事が できるのか?』:.
『それは』...
田口[汗・驚!!].
目黒とイッカクの
戦闘を茂みで見守る田口.
『相手の予期しないカードを切る事…』.
(金属バット).
イッカク[クンッ].
素早く手首を返す
イッカク.
『つまり』.
オ...ォ.....オ..ォ.
(金属バット).
イッカク[――――――――――――ー]..
///////////////////
[[避]…………]目黒.
『意表を突く事である…』..
第121話(2)終 第121話(3)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒「!![汗]」.
(金属バット).:
イッカク[ブンッ――――――――――].
[――――[避]]目黒.
ギリギリのところで後頭部を狙った
イッカクの
鋭い金属バット攻撃をかわす目黒.
[ザッ].:.
目黒「チッ!![汗]」.
イッカク[…蹴]..
目黒「!!」.
目黒[バッ…[防]].:
目黒は
イッカクの動きから
右蹴りがくると
判断.
クロスガードで
顔面を防御する.
イッカク[[[ゴッ――ーー!!!!…]]]..
[[[!!!]]]⌒目黒.
.[[ビリッ]].:
「ぐっ!![汗]」目黒.
..『な…何て蹴り…!![汗・心声]』目黒
..:.[[ビリッ]]:.
イッカクの強烈な
右膝蹴りを
両腕でガード.
あまりの威力に
大きくのけぞる目黒.
田口「[驚]」.:.
イッカクの攻撃で
押される目黒を見て
驚く田口.
第121話(3)終 第121話(4)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
[ザ////////////////
∵∴∵∴∵∴∵.∴∴
イッカク「[睨]」.∴
∵∴∵∴∵∴.∵∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∵∴
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵.∴∵「[汗]」目黒
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
//////////////ッ…]
間合いをとる両者.
目黒『さっきはマジで後頭部をバットで…[汗・心声]』.
目黒『なるほど…
本当に容赦無しってワケだ…[汗・心声]』..
目黒『面倒な相手だ…[心声]』.
目黒『この人は
過去に何度も俺の喧嘩を見てる…[心声]』..
イッカク「[睨]」..:
目黒『だから大体の手の内は知られてる[心声]』..
:.イッカク「…」..:
:.:..(金属バット)..
目黒『しかも こうして対峙してわかったが…[心声]』.
目黒『ドーグの使い方が予想以上に上手ェ[心声]』:.
目黒『だからヘタに
踏み込めねェ…………[心声]』.
第121話(4)終 第121話(5)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
.オ∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∴∵
ォ∴∵.∴∵∴∵オ∴
イッカク「[睨]」.:.
目黒『しかも 俺と
35cm以上の身長差…[心声]』.
目黒『リーチの差が有り過ぎて…[心声]』..
目黒『遠中距離での
打撃の差し合いは
分が悪過ぎる[心声]』.:
「[汗]………」目黒.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
オ..ォ.
目黒『だったら俺もドーグでいくか!?[汗・心声]』..
オ.(金属バット)オ.
.::...ォ.
目黒『いや…守りにゃ使えるが[心声]』.
目黒『ショートバット程度じゃ.大してこの差は縮まらねェ…[心声]』..
目黒『それに 懐に入っての接近戦じゃ
俺にとっちゃ 不利以外の何モノでもねェ……[汗・心声]』..
第121話(5)終 第121話(6)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
『喧嘩に おいて』
『自分より大きな人間を相手にする場合』
『どこを攻撃するかは 相場が決まっている』
『足だと膝や脛 胴体だとみぞおちや金的 顔面だと顎』
『だが この攻撃はどの場合も』
『相手の懐に入る事が最低条件となる…』
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
『そしてこの∴∵∴.
∴∴角田一輝は』∴.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
:.[睨]イッカク[睨].
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
『喧嘩において∴∵.
∴常に自分より∴.∵
∵∴小さい者を∵∴.
∵相手にしてきた∵.
∴∵∴男であり…』.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
第121話(6)終 第121話(7)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
オ∵∴.∵∴∵ォ∵∴
.ォ∵∴∵∴∵∵∴オ
∵∴『ある意味』∴.
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
..[睨]角田一輝[睨]:
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
『対小人迎撃の∴∵.
スペシャリストと∴.
言っても過言では∵.
ない…』∴∵∴.∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
第121話(7)終∵∴∵. 第121話(8)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
.目黒[!!.[汗]].
(金属バット).
.[ブンーーーーーーーーーーー]イッカク
///////////////////
目黒[[避]――ーー].
:.[――ーーーーーーーーーンブ]イッカク
..(金属バット)
///////////////////
目黒[――[避・汗]]:
器用に金属バットを
振り回すイッカク.
これをかわす目黒.
目黒『クソ…[汗・心声]』.
目黒『さっきから イメージより動きが早ェ[汗・心声]』.:
オ..ォ.........オ..
(金属バット).:
目黒『しかし バットは懐に入りゃ 小回りが効かない分 問題ねェ…[心声]』.
目黒『だが……仮に懐に入ったとしても[汗・心声]』.:オ...
オ.ォ.......:..ォ..
イッカク[睨]
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
目黒『この人は
ダメージジャンキーだ 打撃に対する胆力がハンパねェ…[心声]』.
目黒『打撃じゃ
何発で潰せるのか
わかったもんじゃない…[心声]』.
第121話(8)終 第121話(9)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒『そして一番最悪なのが…[心声]』.
∵∴∵.∵∴∵∵∴∵
∵∴∵∵∴.∵∵∴∵
∵∴∵.∵∴∵∵∴ォ
∴∵イッカク[手]∵.
∵∴∵.∵∴.∴∴.∵
∵∴.∵∵∴∵∴オ∵
∵∴∵∵∴.∴ォ∵∴
目黒『あの100kg近ェ握力の手で掴まれてからの打撃[心声]』.:.
イッカク[ブン――――――――――].
(金属バット)..
///////////////////
目黒[―ー[避・汗]]:
目黒『過去のこの人の喧嘩を見てきた限り 掴まれて逃がれた奴は 今まで見た事がねェ…[汗・心声]』..
目黒『あのタフな松坂でさえ 一撃…[心声]』
オ...
ォ.松坂[…震]..オ..
震えながら起き上がろうとする松坂.
目黒『掴まれたら 終わりだ[心声]』...:
第121話(9)終 第121話(10)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒『こうなりゃ……掴まれて殴られる前に[汗・心声]』.
[グッ…]..
目黒『トップギアで 一気に懐に入り[心声]』..
踏み込む目黒.
イッカク「!![驚]」.
<<<<<<<<<.
[ドッ―――ー]目黒.
イッカク「[睨]」...
[ガッ…[掴]]目黒..:
..[イッカク]..
..:目黒[[掴]…ガッ]
目黒は一気に
イッカクの懐に
踏み込むと
イッカクの
左襟と右袖を掴む.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
イッカク[睨].
目黒[バッ].:
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒『強力な投げで
仕留めるしかねェ!
[心声]』..
右双手背負いの
体勢に入った目黒.
次の瞬間.
目黒[ブンッ――――――――――――]..
第121話(10)終 第121話(11)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
[!!!!!!!!!
!!!!!!!!!.
.!![イッカク]!!
!!目黒[引][∨]!.
!!!!!![∨]!.
ド!!!ドッ[止]]!
∵∴.∵∴∵∵=
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
投げられる瞬間
左手を地面に着き
目黒の右双背負いを 防ぐイッカク.
目黒『オイオイ…………[汗・心声]』.
目黒『さすがにそんな防ぎ方はねェだろ…[汗・心声]』..
目黒『それに予想以上に 懐が深過ぎる[心声]』.:.
目黒『しかも[心声]』..:
///////////////////
イッカク「…[睨]」.
///////////////////
目黒『元々 俺がこう来るのを[心声]』.:目黒『狙ってやがった…[心声]』.
田口「!!![驚]」.
イッカク[バッー―――――]..
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
イッカク[ガッ[掴]].
...目黒「…[掴]…」
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
左手で強烈に
目黒の髪を掴む
イッカク.
第121話(11)終 第121話(12)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴.∵∴グ∴∵
∵∴∵∴∵.∵∴ォ∴
(金属バット)∴.∵∴
イッカク「[掴]」∵.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
.オ∴∵∴∵∵∴∵∴
.∵「…[掴]…」目黒
ッ∵∴.∵∴∵∴∵∴
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
イッカク「…[睨]」.
目黒「くっ!!![汗]」
イッカクに掴まった目黒.
次の瞬間.
目黒[ブンッ―――].
第121話(12)終 第121話(13)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
<<<[イッカク]<.
<<目黒「[掴]」<.
<[ガシッ!!]<<.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
イッカク[驚]∵∴∵.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
イッカクの
両袖を掴んだまま
体を右に回転する
目黒.
危険な大技
右袖釣込腰の体勢に入った.
イッカクの上体が
左前方に大きく崩れる.
目黒『だがこっちも……そう来る事ぐれェ 百も承知なんだよ!![汗・心声]』.
[ブンッ―――――].
目黒[グッ―――――
―!!!!![引]].
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
[[[[[ゴツ!!!!!
!!!!!!]]]]]..
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
第121話(13)終∴∵∴ 第121話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴オ∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
オ∴∵ォ∵∴.∵∴ォ
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴オ∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
目黒の強烈な
袖釣込腰が爆裂!!
キケンな角度で
イッカクが
地面に突きささる!!
第121話(終)
【アウト OUT】 第121話-改(13)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
[[ガシッーーーーー.
(金属バット)ーーー.
ーー[イッカク]ーー.
ー[目黒[掛]]ーー]].
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
イッカク[[驚]]∵∴.
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
イッカクの
両袖を掴んだまま
体を右に回転する
目黒.
危険な大技
右袖釣込腰の体勢に入った.
イッカクの上体が
左前方に大きく崩れる.
目黒『だがこっちも……そう来る事ぐれェ 百も承知なんだよ!![汗・心声]』.
[ブンッ―――――].
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵ク∴∵.∴∵
∴∵∴∵カ∵.∴∵∴
∴∵∴∵ッ∵.∴∵∴
∴∵∴∵イ∵.∴∵∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
イッカクの視界が
天地逆になった
その時
目黒が右手に力を入れる.
目黒[グッ―――――
―!!!!![引]]..
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
[[[[[ゴツーーーーー
―――――――――.
―――――――――.
ーーーー―――――.
―!!!!!!]]]]]
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵.∴∵∴∵∵∴∵∴
第121話-改(13)終.∴ 第121話-改(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
∴∵.∴・∴オ∴∵∴
オ∵ォ.・・∴.∵.∴
∵∴∵.ク∴.∵∴ォ.
∴.∵∴∵∴.∵∴∵.
∴∵∴.∴∴∵∴オ∴
∴.∵∴カ∴∵∴∴∵
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴.∴∴∵∴∵∴
∴.∵∴ッ.∵.∴∵∴
∴∵∴.∴∴∵∴∵∴
∴目黒[───[抑]].
∴∵.∴イ∵∴∵∵∴
目黒の強烈な
袖釣込腰が爆裂!!
キケンな角度で
イッカクが
地面に突きささる!!
第121話-改(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第122話(1)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
その柔道技で
田口をも
圧倒していた目黒.
その男が袖釣込腰を
放った…!!
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
ーー[イッカク]ーー.
ー[目黒[掛・汗]ー].
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
『目黒の狙いは
こうだった…』.
『自身の釣り手が
イッカクの腕だった為 釣り手の引き付けが足りない』.:
『それに 懐が深い事で 腰にも乗り切らない』.
『その為 前方に
投げるのではなく
あえて釣り手を
横方向に
引き付ける事で』
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
(金属バット)ーーー.
ーー[イッカク]ーー.
↑[目黒[掛]]ーー]].
∴↓∴↓∵↓∴∵.∴
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
『投げ落とす方法を
選択した』
第122話(1)終 第122話(2)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
『イッカクは
両腕とも引き付けられている為』
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
[イッカク]
目黒[右袖掴]
-------------------
目黒[左袖掴]
[イッカク]
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
『まともな受け身を
取る事もできない』
『当然 頭部と頸椎に』
∴∵∴∵ッ∵.∴∵∴
目黒[抑]∴∵∴.∵∴
∴∵∴∵イ∵.∴∵∴
『重大なダメージが
残る事は
言うまでも無い』
『■■■普通なら
ば……■■■』
イッカク[……[倒]].
///////////////////
目黒[………[起]]..
[ザッ…].
イッカクを
袖釣込腰で
頭から地面に
投げつけた目黒.
素早く起き上がる.
第122話(2)終 第122話(3)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒[[……]].
目黒[………[振]].
体勢を整え
振り返る目黒.
その時.
[[ガッ!!]].
.[目黒].
..:[[掴]]イッカク.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
ォ∴∵∴∵オ∴ォ∴.
目黒「!!![汗]」:∴.
[[掴]……]イッカク.
∵∴.オ∴∵ォ∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
イッカクに
髪を掴まれる目黒.
目黒『マジか…頭から落としたんだぞ!?[汗・心声]』.
目黒『普通
ありえねェだろ!?
[心声]』.
[ググッ…[起]]
イッカク「…[出血]」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
オ∵∵∴.∵∴∵オ∴
∵ォ.∵∴∵∴∵∴∵
イッカク[…[掴]]∵.
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴∵.∴[[外]]目黒
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
イッカクは
目黒の髪を掴み
震えながら
立ち上がる.
第122話(3)終 第122話(4)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
[キリ].∴∵∴∵∴∵
.[キリ]∴∵∴∵∴∵
イッカク[[[震]]].∴
∵∴∵∴∵.∴[キリ]
∵∴∵∴∵.[キリ]∴
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
恍惚の表情で
顔面から出血する
イッカク.
///////////////////
////田口「[汗]」///
///////////////////
///////////////////
オ∵∴.∵∴∵∴∵∴
∵ォ.∵∴∵∴オ∴∵
イッカク[[震]]∵.∴
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵∴.∵「[外]」目黒
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
田口「[汗]」.
[ググッ…]]
田口「…[握・汗]」.
茂みで
二人の戦いを
見守る田口.
手にする斧に
力が入る.
第122話(4)終 第122話(5)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒『落とした高さが十分じゃなかった分…[汗・心声]』.
目黒『まさか
自分から頭を巻き込んで[心声]』.
※受け身を取るイッカク※
目黒『多少 受け身が
取れたって事か!?[心声]』.
目黒『だがダメージは十分ある[心声]』
[[フラ]].
イッカク[[揺]].
..:[フラ]]
ふらつくイッカク.
目黒『ここは行くしかねェ!![心声]』.
:.目黒[……[手]].:.
目黒『まずはこの腕を潰ス!![心声]』.
イッカク[[掴]]
[シュッ…]目黒
目黒が右手でイッカクの左腕に攻撃を仕掛ける.
イッカク[![睨]].
イッカク[[!!!]]
..::[ガッ!!!]..
::.[[!!!]]目黒.
目黒の攻撃を左肘でブロックする
イッカク.
次の瞬間.
目黒『かかった!![心声]』.
イッカク[…[脚]].
目黒[ザッ…[脚]].
[!!!!]イッカク.
目黒[ドッ!!!!].
目黒の鋭い
右ローキックが
イッカクの左脚を
攻撃する.
第122話(5)終 第122話(6)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
.:.:..[!!?]目黒.
イッカク[[…防]]...
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒の
右ローキックは
イッカクの左脛受けでブロックされる.
[グッ].
イッカク[[握]].
[[グイッ[引]]].
イッカク[[握]].
「ぐああっ!!」目黒.
イッカクは
目黒の髪を握りしめ
引き上げる.
次の瞬間.
[グオッ―――]
イッカク「[睨]」..:
∨∨∨∨.∨∨∨∨∨
イッカクが
右腕を
振りかぶった.
目黒「くっ!![汗]」.
[バッ[防]]
目黒「…[汗]」
両肘で顔面をガードする目黒.
その時.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
イッカク[[[[[ゴキッ
―――――――――.
―――――――――.
!!!!!!!]]]]]
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
[!!!!!!]目黒.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
イッカクの
鋭い打ち落とし
右パンチが
目黒の顔面に
炸裂する.
第122話(6)終 第122話(7)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
.:.⌒■ー■ :.:..
イッカク[[掴]].
[[………]]目黒..
[カッ…⌒■ー■ :.]
イッカクの
右パンチを
顔面に食らい
目黒のサングラスが
ふっ飛んだ.
イッカク[[睨]].:.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
キ∵∴∵∴∵.∴∵∴
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
目黒「くっ!!」∴.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵イ∵∴∵.イ∵ィイ
∵∴ィ∴∵∴∵.∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
左頬から
出血する目黒.
目黒[■[汗]■].:.
[[[ガクッ…]]].:.::
:.目黒[[[[揺]]]]]..
...[[[ガクンッ…]]]
目黒の膝が揺れる.
///////////////////
//////田口[[汗]]///
///////////////////
茂みから
二人の戦いを
見守る田口.
幼少期…
目黒との思い出が
脳裏に浮かんでいた.
『──デカブタァ!!────』
第122話(7)終 第122話(8)
○某公園-8年前○
少年『─何で持って
来ねェンだよ─
デカブタァ!!─』
[ガッ]
田口『!!!!!!!』
[ドカッ]
少年『─今日は持っ
て来るっつったろがヨォ!!─』[ガッ]
少年『─約束も守れねえのかデカブタァ!!─』
─8年前…─
公園で
3人組の
少年に蹴られ
頭を抱えながら
耐える田口─
田口『─ム…ムリだよ─ウチ…ビンボーだから─[涙]』.
少年『─知るかよ─
出荷するぞテメェ!!─』.
少年A『─下級生からパクッて来い
デカブタ─二千円以上だぞ
二千円!![笑]─』
イジメられる田口
その時
『ンなモン─テメェで行けや!!』
少年A『!?』
∵∴∵∴∵.∴∵∵∴
『[バキッ!!]』少年.
少年A『[[!!]]』∴.
∵∴∵∴∵.∴∵∵∴
突然
金髪の少年が現れ
少年Aの顔面に右飛び蹴りを食らわした.
ワ──ァ─ア─.
少年『─あ…青目だ─』
──ア──────.
少年『─青目の目黒だ!!─』
『─死ねコラッ!!─』
──────ア─.
第122話(8)終 第122話(9)
○某公園-8年前○
目黒は
3人組の少年を
追い払った.
<カァ>カラス
カラス<カァ>
目黒『─何が青目だ
ザケやがって!!──.
好きで こんなん
なったんじゃ ねえってんだよ!!─』
少年3人『─…─』
目黒にやられ
帰る少年3人.
目黒『─大体田口…
オメェもいっつも
やられてんじゃ
ねェよ!─』
田口『─しょ…
しょうがねェじゃんか…─アイツら─
6年だし…─(オレら小3年だし)[汗]─』
田口『─俺…でけェ
だけでのろまだし………[俯・汗]─』
[ググッ…拳握]
田口『─それに──
俺は目黒みてェに
強くねェし…[震]─』
目黒『─……─』
第122話(9)終 第122話(10)
○某公園-8年前○
目黒『─田口ヨォ……─』
田口『─!?─』
目黒『─人間ってのは─自分と違う者を
恐れる生き物らしい───自分の存在価値が否定された様な気がするからよ─』
─[田口]─[目黒]─
目黒『─だから──
自分と違う奴を──
攻撃するんだってさ…─』
田口『─[汗・座]─』
目黒『─無知で臆病な人間ほど────
他者を容認する事が
できない…[俯]─』
目黒『─だから普通とは違う─────
個性的な奴は嫌でも
強くならなきゃいけないんだって─』..:
目黒『─4番目の
父ちゃんが言ってた…─』.:.
第122話(10)終 第122話(11)
○某公園-8年前○
─[田口]─[目黒]─
田口『─よくわかん
ねェけど俺…───
普通がよかったなァ…[苦笑・座]──』
目黒『─バカ野郎
俺もだよ…──個性なんてろくなもんじゃねェ…[閉目]─』
『普通じゃねェってのは……─』
<カァ>カラス
────○────
カラス<カァ>
『─マジでメンド臭ェ…───』
∵∴∵∴∵.∴∵∵∴
∵∴.∵∴∵∴∵∵∴
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●.
///////////////////
////田口[…汗]/////
///////////////////
茂みから
心配顔で
目黒の戦いを
見守る田口.
///////////////////
///田口[■…汗■]//
///////////////////
第122話(11)終 第122話(12)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
目黒「くうっ!![汗・出血]」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
イッカク[[[ガッ!!!!!!!!!]]].:
.[[[!!!!!!!!!!!!ッガ]]]目黒
∴∵∴∵∴∵.∴∵∴
激しく撲り合う
目黒とイッカク.
[グオッ―――]
イッカク「…[睨]」.∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
イッカクが
目黒の髪を掴みながら撲りかかる.
[ザッ・[防]].
目黒「くっ!!」.
クロスガードの
構えをとる目黒.
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
イッカク[[[[[ガッ
!!!ゴッ!!!!.
ガッ!!!!ゴッ!!
!!!!!ガッ!!.
!ゴッ!!ドッ!!!
!!ゴッ!!!!!.
.:「[[防]]」目黒..:
!!!ゴッ!!ゴッ.
ガッ!!!ドッ!!.
!!!ドッ!!!!.
!!!!!ガッ]]]
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
クロスガードの上からイッカクに滅多打ちにされる目黒.
第122話(12)終 第122話(最終編)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
!!!!!!!!!.
目黒『クソッ…この状態じゃ…勝負になんねェ…[心声]』!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!.
目黒『やっぱ……[心声]』!!!!!!!
イッカク「[睨]」
∨∨∨∨∨∨∨∨∨.
目黒『普通じゃねェ
奴は……[心声]』!.
!!!!!!!!!.
[ブンッ――――――
――――――――].
イッカク[[[ガッ!
!!!!![掴]]]]
[[[!!!!]]]目黒.
イッカクが
目黒の首を掴み
力を込める.
目黒の首を
潰しにかかる.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
グ∵∴グ∵∴∵∴グ.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
イッカク[[潰]]∴∵.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
∵グ[…[震]…]目黒.
∵∴∵∴∵.∴∵∴グ
∵∴∵∴∵∴∵.∴∵
グ∴∵∴∵∴∵∴.∵
目黒『マジで∴∵∴.
メンド臭ェ…!』∴.
∵∴∵∴∵.∴∵∴∵
その巨躯と
タフネスという
「個性」を
全て戦闘用に
特化させた男
イッカク!!
第122話(終)
【アウト OUT】 【OUT アウト】
第123話(1)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
コ.オ..ォ..オ.ォ.ォ
オ...:.ォ.
松坂「うっ…うぐっ…[震]」.
[ズキン]
松坂「痛っ!!!」.
右手で
頭を押さえながら
立ち上がろうとする
松坂.
松坂「グッ…そ……
そう言えば…め…目黒さんは…!?」.
松坂「!!![驚]」.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
オ..ォ∵オ.ォ∵..オ
∵∴イ∴∵∴∵.∴∵
∴.∵[[[[[[潰]]]]]]
∵∴ッ∵.∴∵∴∵目
∴∵∴∵.[[[震]]]黒
∵∴カ∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
∵∴ク∵∴∵.∴∵∴
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
松坂「目黒さん!!」.
イッカクに
首を絞められる目黒.
意識を取り戻した
斬人親衛隊・松坂.
その目に
飛び込んできた
非常事態!!
過去.その両手から
逃れた者はいない.
第123話(1)終 第123話(2)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
グ∴∵∴∵∴.∵∴∵
イッカク「[睨]」∵.
.グ∴∵∵∵∴∴グ∴
∴グ∴∵.∴∵∴∵グ
目黒の首を絞める
イッカク.
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
グ∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒『クソ………….
何て握力[震]』∵.グ
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
目黒『指が入る∴∵.
隙間がねェ………….
[心声]』∴∵∴∵.グ
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
イッカクの
右手を外そうとする目黒.
∴∵∴∵∴∵∴.∵∴
目黒『石みてェに堅ェ!![心声]』∴.∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒『やっぱ この体
勢じゃ 拳を開かせん
のは無理だ…[心声]
』∴グ∴∵.∴∵∴∵
グ∵∴∵∴∵∴.∵∴
目黒『ヤ…ヤベェ….
い…意識が……[汗・
心声]』∴∵∴∵グ∵
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
意識が遠退く目黒.
第123話(2)終 第123話(3)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
[ダッ]
松坂「め…目黒さん 今行きます!!」
目黒を助けに行く
松坂.その時.
[[ガクッ‥]]
松坂「!!?[驚]」.
松坂『マジか!?まだ
足にキテやがる……
…[震・心声]』.
足の震えが止まらず
立ち上がれない松坂.
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
目黒『〜〜〜っ!!』.
[フッ[白目]].
目黒「───』.
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
松坂「目黒さん!![汗]」..:.
第123話(3)終 第123話(4)
●西千葉某所車内●
[ブ≡オ≡ォ≡≡オ].
目黒強襲ポイント1
の公園に車で向かう
ニカクと海.
[オ≡ォ≡≡≡≡≡]
ニカク「仮に目黒が
ルキアの死に関わっていたとして…」
[≡≡≡≡≡≡≡ォ]
ニカク「俺にその事を話さなかったのは
わかる…」
ニカク「だが何故 兄貴には話をした?」
[≡≡]
海「………」
海「何故ってそれは
さっき言った様に
ニカクは信用できなくなってたし…」
─[ニカク]─[海]─.
海「そうなると 今日の作戦をチーム内で
話せるのはイッカクだけだ…」
ニカク「……」
海「それに…イッカクは目黒と同じ
親衛隊の先輩後輩」
海「俺らの内で 最も目黒の事を知っている」
海「疑わしきは罰するとは言え…人一人
バラすかもなんだ…」
[ブ≡ォ≡≡≡≡≡]
海「イッカクには
この作戦を実行する前に」
海「田口の持って来た目黒の情報を
最低限.精査をして貰う必要があると思った」
[≡≡≡≡ォ≡≡オ]
第123話(4)終 第123話(5)
●西千葉某所車内●
[≡≡≡]
ニカク「兄貴が俺に
その事を話すとは
考えなかったのか?」
[≡≡≡≡≡≡≡≡]
海「当然 考えたさ…」
[≡≡≡≡≡]
海「だから イッカク
の口からニカクにその事が伝わっても
その場合は仕方が無いと思ってた…………[俯]」
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
ニカク「チッ…だが
兄貴は俺には話さなかった…[鋭]」
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
[≡≡≡≡≡≡≡]
海「ああ…[俯]」
海はイッカクとの
話し合いを思い出す.
海『─ここまでの話を聞いてどう思う?─』
第123話(5)終 第123話(6)
○ホテルニュー潮薔薇[廃墟]○
海『─やはり 目黒が
ルキアをやったと思う?─』
イッカク『─……[閉目・座]─』
ホテルニュー潮薔薇[廃墟]で話し合う
海とイッカク.
イッカク『─オウオウ……オウ…[閉目]─』
海『─そうだよね
やっぱ田口の情報だけじゃ………───
確信は持てないよね…[汗]─』
海『─やはり 田口に
目黒をやらせるって
証明させるか…──
イッカクの言う通り…目黒自身に直に聞くしかないか…─』
∴∵∴.∵∴∵∴∵∴
イッカク『─オウオウ……─』
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
海『─はあ!?自分一人で行く!?[驚]─』
第123話(6)終 第123話(7)
○ホテルニュー潮薔薇[廃墟]○
海『─それはダメだよイッカク!!──
だって本当に目黒がルキアを潰してたら
かなりの猛者だ!!─
さすがにイッカクだけで行かせられないよ!!─』
海『─ったく……
何言い出すかと思ったら…やっぱりニカクにも話して
検討し直そう…[汗・俯]─』
イッカク『─オウオウ………─』
海『─はあ!?ニカクには言うなって…─
そんな何言ってんだよ!![汗]─』
海『─![驚]─』
─.───.────.
─.─.────.──
イッカク『[微笑]』.
─.─────.─.─
──────.───
海『──……──』
イッカクの
淋しげな微笑みに
何かを感じとる海.
海『─わ…わかったよ─と…とりあえず
ニカクには話さないでおくよ…[俯]─』.
海『─だけど もし田口が作戦の当日に
何かトラブルがあったら…─』
イッカク『─[俯]─』
海『─その時は
ニカクにこの事は話すから…─』
海『─それと─一人で行くのは絶対にダメだ─』
海『─必ず仲間の部隊を数人連れてってくれ…─』
イッカク『─オウ……─』
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
第123話(7)終 第123話(8)
●西千葉某所車内●
[≡≡≡≡]
海「イッカクは言ってた…目黒は自分の直の後輩でもあるし
手の内を一番理解してる[俯]」
海「それに ルキアの
件に目黒が関わってるのであれば
自分なら話をするハズだと…[俯]」
[≡≡≡]
ニカク「………」
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
海「そしてもし目黒
がクロなら…………
自分がケジメを付けると…………[汗]」
∵.∴∵∴∵∴∵∴∵
海「だから目黒が一番通る確率の高い」
B┃A──┃@│花
[]┃┬[]─┃┬┬草
│┃─│[]┃││森
━┃[─]┤┃││公
┃┃━━━┃┴┴園
※簡易見取り図※
海「ポイント@の公園に 自分を配置しろと言ってきた…」
ニカク「フン…一番通る確率が低い場所…」.
ニカク「それも嘘だった訳か…[笑]」.
海「……[汗・俯]」
第123話(8)終 第123話(9)
●西千葉某所車内●
[≡。≡゜≡゜≡]
海「イッカクは
絶対にニカクを
現場に一人で配置させるなと俺に言って来た…[俯]」
[≡゜≡≡≡]
ニカク「あ?絶対ってどういうことよ!?」
[≡≡≡。≡]
海「最初は例の
過保護が出たのかと思ったけど…」
海「いつもと様子が違った…[汗]」
海「絶対にニカクを
目黒にバッティング
させたくない………
そんな感じだった……」
[≡≡≡≡]
ニカク「!?[鋭]」
第123話(9)終 第123話(10)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
コ∵ォ∴∵オ∴.∵オ
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴.∵∴∴∴∵∵∴
[[[[掴]]]]イ∵.∵∴
ォ∴∵∴∴∴∴.∵∴
目∴∵∴∵ッ.オ∴∵
黒[[[潰]]]∴∵ォ.∴
∵∴∵ォ∵カ.∵∴オ
∵∴∵∴∵∵∵.∴∵
∵∴∵∴∵ク∴.∵松
∵∴∵∴∵.∴∵∴坂
イッカクに首を絞められる目黒.
目黒「め…目黒さん…………[驚]」.
[ブシュッ…]
目黒「…[出血]」..
松坂「!?[汗]」.
松坂「マ…マジか……[怯]!?」.
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
松坂「じ…自分の指
で…」.
∵∴∵∴.[ブシュッ]
∵∴∵∴∵∴.∵∴∵
目黒[[[…[震]…]]].
イッカク[[潰]]∴.∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.[ブシュッ]
松坂「く…首をえぐ
って…」.
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
自らの首を
えぐりながら
イッカクの首絞めを
こじ開けようとする
目黒.
第123話(10)終 第123話(11)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
∵∴.∵∴∵∴∵∴∵
イッカク「〜〜〜〜
〜〜〜〜っ!!![驚]」
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
目黒「〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜っ[汗]!!!」
∵∴∵∴.∵∴∵∴∵
執念を見せる目黒に
驚きを隠せない
イッカク.
目黒の首から飛び散る玉のような血が
イッカクの
顔にかかる.
イッカク[[[[[ドス
ッ![膝]]]]]]目黒
∴.∵∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵.∴∵∴∵∴
イッカク[[[[[ドッ
ドッ!!!!!!!.
ドッ!!.!!!!!
ドッ.!ドッ!!ド!
!ドッ!!![掴]!.
.:「[[外]]」目黒:..
!.!ドッ!!ドッ!
!!ドッ!!.ドッ!
!!!ドッ[膝]]]]
∴∵.∴∵∴∵∴∵∴
∴∵∴∵∴.∵∴∵∴
イッカクの
激しい膝蹴り攻撃が
目黒のボディを
突き刺す.
第123話(11)終 第123話(12)
●西千葉市立花草森
公園(ポイント1)●
ドッ!!!!!!!.
目黒「〜〜〜〜〜〜
っ!!![汗]」!!.
!!!!!!!!!.
イッカク「〜〜〜〜
〜〜っ!!![睨]」.
!!!!!!ドッ!.
目黒のボディに
激しい膝蹴りを
乱打させるイッカク.
これを堪える目黒.
その時.
[ブシュッ…]
[…ッュシブ]
目黒はさらに
自らの首を深くえぐる.
∴オ.∵∴∵∴∵∴∵
!!!!!!!!!.
ォ∴目黒「[外]」.!
∨∨∨∨∨∨∨.∨∨
!!!!!!!ォ!.
∧∧.∧∧∧∧∧∧∧
イッカク「[睨]」!.
!!!!!!!!オ.
目黒[グン…!!!!
!!!!!!!!!]
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