2章頭マーサが登場します。

On the eve of the Trial of Contemplation, I know one thing: it's impossible to achieve perfection without knowing the depth of one's own consciousness.
Perhaps this is what I need to look into?
But to do this, I will need some symbolic Japanese objects signifying different sides of one's personality.
For example... An interesting idea. I will walk the Way of Contemplation by concentrating on Netsuke.
- Those are souvenirs, right?

黙想への試練の前夜に、一つのことに気付いたの。その人自身の意識の底にあるものを知らずして極めることは不可能だとね。
多分それこそが私が見出さなければならないものなのではないかしら?
けれどそうするには、人の人格の異なる側面を表現した、何か象徴的な日本のものが必要になるわ。
例えば…。面白い考えが浮かんだわ。私は根付に集中することで黙想の道を行くことにするわ。
- それって思いを託すような品、だよね?

※ここで思いっきり注釈なんですが…
主人公が言っている souvenir スーヴェニーァ とは「思いを託すもの」「思い出になるもの」という意味です。
日本語訳だとよく「お土産」とか「記念品」になっちゃってるんですが、実は英語には正確に「お土産」にあたる言葉がありません。
最も近いのが「旅先を思い出させてくれるもの」=souvenir です。

以前からちょっとニュアンスが違うよなーと思っていたのが、思いっきり辞書の訳だと無理な使い方で出てきてしまったので…。

もしかすると、日本語版はお土産になってるかもしれないと思って色々書きました。
お土産と訳されていても、シナリオライターが根付をお土産と思っているわけではないと思います、という事が言いたかったのです〜

(アメンボがあるからなぁ…)