>>224
すんごい冒頭だけなんだけどページ作りました。

http://www.geocities.jp/shadow_city_story/39event_box.html

原文のKalam (イスラム語でword, speech)はQalam (葦ペン)の誤記っぽいです。
発音は同じじゃね?って思ったんだけど、明らかにかき分けられていて、読めないんだけどアラビア語の表記は違うものでした。

原文のKalam の方は原義はword ことば なんだけど、どうも特にKalam Allah アラーの言葉を指すらしくって、神学的な意味合いの強い単語でした。
英語の原文でも外国語由来のものについてはこういうのがちょくちょくありますね。

ウィキペディアにカラムで載ってたとの人の話から綴りが間違ってることに気付いたので感謝です。

ウマル・ハイヤームについては備考欄にもちこっと載せましたが、間違いなく天才です。
1000年も前にものすごい正確な歴(こよみ)を作った人で、5000年に一日の誤差しかなく、現在日本を含め世界で採用されているグレゴリオ暦よりも正確です。
(グレゴリオ暦の誤差は3300年に一日)
非ユークリッド幾何学という曲面(平面でなく曲がった面)を扱う図形に関する数学の基礎を築いた人でもあります。

科学の信奉者で神(アラー)の力に懐疑的だったらしく、何度も呼び出しをくらっていたのだそうで、いつの時代、いつの世界にもそういう人はいるのだなと思いました。
結局、ちゃんとしたイスラム教徒だというフリをするためにメッカに巡礼に行くはめになったらしいです。
イスラム教って厳しいイメージがありますが、人間は失敗するものだという考えに基づいているらしく、必ず取り返す方法があるんですよね。
戒律は厳しいけど、破ってもなんかお祈り増やしたりすればいいらしいです。

これで有名な詩人でもあるって、なんだか天が二物も三物も与えまくったような人だなと思いました。