0004名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) 舞台は中部地方某所の中学校 俺⇒今は大学生やってる(よって、今からする話は5年ほど前の事) 基本的にいじられ役(今も)、本人は脱却したいけど失敗続き
0005名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) 事件があったのは中学卒業間近の1月 俺の住んでる辺りでは2月になってすぐ私立高校入試⇒3月の真ん中に公立高校入試、という日程で入試やってたので、まさに入試直前期だった 俺の学校では大体の生徒が同じ予備校に通ってて、そこに通ってた人たちはクラスの垣根を越えてコミュニケーションを構築してる感じだった で、その日も学校終わってから塾に直行…しようとしたんだが、そのときにどうも周囲の様子が変だと気付いた
0007名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) どうも周囲の級友達がやけに俺を避け始めたのだ しかし俺には身に覚えがない 理由を知りたいのだが、聞いても「あはは…ちょっとね」と愛想笑いで返される おいおい勘弁してくれよ…卒業間近にイジメの餌食とは…などと思った
0009名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) >>8 いや、この時点では結局のところイジメの標的になったわけではなかったよ 理由が分かったのはその日の塾が終わった後、当時の彼女に「話がある」と神妙な顔で声をかけられた時だった
0011名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) >>10 そうなのよ 中学校の同級生でね、クラスは一回も一緒になったことなかったんだけど、予備校関係のつながりで知り合った人だった 向こうから告白されて1か月くらいたっての話だったかな
0012名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) で、彼女の「話」というのが、 彼女(以下、か)「Aさんの事件について何か知ってることはない?」 このAさんというのは「俺」のクラスメイト。コミュ強で友達多い。実は「か」と付き合う前に俺と噂されたことがあった。 どうやらこのAさんに事件が起きたようだが俺は何も知らない…
0013名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) 俺「んー、事件とは」 か「Aさんの携帯電話が消えて、絶対にあるはずのない場所に隠されてたっていう」 俺「えー隠されてたんか…」※Aさんが携帯電話なくしたことだけは知ってた か「そうなのよ、でね…」 俺「ほう」 か「犯人は私じゃないかって…」 俺「!!!???」
0016名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) ここで、おそらく>>7で俺が敬遠されてたのは「彼女が犯人なら俺も共犯者だろう」と判断されたのが原因なのだろうと分かった 彼女が犯人かどうかは俺には分からないが、もし犯人だとしてそれを俺に自供するほど愚かな人間ではないだろうと思ったので 俺「…ふむ。それを俺に言うという事は、違うんだね?」と聞くと案の定「違う」と返ってきた それで「…分かった。犯人を捜そう」と言ってしまった。 繰り返すがこれは全て受験直前期の話である。今思うと「勉強に集中しろよw」という話だろうが、それはご愛敬だな
0017名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) …言ったはいいものの、>>7で言った通り事情を知ってそうな人達はこの話を徹底的に躱してくるので何もできないかな、という状況だったのだが、 彼女と俺の共通の友人であるBさんは協力してくれた その結果、犯人かもしれない人は…呆気なく見つかった
0018名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) というのも、最後にAさんがスマホを確認した場所が塾の教室(授業が始まる前は談話室的に使って良かった)だったのだが、携帯が消えた時間帯にその部屋の監視カメラをいじっていた人がいたというのだ 俺「それは誰なんだ」 B「Cさん」 俺「…マジっすか?」
0019名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) このCさんというのが結構な曲者でね ・頭は切れるしもともと成績がいいんだけどこの事件の時期はスランプ中 ・唯我独尊…では決してないがどことなくお嬢様っぽい所がある ・割と無自覚に見下した発言をするタイプで、俺とそれでガキじみた口喧嘩の経験あり といったものでね
0021名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) その後、Bさんがいろいろな情報(これについては忘れてしまった、すまん)を持ってきて、俺とBさん(彼女がどう思ってたのかは聞いていない)の間では間違いなく「Cの仕業だ」という方向で進んでいた そんな折、学校にて>>7で敬遠していた人たちが学校でこの話を話し合うという情報をBさんが持ってきて、俺もその話し合いに行けることになった Bさんが俺や「彼女」がいない場所で「○○君(=「俺」)も連れてきていい?」とAさんに聞いたところ、「良いよ、私は正直○○がやったとは思ってないし」と返って来たらしい…
0022名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) 繰り返しになるのだが受験期である、話し合いと言っても放課の間を縫って行われていたので一回にそんなに話が進展するわけではない 1回で2人くらいが情報を出す…と言うかもっぱら犯人の推測をする、まあ井戸端会議みたいなやつだね 俺が合流した日にそこに顔を出していたのは10人くらい。で、ある程度場を仕切ってくれる人がいて話を進めていく 数人が話し終え、結局合流した日に俺に話は振られなかった。「犯人は××(=「彼女」のこと)だと思う」と表立って言った人はそこまではいなかったが、これが俺に対する忖度だったのか実際に少数派だったのかは今なお不明 明日は順番的に俺に話の番が来るな…と思いながら翌日を迎えるのだが、そこで事件が起きる
0025名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) まあ、Cさんが「彼女」をダウトしていたのは知っていたので話し合いに来ているのはおかしくない が、Bさんがいないのは結構堪えた ただでさえ「彼女」がダウトされていて俺はその彼氏という立場 なのに、一番弁護してくれそうな人がいないという状況なのだ そして…予想した通り「○○(=俺)君はどう思うんだ」と話を振られた
0028名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) まあ、この選択自体は公開していないが、この選択のおかげで場が紛糾した まず、Cさんが何かを叫びながら崩れ落ちて泣き始めた あまり聞き取れていなかったが、「お前もなのかよぉぉぉ!!」と叫んだのは聞き取れた。 おそらく「お前も」という事は他の人にもダウトされたのだろう。考えられるのはBさんか そして他の人たちは…というとやっぱりブーイングだ >>25で語った立場+女を泣かせたのだからまあこれも仕方ないといえば仕方がない
0030名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) >>29 ああ、ただ遅かれ早かれこうしただろうと思うので後悔はないよ ただ、タイミングが悪すぎた Cさんが泣き崩れているところで放課が終わってチャイム鳴動⇒奥から先生達が階段を上ってくるのが見えたのだ
0032名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) 誰もが「先生に見つかったらいいように話される」…と思ったのだろう 最初に気付いたD君(イジり体質でAさんや俺を躊躇なくイジる)がアイコンタクトで目くばせをしたのをみて俺達は全員が教室に逃げ込んだ Cさんは相変わらず泣いていたがクラスが同じだった人に手を引かれて逃げ帰った …が、やはり先生方は何かが起きたことに気づいたようだった
0034名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) >>33 おそらくこの時点でバレていたと思うが、その日は特に何事もなく終わった (>>28の事件があったのが3-4時限目の間の放課、短縮授業で午後なしの日だった) 次の日。 あの「話し合い」は流石に行われなかったが、彼女をダウトしている人達は結構露骨によそよそしい態度をとってきた。Cさんとは怖くて話をしていない。ただ、Aさんが「もー元気出しなよw」みたいに普通に接してくれたのは救いだったが… 給食の時、D君が担任に呼ばれて席を外す。数分後戻る。ウチの学校の先生達は給食中に進路の話を持ち掛けないので、おそらく昨日の一件の事情聴取だろうと悟る そしてその次の日(>>28から2日後)…俺は給食前に担任に呼ばれた
0036名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) 進路面談で使っていた小部屋(2畳くらいで物置としても使ってる部屋)に通される。 そして促されるまま座ると、案の定>携帯電話消失事件に関する聞き込みだった 担任はベテランが多かった俺の学年の中では結構若手で「良い兄貴分」的なポジションだったので喋りやすい相手だったこともあり 知っていることは話した 担任は>>28の一件も知っており、「なぜCさんだと思ったのか」と尋ねてきた 俺はBさんに教えてもらった情報を思いつく限り挙げ、「まあ、こんな感じでいくつか根拠があったのでそう思った、決して憶測で物を言って彼女を傷つけようとしたわけではない」と伝えたところ、 担任は納得し、そこで話は終わった
0037名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) …のだが、部屋を出た直後に彼女に声をかけられ、こんなことを言われる か「どうしよう、犯行声明が届いてやっぱり私達が疑われてるよ…」 俺「!? …『達』ってことは俺もってこと?」 か「うん」 俺「それは誰が持っている?」 か「Eさん(彼女のクラスメイト。彼女との仲は割と良好)」 俺「…頼んだら見せてくれるかね??」 ということで、見せてもらうことになった 内容としては、この1年間で「何かがなくなった人」の名前が上がっており(Aさんの名前もそこにあった。また、Eさんはテキストを数か月前に紛失していたらしい)、 それらの犯人は私だという事と動機は彼ら・彼女らを精神的に錯乱させて受験戦争から脱落させることだという事、 そして「絶対に尻尾は掴ませない」と書かれており、wordかメモ帳で作ったものを印刷した形態だった
0039名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) これでなぜ俺が疑われたかというと、「印刷されていた」という点だ、その一点だ 俺は割とパソコンが得意な部類に入っていて、それだけで結びつけられてダウト対象だ バカバカしいと思ったので、彼女には「無視していいと思うよ」と伝えた
0041名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) その後しばらく話は膠着状態だった Cさんが犯人だと決定づける証拠も、「彼女」が犯人だと決定づける証拠もこれ以上は挙がらず、 状況と言えば俺の肩身が狭くなる一方だった 何せ、クロだと確定するまでは味方でいてやりたい彼女と3年来の良き友人達が一触即発になっているのだ 気分がいいわけがない
0043名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) で、そうこうしているうちに2月に入り、>>5で書いた通り入試本番が立て込み始めたので冷戦状態は保ったまま俺達は受験戦争に身を投じた 私立入試が終わってからもウチの学校は公立第一志望がかなり多かったのでやっぱりこの事件の話はあまり出なくなった そして俺達は卒業し、高校入試を受けた で、1週間もすると結果が出るわけだが、それがなかなかなものでね
0045名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) 俺と彼女は同じ公立高校を受ける予定になっていたので「二人で合格しよう」と約束していた この学校は俺と彼女以外にもAさん・Bさん・Cさんなど、同級生が結構な数受けており、この中で一番頭がいいのは彼女orCさんだと思っていたので、先の約束を果たせないとしたら「俺だけが落ちて果たせない」というパターンだろうと思っていた ところが…だ 結果は逆だったよ
0047名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) 結局、事件についてキーパーソンと目された彼女が別の高校に入ったので、俺の入っている高校でその話が出ることはなかった そして、今に至るまで犯人が誰だったのかはわかっていない…というお話でした
0049名無し戦隊ナノレンジャー!垢版 | 大砲NGNG?2BP(0) >>48 こちらこそ聞いてくれてありがとよ 彼女とは高校別れてからもしばらくお付き合いを続けて、高1の夏に別れてる 別れたっつってもかなり円満に話は進んで、今もいいお友達かな 別れたのが高校一緒の人たちにバレたときは「あんなのやめといて正解だよw」みたいな感じで祝福ムードすらあったけど、俺本人は付きあったことを後悔してないかな ちなみに俺や彼女をダウトしてた人達とは高校に行ってから無事仲直りできた Aさんがこれ以上大事にしたくないと彼らに言ってくれたのが効いたみたい