3カ月にも及ぶ大々的なプロモーションの後華々しくデビューし、順風満帆かに見えた矢先の2014年5月、クリスは突然、SM社を相手に契約を無効とする訴訟を起こした。「専属契約効力の不存在確認訴訟」をソウル中央地方裁判所に提起したが、「SM社は寝耳に水だったようで、問い合わせても『現在確認中』を繰り返すばかりだった」と韓国紙の芸能担当記者は当時を振り返る。

「SM社は東方神起との契約トラブル以降、標準契約期間といわれる7年契約をアーティストと交しており、報酬などにも配慮していたといわれていましたから、何があったのか。

 もっともクリスの場合は、それまでも、舞台から突然いなくなったり、スケジュールのある日に連絡がとれなくなったりとトラブル続きといわれていましたから、報酬に不満があったからではないか、などと囁かれていました」