『ゴーストバスターズ アフターライフ』
舞台が何故ニューヨークでは無くなったのか?
それはシリーズが終始描いてきた『ゴーストとはなんぞや?』アメリカ人の不満の気持ちの暗喩として描いてきたから。
今は都市部ではなくてラストベルトにこそアメリカ人の不満が蓄積されているのではないか?
アメリカ白人労働者階級の蓄積された不満と怒りが国を破壊してしまうのではないか?
ゴーストバスターズの初代メンバーが仲違いして解散した理由もそこにあるのです。
ラストベルトを蔑ろにした人々とラストベルトの存在に気がついた人、という風に。
今こそ新自由主義型経済を捨て、新しい経済体制へと移行しよう。お金を溜め込んで経済の流れを堰き止めているグローバル企業は恵まれない人や場所にお金を還元するべき。経済に倫理学の概念を適応させろ。
エンディングの初代バスターズの基地の復活劇がそれを如実に語っているのですね。
小林誠氏が絶賛する理由が理解できます。