>>500
そうだよなあ。
例えば最近はケムリクサというアニメが話題沸騰らしい。主要登場人物が「〜にゃ」や「〜な」という語尾をつける。
こういう日本語コンテンツを英語字幕にしようとしても、「〜にゃ」や「〜な」などという、こういう味を醸し出すための修飾的表現は英語字幕では全て省かれてしまう。
おまけに、日本語学校に通い、かなり日本語が出来る外人が日本語を聞いても、こういう表現の意図したものはなかなか汲み取れない。
『日本では猫の鳴き声が「ニャー」で、猫を擬人化したときに「にゃ」が語尾につけられる。それが転じて、猫のような可愛らしさを表現するために人でも「にゃ」を語尾につけることがある』などと特別に教えてもらわないとわからない。
同様のことが英語から日本語への字幕翻訳でも頻発している。かといって、普通に英語が出来る程度の日本人が英語を聞いても、前述のように汲み取れない。母国語が日本語だから。

結局のところ、日本字幕とは、それなりに英語が出来る日本人が「わかったつもり」になれるツールでしかない。何もわかってないのに。
言葉がもつニュアンスは、英語圏で10年以上生活してるような人ぐらいしかわからない。