寝る前だったので「途中で眠くなったら明日にでも続き観ればいいや」と軽い気持ちで観たら一気に観てしまった。

物語は軽妙なトークと雰囲気から始まる。
自分の知らない、かつて存在した日常。
徐々に高まる緊張感が心地よく一瞬たりとも飽きさせない。
登場人物はそこそこ多く感じたものの、年齢的にも人種の繋がり的にも行動的な理由もあって元来ああいうコミュニティなのだろう。
少年の葛藤と非情な現実、這い上がろうと目指す者とそれを許そうとしない世界。
青空の中ではかなく散って逝く若い命と希望に心が揺さぶられた。
自分の知らない、知ることの出来ない世界を垣間見ることが出来て実に興味深かった。