日本初のオルタナティヴ・バンドとも言えるスピッツをひとつの始祖とするなら、
その後の中村一義の発見をひとつの契機として、98年の世代という感性は少しずつ顕在化していくことになります。
ざっと挙げるだけでも、宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、ドラゴン・アッシュ、くるり、ナンバーガール、
スーパーカーといった一連のアーティスト達がその活動にドライヴをかけていったのが98年のこと。
ミッシェル・ガン・エレファントが明らかに覚醒したのもこの時期です。
ここにワイノ、プリスクールといったバンドを加えてもいい。
そして、その最後尾に七尾旅人を付け加えれば、何となく世代観らしきものが見えてきます。

https://note.mu/quruli/n/n2c937f4c5745