>>76
そう、昔ドビュッシーが音楽学校で作曲の先生に
「完全に理論のルールを破ってる!でも上手いんだよなあ」
と言われたとか

19世紀半ば(いわゆる「バッハからブラームスまで」)の音楽理論
(いわゆる「楽理」として今も音楽学校で教えられてるアレだ、>>72
これのことを「ピアノの演奏関連の音楽理論」というのもあながち間違いとはいえない)
は、もう19世紀末には既にドビュッシー、ワグナー、マーラー、そしてリ・シュトラウス
などの音楽に対応できなくなってる
(っていうか今米理論派作曲家に人気のネオ・リーマン理論の方がましだけど、
それでもまだ未完成の理論だからなあ…作曲には使えても分析にはまだ問題が山積している)

当然ブーレーズの12音技法やゼナキスの確率論的手法や
シェフェールのミュジーク・コンクレートにも対応できない

理論って一般的に思われているほど一枚岩じゃないんだよ