90年代は栄華を極めていた音楽業界。
CDはバカ売れし音楽番組も盛んに放送されて軒並み好調だった。
毎週毎週オリコンランキングに一喜一憂し、年間ランキングトップ10が発表されるのが楽しみだった。
毎年現れる期待のアーティストや時代を彩る代表曲の登場に世間は夢中だった。

それがいつの間にか様変わりした。
CDは全く売れず、そのために特典を付けて売る複数商法が当たり前となった。
それでも右肩下がりを続けているCD売上

これによってオリコンランキングも機能しなくなり、各ランキングは崩壊してしまった。
初登場●位、●●万枚売れたなどの権威がなくなり、
アーティストの実績や曲の浸透度の指標として何の意味もなさなくなった。

音楽番組も次々と終了し、現在放送されている番組も悲惨。
出ているのはアイドルが主流、基本同じような顔ぶればかりで飽き飽きされている。

世間に広く支持される大物系のアーティストや昔のような時代を象徴する代表曲も出てこない、
世間は昔ほど音楽に興味を示さなくなった。

徐々に音楽業界という一つの世界が終わろうとしているのかもしれない。