大人たちに性的に食い物にされた“世界一美しい少年”〜『ベニスに死す』ビョルン・アンドレセン 【毒家族に生まれて】
https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/g35475943/born-into-a-whutering-family-bjorn-andresen-210216/

ヴィスコンティはさらにひどい仕打ちをしている。自分の所属するパリの富裕層ゲイ・コミュニティにビョルンを放り込んだ。

ビョルンは“social suicide”という言葉を使ってこの時説明したのだが、実際彼はこれをきっかけに恐ろしい「社会的死」を経験する。撮影が終わり16歳になった後も、ヴィスコンティと彼のスタッフはゲイバーに連れまわした。そこで行われていたのは、エスコートというと聞こえはいいが、大人の男性たちによる“愛玩具”のトレード。母と同じ轍を同じパリで踏んだのだった。