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【全面戦争糞野郎ゴミ屑おじさん】カリスマワナビ寛(ひろし)のSSをみんなで考えるスレ
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0001名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 00:09:22.14
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【↑ >>883 次スレ立てる時はニ行以上書いて立てること】
ここは当SSスレの物語の主人公であるカリスマワナビおじさんこと架空の人物の寛(ひろし)ちゃんが
糞ブログ執筆や介護スタジオでヤマカス三昧する様やソウルブラザーたちとBLするSSを
43歳無職の無名あきたちやSS作家さんがハロワにも行かずに無駄にスキルを活かしながら創作したり
キャッキャウフフする社交場ヤマちゃんねるなんだよーすごーい

【個人の実名ニックネーム等の書き込みについて】
あくまで当スレはおじさんのSSを創作するスレなので誰かの誹謗中傷と勘違いして発狂マジレスしたり
実在の人物の本名を書くことや特定の人物と推測される話題はやめてくだち!
※例(山本寛斎、ヤ◯カン等の書き込み等

もしおじさんをヤ○カンさんと断定してスレチ荒らしをした場合はさてはヤ○カンアンチだなオメーと判断して即delな!

【避難所の掟】
・おじさんスレはナンバリング、ID、ワッチョイ無しで立ててね
・個人の画像、ヒID等は修正を施すこと
・キャッキャウフフする際におじさんと関係無い個人、作品等を貶めるスレチ野郎は通報します
・当スレはシャークさんとWUG新章・ガッキーを応援しています

【※ポタクとは】
しらんがな(´・ω・`)

【カリスマワナビ・ポタキングとは】
ワナビやポタクどもに君臨するキングでありワナビのカリスマ
CFで金集めた同人アニメ作りより革命()とラーメン修行のふりの方が大切なアル中インポで
特注シークレットシューズ装着により完成する
高燃費高騒音低出力エンジンやゴミクズチワワと揶揄される

【おじさんの悪行(テンプレ)について】
当スレは爆速消化なので流れの緩やかなワッチョイスレに投下した方が良いかと思いますが、有志の判断にお任せします
気になる方はここらへんをふんわり把握しとけばいいんじゃないかな↓
・【演出デビュー作は公開延期】ヤマカン山本寛を見守るスレ【ヒ界のスルーされキング】
 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/net/1518500163/
・妄言情報局 - http://yakan.1-ws.com/bbs/upload.php?mode=cat

関係ないけどWUGちゃんがんばぇ〜
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0002名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 00:09:48.18
【注意】
現在当スレの創作キャラでどクズ設定のカリスマワナビ寛(ひろし)について、
おじさんのモデルはヤ○カン氏だと主張する○マカンアンチの荒らしがいます
ここはおじさんSSを楽しむスレなのでヤマカ○氏の話題やアンチ行為、名誉毀損をする行為は
>>1にあるヤマ○ン氏のスレでお願いします


この例のように架空のおじさんをヤ○カン氏であると主張し誹謗中傷を繰り返すヤマ○ンアンチはヤ○カンさんの名誉のためdelして下さい↓

【例1】
3 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/02/04(日) 18:12:53.04
ヤマカ○ことアニメーション監督の山○寛さんに対する悪質な偽装個人粘着ストーキング誹謗中傷スレ

【例2】
3 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/02/20(火) 12:29:47.16
法廷でもそう言うといいよ


※一部修正済み

ここでヤ○カンアンチが一言↓
0005名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 13:27:05.03
60 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:43:56.79
本日ご紹介するのはこちら。
https://pbs.twimg.com/media/DXhH1aJVMAELUN4.jpg
2010年に学研から発行された小説「アインザッツ」。著者・山○寛(スレのルールに則って伏せ字)、イラスト・平松禎史。
手に取った第一の感想はこれでした。
「A5判かよ!!」
そう、A5判。ラノベというのに文庫本サイズでも新書サイズでもなく、まるで文芸誌のようなA5判。
手元にある本の中では初見良昭著「世界のマーシャルアーツ」「ナイフ・ピストルファイティング」などと同じサイズでした。
昨年お引っ越しのために専門書以外の本を減らしに減らさざるを得なかった、SS作家の小さな本棚を圧迫する実に優しくない大きさです。
ちょうど一年前の今頃、バキ全巻を処分した時の私の無念がわかりますか?
約25年もの間全部初版から集めてた、グラップラー刃牙とバキと範馬刃牙と刃牙道とその他を全部売ってしまった時のあの無念が。
グラップラー刃牙の最初期はまだ書籍にバーコードが使われてない時代で、裏表紙全体を覆うほどの馬鹿でかいイラストが載ってて迫力があったんですよ。
素っ気ない裏表紙のジャンプやマガジン、一応程度にあらすじを載せるだけのサンデーと違う、これがチャンピオンか!バキか!と当時中学生のSS作家は感激したもんです。
そんな、今や古本以外じゃ絶対に手に入らない超レア品を泣く泣く手放した傷が未だに癒えないというのに、かわりに入ってきたのがこんな物って。こんな物って。
いや泣くのはまだ早い。世間じゃ酷評されていても、読んでみたら意外に良い面があるかもしれない。人の言うこと鵜呑みにして先入観を持つのはよくない。
そんなわけで気合を入れ直して先に進みましょう。
0006名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 13:27:40.70
61 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:44:42.86
アインザッツとは「楽器の吹き始め」「音の出だし」を意味する音楽用語だそうです(作中解説より)。
書籍の帯には「指揮者・佐藤裕推薦!」「全日本吹奏楽連盟・平松久司理事長推薦!」と書いてありますが、中身に関係ないので略。
付録として、天野正道氏(色んな映画やアニメを手がけた凄い音楽家の先生)がこの作品の為に作った吹奏楽「ウィンクルム」を収録したCD-ROMがついていました。
ウィンクルム(Vinculum)とはラテン語で「絆」の意。1つしかないオーディオトラックに7分ちょっとのこの曲が収録され、
データCDとして開けばそのトラックのwavファイルと、収録の際の合奏の様子を収めたmpgファイルがひとつずつ、
そしてウィンクルムのスコア(楽譜)のpdfファイルと、これを稽古するにあたっての天野氏からのアドバイスが入っています。
「ウィンクルム」は勇壮な印象のいい曲で、ムービーには天野氏の的確な指揮と、天野氏の指揮を的確に遂行する楽団の姿が収められており、
なるほどこれがプロの仕事かとクラシックに詳しくないなりに感心できるものがありました。

しかし残念ながら、感じ入るものがあったところで所詮は付録のオマケ。
あくまでこの本の主役はおよそ270ページにも及ぶ文章に他ならないのです。そこから逃げては何も始まりません。
諦めてレビューに励みましょう。逃げちゃ駄目だ。逃げ出した先に楽園なんかありゃしねえのさ。大魔王からは逃げられない。
全く関係ありませんが、呉のあの日あの時あの場所で脳裏によぎったのは
喧嘩商売で無一パパが灰色熊に挑む時に呟いた「逃さん」という台詞でした。それが脳内で延々リフレインして無極状態。

それでは本題。
アインザッツ本編は全5章で構成されています。1章ずつレビューしていくとしましょう。
サブタイトルはその章に関連の深いクラシック曲の名前ですが、割とどうでもいいです。
0007名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 13:28:16.22
65 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:47:10.32
●第一章・カタロニアの栄光
(あらすじ)
 大学生・頼場駈呂(らいば かろ)は三年前に卒業した大阪の母校の吹奏楽部から、一ヶ月後の夏の大会で指揮をしてくれないかと要請される。
 嫌々ながら久しぶりに母校を訪れ練習に参加した結果、済し崩し的に指揮者として引き込まれてしまうことに。

……第一章一行目からいきなり「コチ、コチ」「イチ、ニー、サン」ばかりのセリフ文で、早速心が折れかけました。
各所でさんざん貼られてたアレは見せ場じゃなくて冒頭だったのかよ!!
リアルに頭抱えたよ!!たった1ページ半の間にコチだけで50回以上言ってるじゃねえか!!こんなんリアルに呟いたら120%ゲシュタルト崩壊起こすよ!!
そもそもコチの意味がわかんねえよ!!専門用語か脳内用語ならちゃんと解説しろよ!!
メトロノームの擬音だったらそんなもん台詞に混ぜんなよ!!無駄だよ!!読みづらいだけだよ!!お前のツイートとツイキャス並に意味ねえよ!!
そんなんだから定価1952円+税のくせに未使用新品で売価1円なんだよ!!送料の方が圧倒的に高いってそういうことだよ理解しろやバーカ!!

差し当たり言いたいことは言ったので、気を取り直して先へ進みます。
擬音祭りから場面は転換して、主人公・駈呂くんが母校へと赴くシーン。
「陽光が鮮やかなプリズムの七色となって漆黒のアスファルトに」とか「ヘンゼルかグレーテルのような気分」とか
「ルバートがかった動揺」とか「呪縛して自由に操るハーメルンの笛」とか「蛇に睨まれた蛙(文中では誤用)」とか
文学的表現のつもりで小難しい言い回しをするも何ひとつとして伝わらない、どこかの誰かの定義で言うところの「上手い事言いたがり」の文章が延々続きます。
昨年身を以て味わった(味わいたくなかった)作者の文章力と語彙力を理解力と人生に対する姿勢を鑑みて、これはもう真面目に読み込むだけ時間の無駄だ、
斜め読みで地の文を追い掛けて大雑把なストーリーラインだけを頭に入れるべきだと悟りました。読み始めからここまで、わずか3分。
0008名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 13:29:14.04
67 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:48:08.62
駈呂くん、やたらオドオドして「呼ばれはしたけど参加したくない帰りたい」と全身で表現していますが
大学の授業をサボってまで高校の部活に来訪し、更に自前の指揮用タクトまで用意している周到っぷり。やる気マンマンやないか。
「かーっ!俺はやりたくねーんだけど頼まれたから仕方ねーなーっ!かーっ!」 作者の人生的願望丸出しでものすごく痛いです。
ちなみに吹奏楽部の副部長は、駈呂くん信者の女子高生です。信者です。誇張じゃありません。
三つ歳が違って現役時代に顔合わせたこともない同士なのに信者。これも作者の願望丸出しでものすごく痛いです。
そういえば駈呂くんは指揮やってた現役時代にコンクールで金賞を獲ったそうですが、大会規模がわからないのでどう凄いのかわかりません。
まあ高校以来タクト振ってないのに顔も知らない現役から声がかかるぐらいですから、
最低でも支部大会(関東・関西などのブロック大会)には行ってるんでしょう。きっと。そうに違いない。
それにしてもライバカロって驚くべき珍名。名指揮者カルロス・クライバーを文字るにしてももっとセンス発揮できなかったんか。それとも発揮してこれか。

続けて、仕方なく()練習に参加するシーン。まるでなろう小説に出てくる魔法剣士の戦闘のような表現で
「タクトの振り方がなんかすごい」と伝えようとしてくれますが、当然伝わりません。読者にも。登場人物にも。
登場人物に通じなかったのは、その場にいた部員が初心者ばかりで専門用語が通じず、一方的に指揮を始めてしまったのが原因なのですが
部員の力量を見極めないまま稽古つけようとした指揮者が己の不明を恥じることは、当然ありません。
なお部員の力量を知ってる筈の信徒副部長は、部員を指導したり教主さまをフォローしたりする素振りを全く見せませんでした。最初から最後まで、全く。
なんだこれ。上から下までどっかの介護スタジオ級のボンクラーズか。
0009名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 13:29:52.39
69 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:49:22.42
この後、白リボン少女(信者候補、当然初対面)に請われて衆人環視の中で個人授業する願望丸出しシーンみたびがありました。
個人授業シーンは、かの有名なタリラリラー。前情報で知っててもきつかったです。元祖天才バカボンか。元祖名乗っていいぐらい天災で馬鹿で坊ンか。
で、最後はOB乱入から済し崩しに指揮者就任決定で、第一章完。
これでまだ五分の一ってところですよ。逆恨みするわけじゃないけど贈って来た人を殴りたいですよ。こんなものを律儀にレビューしてる自分自身も。
そういえば駈呂くんが初めて部室へ入るシーンでは、初対面同然の信徒副部長が汗ばんだ体で腕を組んできて引っ張り込んでくれるという、
実に童貞臭い妄想のかかった気持ち悪い展開を見せつけてくれました。いま一番殴りたいのは間違いなく作者だ。


●第二章・雲のコラージュ
(あらすじ)
 OBのおっさん共、居酒屋で飲む。信徒副部長、教主さまの下宿にTELする。OBのおっさん共、部活に押しかける。

一章開始数ページの時点で「地の文だけ斜め読みすりゃいいや」と基本方針を固めましたが、早くも自分の浅墓さを思い知る結果になりました。
二章には、地の文が一切ありません。○○○○「」と、カギカッコの前に登場人物名をくっつけて台本形式で会話させるだけです。
いや、場面転換や動作・感情を表す指示すらないので台本形式の域にも達してない。そして所々使われる(笑)。なんだこれは。
おかげで斜め読みするのにも時間がかかってしまいます。おのれこんな奴のために。このうすらぼけめが。
0010名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 13:31:33.41
71 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:50:46.52
この章は中身がないのでストーリー的に語ることはないのですが、とにかくキモい描写が満載でした。
いい歳した大の大人のOB連が、17そこらの女子高生を明らかに性対象として見てる。駈呂くんも誰もそれをたしなめない。不快感すら覚えていない。
この本の帯には「かつて吹奏楽部だったアナタも、いま吹奏楽部のキミも!」とキャッチコピーが載ってますが
編集もいくら商売とはいえよくこんな白々しいコピー書けたもんだと感心しています。本当にキモい。肚の底から気持ち悪い。
その後の信徒が教主さまに電話で御機嫌伺いするシーンも、明らかに実体験に微塵も基づかず
モテない男の都合のいい妄想100%だけで描かれた「ちょっと背伸びした女子高生とのキャッキャウフフ」。
一言だけで評するなら「気持ち悪い」なんですが、しかしこの気持ち悪さを的確に表現するいい言葉が思いつきません。
描写そのものより、こんな描写をお出しできる作者の世界観が心底気持ち悪い。マジキモい。

なお、この章のラストにもタリラリラーのシーンがありました。
昔暴走族がよくホーンで鳴らしてた「ゴッドファーザー愛のテーマ」を不意に思い出しました。タラリラリラリラリラリラー。
今にして考えたら凄いですよね。高校生ぐらいの子供がバイク何台も改造して乗り回せるぐらいお金持ってるなんて、
ある程度違法行為してるとしても今の時代じゃ到底考えられない。そりゃデフレ時代を経て暴走族が絶滅危惧種になるわけだ。
正直、アインザッツなんかより田中宏のBAD BOYSを語りてえですよずっと。ヒロの婿入り話なんてあんなにしんみりさせておいてオチがひどすぎる。
0011名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:31:56.19
73 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:52:46.36
●第三章・キャンディード「序曲」
(あらすじ)
 吹奏楽部、文化祭でしくじる。夏の強化合宿に入る。嫌われ者OBが張り切る。こいつのせいで合宿がうまくいかなくなる。ヤカン切れる。
 信徒副部長が切れたヤカンを追ってきて泣きながら許しを乞う。戻ったら部員一同も反省して許しを乞うてきて、嫌われ者OBもなんか反省してた。
 そしてヤカン指揮者就任から一ヶ月、高校は地区大会に参加したけど結果は最低の銅賞。最低の、銅賞。

三章に入ったら台本形式から普通の小説に戻りました。
ここからは「駈呂くん」といちいち打ったりコピペしたりするのが面倒なので、主人公名は全部「ヤカン」に置き換えます。
ヤカン含めて全員練習不足で当然の結果に終わった文化祭、その汚名を地区大会で晴らすべく部員一同は夏合宿入り。
そしたら普段から部に出入りしてる嫌われ者OB(面倒臭いから以下「おじさん」)がここぞとばかりに出しゃばり始め、
元々部員のやる気が薄いのも重なって、練習はどんどんいい加減に。
こうしておじさんが余計なことし続けてる間、ヤカンは何もしない。真横で常時茶々入れ続けられてるのに本当に何もしない。
実際に指揮する立場からしたら邪魔なことこの上ないし、しかも目に見えて部員のやる気を奪い続けている元凶そのものだというのに、
ヤカンはおじさんに反抗する素振りすら見せない。まさに棒振り人形。人として恥ずかしくないのか。お前はゼロの人間か。
いや、人を疑うようなこと言っちゃいけないですね。人として恥ずかしい。お前はゼロの人間だ。ヤカンはゼロの人間だ。
0013名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 13:35:18.88
75 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:53:24.23
しかしヤカン、ここまで全く何もしてなかった糞チキンのくせに、ダレた部員が練習をやめ始めると怒って譜面台に台パン食らわせて脱走します。
上の相手には何も言えないくせに下の立場には強く出られるヘタレ根性、本当に素晴らしいですね。
しかも強く出ると言っても出来るのがせいぜい台パンで、そのまま追っかけてくるの期待して何も言わずダッシュ逃走してしまう点も、
いかにもヘタレのヤカンらしくてグッドです。軍鶏になれないチキンのチラッチラッ心理が心底ウゼエ。
そこからの「信徒副部長による号泣引き止め→戻ってみたらおじさん含めみんな反省→ヤカン寛大にも許して練習再開」という、
誰もが思いつくけど面白くないから必ずボツにする超ご都合展開もたまりません。
それまでやる気なかった奴が台パンされてやる気出すかよ。台パンやるような奴が根に持たずそのまま練習再開なんかあり得るかよ。
マジビックリするほどのあたまのわるさ。ご都合主義はいいとしても、もうちょっとリアリティと言うものをですね。本当にもう。

●第四章・組曲「シバの女王ベルキス」
(あらすじ)
 吹奏楽部銅賞の理由は「コンクールは技術を競うものでグルービーさは要らない」という御尤もなもの。
 しかしヤカンはこれにショックを受け、そのまま指揮者をやめて部活にも顔を出さなくなる。
 その隙に大人しくなってたおじさんがまた勢力を伸ばし、今度は本格的に部を乗っ取って私物化し始めてしまった。
 ヤカンは信徒副部長から誘われたコンサートに一緒に行き、
 信徒から「進級したら吹奏楽やめる、ヤカンと部活できて幸せでした」と告白を受けて別れる。
0014名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 13:39:07.64
76 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:54:15.62
ここまで斜め読みしかしてなかったのでわからなかったのですが、四章を途中まで読み進めて大変なことに気が付きました。
三章を境に、文体・文章が普通に読めるものに成長している。それも別人に生まれ変わったと言っていいレベルで。
一章のくどいだけで味も何もない駄文とも、二章のト書きすらない台本未満とも違い、
三章からは普通に小説として成立していました。ストーリーこそトンチキですが、文自体は実にまとも。
三章後半の地区予選の演奏シーンは特に言う事がなくレビューを省かざるを得ないほど普通に読めましたし、
四章のおじさんが部を乗っ取る流れに至っては、プロ演奏家もいるOB会を活用して侵食してくるという強かな政治手腕まで描写しています。
本当に別の作者に成り代わったかのように「読める」文章。いったい二章から三章の間に何があったのでしょうか?
SS作家の胸中は、まるでジャイアンがテストで100点を取ったかのような驚きに満ち溢れています。

それはさておき。
誰がどう見ても弱小でしかない吹奏楽部の、指揮者に就任してからわずか一ヶ月。
いくら地区大会、一般的部活で言うところの市大会レベルとはいえ、これでまともに戦えると思ったヤカンの脳味噌を心底疑います。
合宿込みの一ヶ月だけで金賞獲れるぐらいになれるって、運転免許と勘違いしとりゃしませんか。それか昔の怪しい通販。
それだけでも大概なのに、審査員から酷評されただけで何もかも放り出して逃げ出すガラスハート&無責任っぷりが本当に凄い。
全国大会ならまだしも地区予選ですよ地区予選。たかが地区予選ごときでこんなに腐ることができるってある意味無類の才能です。
まったく作者の人間性が透けて見えるようですね。ガラスだけに。
0015名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:45:07.85
77 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:55:03.26
ちなみに「コンクールは技術を競うものでグルービーさは要らない」との審査員評ですが、
最初に「私の趣味じゃない」と前置きされ、その上でこの言葉が続いています。
察するに、ヤカンと愉快な信者たちはそもそも技術的にどうしようもなかったのでしょう。始動からわずか一ヶ月目なのだからさもありなん。
しかしそれをストレートに伝えては学生が傷つく。だからあくまで「個人的な好みにより落とした」という態を取り、
比較的見所のあったグルービーさを微妙に褒めつつ、君たちには本来持っているべき技術が足りないのだと厚めのオブラートに包んで伝えることで
今後の成長と発展を期待したのではないでしょうか。SS作家はそう受け取るのが妥当なシーンだと考えています。
それにしても、こんな微妙な心理をうまく描写できるようになっているとは実に素晴らしい。本当に文章力が格段に成長している。
SS作家の胸中は、まるでジャイアンがテストで100点を取ったかのような驚きに満ち溢れています。

しかし後半部のデートシーンは、あらすじも文章も相変わらずのひどさで安心しました。
特にひどかったのが、信徒からチケットが郵送されてきた時のお誘いの文面。以下、原文ママ。
「お元気ですか?私はまぁ、なんとかやってます。……これは、ちょっとしたデートのお誘いです(笑)」
……ああ、うん。いるね。こんなデートの誘い方する「男」。
適当かつどうでもい挨拶にもなってないい挨拶の後、何の前置きも前振りも御機嫌伺いもなくいきなりデートに誘う馬鹿丸出しの「男」。
しかも末尾に(笑)をつけることで「本気じゃないから断ってくれても大丈夫だよ!」と、
相手に逃げ道を作ってあげてるように見えてその実、断られた時の自分への言い訳を最初から万全にしてる典型的な「ヘタレクソ男」。
これ、ハタチそこらの女馴れしてない小僧とか、水商売や風俗でしか相手してもらえない素人童貞に本当に多い。物凄く多い。
0016名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:45:59.03
78 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:55:36.87
女の子はこんな品のない誘い方しません。良くも悪くも見栄が大事なんだからこんな知能が透けて見えるような文章は送りませんし、
そもそも男を誘うこと自体がなかなかない。男から誘われるよう仕向けることは多くても、自分から積極的に誘ってくるなんてかなり稀です。
本当にね、浅い。この作者の人生経験は、年齢に全く見合わないほど浅く幼い。女心がわかってないのは当然のこと、同性のはずの男心すら全く理解していない。
だからこんなダメ男そのもののダッセェ文面を、女が出したという態で臆面もなく描写できる。
ひどい。当時三十路のいい大人の書くものじゃない。人気のないなろう小説だってもうちょっとマシだ。ひどい。頭痛い。

とはいえ、これは八年も昔の作品。八年とは、競技に目覚めた一介の素人が世界王者に上り詰め引退してトレーナーに転身するほど長い月日です。
昔から「男児三日会わざれば刮目して見よ」と言います。ですからきっと彼も、今は生まれ変わって素晴らしいクリエイターになっていることでしょう。
三章や四章前半でちゃんとその片鱗を見せていましたし、あれから長い時を経て格段に進化していることとSS作家は思います。期待しましょう。きっと大丈夫です。
皮肉ってわかるか?
0017名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:46:39.24
80 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:58:22.44
●第五章・"ウィンクルム"
(あらすじ)
 おじさんが張り切ってくれたせいで吹奏楽部はボロボロ、部員数も激減で状況はかなりピンチ。
 その頃傷心のヤカンは特に勉学に励むでもなくバイトしつつ日々を無為に過ごしていたが、最初の指揮者就任から一年後、
 部員たちが自分の復帰を求めていると聞き、実家の父親(大音楽家)から託された秘蔵の一曲「ウィンクルム」を引っ提げて部に帰還。
 高校生にウィンクルムを仕込んでしっかり鍛え上げつつおじさんの妨害をはねのけ、部活やめてた信徒副部長も復帰。
 そして一年前は銅賞に終わった地区大会でリベンジ金賞を獲得し、地区代表にも選出されました。一同大喜び。
 さあ次は大阪府大会!おれたちの戦いはこれからだ!おしまい。

この最終章を読んでる時、SS作家の脳内ではずっと、
満賀道雄氏と才野茂氏が美味しいもの食べた後のような満面の笑顔で「キモーイ!」と叫び続けてました。
「無能の権力者がぶち壊した組織に救世主として呼ばれ、期待に応えて建て直しに成功し女にもモテモテ」
すごいですね。メサイアコンプレックス丸出し。しかも自分から動くことは全くなくて徹頭徹尾受け身。
呼ばれたからまた行った、そしたらなんかうまくいきますた。キモーイ!
一応ヤカンは指揮が凄腕だから呼び戻されたという設定にはなってますが、当然何が凄いのかは全くわからない。
実際の描写は魔法剣士的な表現のタクト振りと、地区大会最低評価という結果だけ。これであの人の指揮がいいと言われても「お前バカか?」としか。
そしてキモさの真骨頂は、信徒副部長に部活復帰をお願いするシーン。
「復帰したら私と付き合ってくれますか?」とこんな発言する女いねえよと断言できるキモ発言が飛び出し
それを聞いて胸高鳴らせたヤカンが戸惑ってると「……先輩、可愛い」
はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
もうゴールしてもいいよね?BGM「青空」で。ブルーハーツの。こんなはずじゃなかっただろと歴史がぼくを問い詰めるよ。
0018名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:47:19.56
81 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:59:17.82
しかし何ですね。最終章で特に感じましたが、この作品に一貫して流れてる雰囲気を見るに
作者はこれまでの人生で「努力」というものをしたことがないのではないでしょうか。
規定の仕事をこなす「作業」の経験は豊富かもしれませんが、思考力と精神力をフルに使って自分のあるべき姿を模索し
己だけでなく人も錬磨してより高みに上ろうという意識と、そうあらんと励んだ経験がまるでない。過去あった痕跡すら見当たらない。
それどころか、どんな形であれ人とまともに競ったことすらないように思えます。
一度目の指揮者就任からたった一ヶ月そこらで「ド素人集団が大会に優勝する」とかどんな競技でも不可能ですし、
二度目の指揮者就任からたった一ヶ月そこらで「ド素人集団が大会に優勝した」とかどんな競技でも不可能です。
自分達は、たった一ヶ月の練習で他の出場者をゴボウ抜きにできるほどの天才とでも思ってますか?
他の出場者は、たった一ヶ月の練習でゴボウ抜きにできるほどの下手糞ばかりとでも思ってますか?
作者には、自分を的確に評価する眼と、他人に対する敬意が根本から欠けています。正々堂々と競った経験があれば、子供でも自然と身に着くはずものです。
しかもこの大会は地区大会、あくまで府大会の予選にすぎない。
そりゃ去年は最低評価だったのが最高評価になったら嬉しいでしょうが、決して大歓声で狂喜乱舞するほど大したものじゃありません。
センター試験でいい成績取ったからって大歓喜できますか?それなりの喜びを噛み締めつつ二次試験に備えるのが普通でしょう?
そういう、戦って競って努力して成果を収めた経験がある人間なら絶対にやらない筈の描写を、この作者は平然とやっている。
だから薄くて浅い。下手糞なワナビ小説だの、出来の悪い宗教物語だのと言われるわけです。ウンザリだ。
0019名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:47:41.76
82 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:59:55.56
戸塚ヨットスクールの校長は「人間矯正できるのは30歳まで、過ぎたらもうダメ」と言い、
作家で元ヤクザの安部譲二氏は「40過ぎてやり直せたヤクザはほぼ皆無」と語っていました。
かの人がこれを覆し、今からでも人生をやり直すのを期待するだけです。
ちなみに文章力については最後まで100点ジャイアンでした。シークレットブーツを脱いで素足で歩きましょう。

このレビューを書き終わった今、SS作家は無性に癒されたい気分です。半端なく疲れました。体より心が。
Amazonほしいものリストに音楽と酒を追加してしまった俺を責められまい。早い時間ですがおやすみなさい。本当に疲れた。
そして贈ってくれた方、本当にありがとう。こんなにも人を殴りたい気分になったのは夏以来ひさしぶりです。
0021名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:48:14.00
107 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:45:02.33 ID:uWeOJ0Nk [1/9]
それでは新作投下。

SS作家は松坂世代に近い昭和50年代生まれのおっさんで、昭和60年代〜平成初期に幼少期を過ごしました。
世はジャンプ黄金時代。月曜になると誰もが競って週刊少年ジャンプを読みふけり、テレビでは週の半分ぐらいジャンプアニメが流れている、そんな時代でした。
SS作家も、アラレちゃんとキン肉マンと北斗の拳で産湯を使い、ドラゴンボールや聖闘士星矢やシティハンターを見ながら育った、
当時の日本のどこにでもいる子供のひとりでした。町の本屋さんで民明書房の本を探し回った経験があるぐらいどこにでもいる子供でした。
しかしそんな子供もジャンプしか読んでないわけじゃありません。子供向けならコロコロコミックにコミックボンボンがありましたし、
何かのきっかけでジャンプ以外の少年誌や青年誌に触れて興味を抱くことだって十分にあり得る。
なので、SS作家が四捨五入して10歳にして月刊少年マガジンを読むようになったのも、さほどおかしなことではありません。

最初に月マガに触れたきっかけは、親戚が買ってきたのか行きつけの散髪屋にあったのか記憶が定かでありませんが、
鉄拳チンミを見て「あのアニメはここで原作やってたんだ!」と驚いたことだけはよく覚えています。(※88年にテレ朝系でアニメ化していた)
それ以来、毎月欠かさず月マガを読むようになりました。当時のチンミは武者修業編で、各地を旅して色んな武術家と対決し盛り上がってた頃。
修羅の門は第二部末期と刻の八雲編をやってて、他には伝説にして悲運のお色気漫画となった1+2=パラダイスが連載中。
そして何と言っても忘れちゃいけない『なんと孫六』。
名前は知ってても読んだことはないという方がかなり多いと思われるので、簡単に解説しましょう。
0023名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:49:22.96
108 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:46:48.51 ID:uWeOJ0Nk [2/9]
なんと孫六とは1981年から2014年まで34年間、月マガで連載されていた不良野球漫画です。作者は「ああ播磨灘」「フォーシーム」のさだやす圭。
ストーリーは、大阪最凶と言われる浪城高校に入学した不良少年・甲斐孫六が喧嘩に野球に大活躍というもの。
16歳で大阪最強の不良になって野球部のエースとして甲子園準優勝、しかし抗争で人を殺しかけてクビ。
17歳でプロ選手になり投打で大谷翔平級の大活躍を見せ、しかし抗争で人を殺しかけてクビ。
それからゴルフでジャンボ尾崎軍団を粉砕した後、メジャーリーガーになってワールドシリーズに進んで、またも抗争で人を殺しかけてクビと思いきや無罪放免。
そのままシリーズ制覇して子供に撃たれて死にかけたけど、WBC日本代表として活躍して完。おまけで違法農場を潰して摘発。
何言ってるのかよくわからないと思いますが、本当にそういう漫画です。多少誤解を生む書き方はしましたが誇張はしてません。そのままのストーリーです。
時代と高校名を鑑みるに元中日→ロッテの牛島和彦投手をモデルにして作られた(※)のでしょうが、そんなものは最初期のエッセンスだけ。
勢いに任せてその場の話が面白ければオールOK、そのために孫六がぼけーっ!!死にさらせーっ!!と叫んで三振奪るかホームラン打つか人を殴り倒すかする、そういう漫画がなんと孫六です。
でもよく読んでみると真っ当な意味で頭脳的な駆け引きもかなり多いので、劇画調の古臭い画風が肌に合うなら読んでてかなり面白いと思います。気になった方は是非。
0024名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:50:13.28
※かつて大阪市には浪商高校という、PL学園と並ぶ強豪かつ大阪屈指の不良の巣窟という学校がありました。
OBの代表格として知られるのが、喧嘩も女も野球も最強だったというエース牛島和彦とその相棒「ドカベン」香川伸行、
そして今や喝じいさんとして日曜朝の顔になっている「安打製造機」張本勲。
戦後まもなくから平成一桁まで広島を代表するヤクザタウンだった段原町で育ち、野球選手を志すも素行が悪過ぎてどの高校も取ってくれず、
大阪へ野球留学して浪商に入り、途中転入の一年生にして四番になったという伝説を持つ御仁です。
SS作家の伯父はかつて広島商業から甲子園に出場した元高校球児で、中学時代は張本氏の後輩だったそうですが、
残念ながらそのお話を伺うことはついぞできませんでした。無念。
0025名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:50:37.79
今回Amazonリストからいただいたなんと孫六の第25巻には、SS作家が小学生当時リアルタイムで読んでいた部分が収録されています。
甲子園で準優勝した後の全日本無頼連合(全無連)との抗争のクライマックスから、プロ野球入りのための策略を開始するあたり。
中でも一番語りたいのはその全無連編のラスト、大阪統一を目論むリーダー・千アレクセイ皇明との対決シーンです。
この漫画では勝負はただ勝てば良いものとしておらず、身も心も最大限痛めつけた上で完膚なきまでに叩きのめして勝つものであると捉えています。
これが野球シーンなら面白い。相手の得意コースに渾身の孫六ボールを投げ込んで空振りとか、挑発して絶好球投げさせてホームランとか、
ある意味ワンパターンながら王道で非常に燃える試合が展開されます。
しかし喧嘩になってしまうと非常にエグい。ヘアースタイルのキマった色男の髪をむしりとって坊主にするのは優しい方で、
噛みつきが得意なチビなら歯を根こそぎ折って倒しますし、頭突きの得意な巨漢なら腕をあらぬ方向に曲げた挙句に頭突きで倒して「お前の負けや」と宣告して心を折る。
真正面から殴りあって「タイマン張ったらダチじゃあ!!」みたいな暑苦しくも爽やかな展開はありません。最初は多少ありましたが途中からは絶無。
さて、全無連編のラスボスである千皇明。大金持ちの御曹司で、心技体は申し分なく野心にも満ち溢れ、更に女の方から放っておかないほどのハーフのイケメンです。
イケメンです。連載当時そんな言葉はありませんでしたが、紛うことなきイケメンです。これを覚えておいてください
0026名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:51:05.94
110 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:52:53.42 ID:uWeOJ0Nk [4/9]
郊外にある皇明の豪邸に呼び出され、目の前で浪城高校の舎弟を傷めつけられ、レイピア、斧、指折り噛みつき何でもアリの殺し合いに突入。
利き手である左手の人差し指と中指を折られ、「子分に飽き足らず野球選手の命にまで手を掛けてくれたのう」と闘志が更に燃えますが、物理的なハンデは如何ともしがたい。
怯え逃げ惑うフリをして二階へ上がり、階段から奇襲のダイビングヘッドバットを敢行するも、読まれて通じない。
そのまま二階のバルコニーまで追い詰められ、腰の高さまである柵の向こうまで吹っ飛ばされ、
危うく地面へ叩き落されそうなところを右手一本で崖っぷちにしがみつく大ピンチ。
二階のバルコニーといっても、豪邸なので普通の家の三階以上の高さがあります。落ちて運良く死ななかったとしてもゆっくりとどめを刺されて死亡確定です。
もはや皇明にとっては、柵の柱の間から右手を蹴り剥がしてしまえば全て決着という簡単なお仕事。
「怖いか」「愚かものめ」と、約束された勝利を噛み締めるかのように右手を踏みにじります。
しかし孫六の執念が奇蹟の一手を生みました。左手の親指で皇明の右足の裾を掴み、更に右手を崖っぷちから離して左足の裾を掴む。その結果、どうなるか。
孫六の全体重によって皇明の体が猛烈に引っ張られ、両足の付け根に柵の石柱がハイスピードで迫る。そのまま「ガキン」。助け人走る風に言えば金玉大激突。
さあ状況は一気に逆転。悶絶してる隙にバルコニーへ這い上がって、今度は皇明の方が崖を背にすることに。

そこで問題だ!
孫六はここからどんな攻撃で皇明を倒すか?3択――ひとつだけ選びなさい
答え@男なら室内に戻して素手でボコボコに
答えAいいやさっきまで使ってたレイピアや斧で死んでもらう
答えBオーソドックスにバルコニーから突き落す。現実は非情である
0027名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:51:39.32
112 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:55:15.16 ID:uWeOJ0Nk [5/9]
話は変わりますが、大根おろしというものがありますね。料理か食材か調味料かどこにカテゴライズしたらいいかよくわからない、脂の乗った秋刀魚食べるには必需品のアレ。
微妙な苦みとさっぱりした口当たりで脂のくどさを中和するだけでなく、豊富に含まれている酵素ジアスターゼが
胃の中で消化を助けてくれるという、誰が発見したか知らないがスゲエ知恵の詰まったアレです。秋刀魚は当然のことステーキにもぴったり。
作り方は、日本人なら当然御存知でしょう。輪切りにした大根をおろしがねに押し付けて、ガリガリと擦る。
そうすれば噴き出る汁とともに、おろされた大根がみぞれのように溜まっていきます。
出来栄えはおろしがねによって大きく左右されるようで、最新製品は知りませんが伝統的なものは、目(トゲ)の立ち方が多少不規則な方が良いのだとか。
まあおろしがねにそこまでのこだわりがなくとも、たとえばヤスリやコンクリ壁に擦って作っても美味しくならないのは簡単に想像つきますよね。
変な味が混ざらなかったところで、壁なんかじゃ大根がすりきれるだけでまともなおろしが出来ないのは誰にでもわかります。
そう、すりきれるだけで。

それでは、先の問題の答えを発表しましょう。

「形勢がすっかり逆転じゃの」
そう言って仁王立ちで皇明を見下ろす孫六。
「そやけどわしゃおんどれのように、一人で落ちいなんてえぐい事はいわんで」
髪の毛を掴んでおもいっきり壁に顔を押し付ける。
「旅は道連れじゃ!!」
押し付けたままバルコニーから一緒に飛び降りる。

その結果、https://pbs.twimg.com/media/DX-LEUYV4AEyost.jpg

……誰がここまでやれと言った。
0028名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:52:17.26
114 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:57:52.60 ID:uWeOJ0Nk [6/9]
当然ハーフのイケメンは血まみれのっぺらぼうの凄惨な姿になり、お付きの部下たちも戦慄して言葉を失うのですが、
当の孫六は余裕の笑みを浮かべて「これがほんまの面目丸つぶれいうやっちゃのう」と上手いことまで言う戦闘狂っぷり。
更には石で殴って生命活動にとどめを刺そうとする容赦のなさまで発揮します。

当時小学生のSS作家が、予告もなくこんなものを見てしまった時の気分を御想像ください。
鉄拳チンミや修羅の門の迫力あるアクションに燃え、1+2=パラダイスで性欲の何たるかを知ったばかりの子供が、
いきなりこんなエグいものを見せられて一体何が刻みこまれると思いますか?
おかげで「なるたる」ののり夫の最期は「エグくないとは言わんけどこんなもんか?」でしたし、
「闇金ウシジマくん」で肉蝮が撥ねられて見開きで腕折られるシーンは思わず吹き出してしまいましたし、
そりゃ耐性つきますよ。歪みますよ。
性癖だっておかしな方向行きますよ。フラクタルの処女膜検査で狂喜乱舞したぐらいに。
ゴメン大嘘ついた。フラクタルなんか見たことないし興味もないです。まどマギの3話とか10話ならまだしも、
こんなもののDVD送りつけられたら真剣に高天原への逃亡を検討します。
ちなみに高天原とは古事記では神々の住まう地のことですが、広島市民には火葬場の通称として知られています。この歳になるとちょくちょく縁があるのが何とも。
0029名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:52:43.85
これから後は、駆け付けてきた知り合いに説得されて殺すのを取りやめるも、事件が警察に発覚してしまい逮捕→全国報道。
将来が完全に潰えたと思ったら、とあるプロ球団が裏で手を回したのもあって無罪放免。
その球団が「二年間生活保証して匿ってやるから、高卒年齢になったらうちにドラフト指名されろ」と持ちかけてくるという
西武黄金時代の寝業師ネモトを彷彿とさせる策略を見せ、それに反発して独自にプロ入りに道を模索し始めるところで25巻は終わりです。
普通の漫画なら話が大きく転換する時、第○部完とか○○編開始とか何とかボールZなどと言ってわかりやすく区切りをつけるのですが、
この作品はそういうわかりやすい転換はなく、シームレスにストーリーが激動していくのが特徴となっています。でもこれはこれで。
0030名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:53:13.02
116 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:58:43.64 ID:uWeOJ0Nk [7/9]
とにかくこの、皇明の顔面すりおろし。SS作家の長い孫六人生の中でもトップクラスの衝撃でした。
どうやっても多少の思い出補正は入りますが、それを加味しても今なお大好きなシーンです。
これに匹敵するのはアレですね。はるみが自分の出したてウンコを握って警察署脱走するあの一幕。
さだやす圭御大の高い画力を以て丁寧に描きこまれた糞便が、警官の顔面に物凄い勢いでぶつけられるという、
青年誌どころかエロ漫画でも滅多に見られない悪夢のような場面が展開されています。リアルタイムで見て目を疑いました。
こちらはそれほど見返したいシーンではないのですが、それでも不意に思い出すことがあるぐらい強烈でした。これで性癖歪んだ子供もいるのでしょうか?

いや、真っ当な意味で面白くて燃える話もいっぱいありますよ?特に野球になると。
内角を容赦なくえぐられて殴りかかってきたレジーを逆に脅し返したプロ初登板試合に、
内角を容赦なくえぐられても平然と見送ったベルを「ピカイチの凶悪犯やで」と見直すメジャーのセネタース戦、
そして何より、ワールドシリーズでのウィラードとの一連の対決。
二打席連続ホームラン食らった三打席目、「わしは今まで本気で殺したい思うた相手が二人おる。おっさんが三人目や」って憤怒の笑顔が凄いんですよ。
これも単行本で見たいんですが、残念ながら何巻だったか正確に覚えてません。
全巻まとめて買い揃えようにもSS作家の本棚にそんなスペースはなく、果たしてどうしたものか。
0031名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:53:39.61
117 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:59:07.09 ID:uWeOJ0Nk [8/9]
でも今回のレビューは、前回よりずっと気楽で楽しかったです。好きなもの好きなだけ好きなように語っていいんですから、天国ですよ。
アインザッツの心をゴリゴリ削られる感じはね、忘れてしまうしかない悲しみを植え付けてくれました。ByeByeって幾度呟きたくなったことか。
おかげでしっかり癒されました。これで誰かが言ってた「フラクタル贈ったよ」が嘘だったら幸せなまま日々を過ごせるんですけどね。嘘であってください。

余談ですが、孫六作者のさだやす圭先生は広島出身です。
豪快な性格の大阪人が主人公の物語ばかり描いているので誤解されがちですが、広島出身です。広島県三原市。修羅の門の川原正敏先生と同郷。
隣の尾道市には有名人の足型レリーフがいっぱい並んだ通りがあり、金田正一氏の隣にさだやす先生の足跡が鎮座しています。
尾道を訪れることがあって気が向いたなら是非ご覧になってください。
更に余談ですが、さだやす圭先生の子供は現在「さだやす」というペンネームで活動しており、単にさだやすとだけ言うと混同してしまう危険があるので注意です。

それではまた別のレビューでお会いしましょう。単行本を贈っていただき、改めてありがとうございました。
0033名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 13:57:39.14
125 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/03/12(月) 23:06:39.44 ID:BKVC4UWQ
SS作家は九州物産展があると必ず辛子蓮根を探し、見当たらないと一日不機嫌になるぐらいの辛子蓮根好きです。
先週、アインザッツのレビューで心がささくれたので酒と肴が欲しくなり、それならまずは辛子蓮根だということでリストに追加しました。
それじゃあ辛子蓮根に合う酒は?と考えて、迷うことなく焼酎を選択しました。熊本の球磨焼酎。
山岡さんが親譲りの無鉄砲で得ばかりしていた、昭和時代の美味しんぼでも紹介されてたゴールデンコンビです。
鼻と目を容赦なく襲う辛子の強烈な香りが焼酎によってフワッと掻き消され、旨味だけが綺麗に残るあの感覚は本当にたまらない。
とはいえ球磨焼酎の銘柄には詳しくないので、とりあえず検索してみてお手頃な値段のものを適当にリストに突っ込んでおきました。
それが、熊本県人吉市は鳥飼酒造の本格米焼酎「吟香 鳥飼」だったという次第です。
吟香とは「ぎんこう」と読み、特殊な発酵を施した酒が発する独特の香りのことを指すのだそうです。
先日投下したアイン(以下略)レビューが思った以上に好評で、翌日にはリストに入れていた焼酎が二本も届くという驚きの事態になったため、
この日曜日に栓を開け、のんびり飲みながら約束通りにこのレビューを書き上げた次第です。
0034名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:58:05.92
126 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/03/12(月) 23:07:47.10 ID:BKVC4UWQ
まず開栓してみて驚きました。部屋の中に一気に広がるフルーティな芳香。少し酸味を感じる清々しい匂いで、まるで香りを売りにする上質な日本酒そのもの。
もしかして日本酒と間違えたのかと思い、思わず箱と瓶を二度見してしまったほどです。そのぐらい香しく爽やか。吟香の名を自ら冠するに相応しいものでした。
では肝心の味はどうか?猪口にストレートのまま少し注ぎ、そのまま口に含んでみると、やっぱり焼酎らしくない美味しさ。
度数25と決して低くはないのですが、香りと同じく舌触りもフルーティできつさを感じさせない。
九州南部の焼酎といえば、米や麦や芋の香りが強めのアルコールと一緒にガツンときて
いかにも「焼酎を飲んでいる!」と実感させてくれるのが最大の魅力ですが、これは九州に似つかわしくない実にファッショナブルな口当たり。
大昔の野球に例えるなら、山本浩二や衣笠祥雄、江夏豊のような濃厚で強烈な選手ばかりが揃っていた広島カープに
シティボーイの高橋慶彦が混じっていたようなものでしょうか。そんなイメージが脳裏に浮かびました。
しかし飲み下してみると、その印象はガラリと変わります。口当たりは焼酎らしからぬすっきりした爽やかさなのに、
喉からこみあげて鼻に抜ける後味は、間違いなく実力派本格焼酎のそれ。
日本酒のように香り高さが先に立つものではなく、残り香とアルコールが一緒になってガツンと鼻に来る、蒸留酒独特のあの感じ。
元の香りが良いから不快感は全くなく、いい意味でただ強烈なだけのラストノートでした。これはたまらない。
なるほど、確かに慶彦も都会派だったのはパッと見だけで、中身は間違いなくカープの核弾頭だったなと思い出しました。
一口で二度おいしい「吟香 鳥飼」、思ったよりもずっといいお酒でした。個人的にはかなりオススメです。
自分で選んだものとはいえ、まさかア(以下略)レビューなんぞの報奨でこれほどのものをいただけるとは思いませんでした。最高です。(鈴木誠也)
0035名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:58:32.23
127 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/03/12(月) 23:09:27.39 ID:BKVC4UWQ
ここからは個人的な好みの話になるのですが、SS作家は宅飲みの時、蒸留酒をストレートでしか飲みません。
水割りにもお湯割りにもロックにもしませんし、梅や柑橘を入れるという発想も最初からありません。生のままの濃いお酒をちびちびと飲るだけです。
丁度いい味にできる水加減が全くわからず、どうしてもどうやっても匂いと味が変なものになってしまい、ロックにしても放置すると水割りになって味が変わってしまうので
もう面倒だから一切割らなくていいやと開き直って十数年、そのままこの歳になってしまいました。
なので鳥飼を飲むにあたっても当然ストレートで堪能していたのですが、呑み進めるうちに困った事態に遭遇しました。
香りが強烈すぎて途中で飽きる。部屋いっぱいに広がるほどの匂いがそのまま鼻を突き続けるのですから、当然嗅覚が音をあげないわけがない。
お猪口で最初の一杯二杯はいいのですが、それを超えると胸やけがして猛烈な悪酔いの予感に襲われ、これ以上飲めなくなってしまう。
そういう場合普通なら水なり氷なりで薄めればいいのですが、先ほど述べたように作家は水割りが下手なので焼酎をそのままでしか飲みません。
じゃあ一体どうすればいいのか?答えは簡単。ファンネルを使えばいいのです。
ということでファンネル、つまり漏斗を使って、蒸留酒ドリンカーなら必需品であるスキットルに焼酎を入れてみたところ、これが大当たり。
匂いが拡散せず口の中だけに広がり、全く飽きることがないままいくらでも飲める。悪酔いもせずもう最高。
スキットルは元々匂いを広げない容器ですが、それにしてもこの酒にここまで当たるとは思いませんでした。
お酒に弱い方や割るのがお好きな方には勧められませんが、ストレート派の方なら是非。
0036名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:59:03.35
128 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/03/12(月) 23:10:15.60 ID:BKVC4UWQ
ところで、前の(全略)レビューを終えリストにこの酒を追加した時に思い浮かんだのは、
「戦った後は酒で憎しみを追い出すのさ」という『うしおととら』の台詞でした。
別に憎しみをこめて文を書いてたわけではないのですが、思わずそんな言葉が出てしまうほど、酒で心を安らげたい気持ちでした。
小説の真似事を見せられてその感想を書かなければならなかったんですから、それも致し方ないことでしょう。近年稀に見るほどぐったりしてましたし。
正直もうやりたかあないですね。タダで酒と肴を恵んでもらって、水晶原石貰って売っぱらって、本業も投げてどっかに遊びに行きてえ気分ですよ。全力で。

ところで俺のツイートを見てくれ。こいつをどう思う?
https://twitter.com/CF_tired/status/973197477431017472

……暗黒の淵と蒼い眼が呼ぶ戦いの日々は、まだまだ終わらないようです。

以上。
0037名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:59:29.98
137 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/03/14(水) 13:16:41.98 ID:IShD48uF
実を言いますと、このスレでヲチ対象になってる元監督の名前は、去年の春よりもずっと前から知っていました。
「らき☆すたってアニメのヤマモトヒロシって監督が、実力不足でクビ切られたらしい。まとめサイトが大騒ぎだ」
およそ10年前の例の事件です。事件自体はそれほど興味がない話だったのですぐに忘れたのですが、
京アニが公式に発表した、企業が出すアナウンスとして超ハードブロウすぎる文面がよほど印象深かったのでしょう。
「ヤマモトヒロシ」と「その域に達していない」という言葉だけは、この頭の片隅にずっと残り続けていました。
それから約10年後、去年の今頃。
一昨年「この世界の片隅に」が大ヒット、物語の舞台ということでここ広島ではある意味「君の名は」以上に注目度が高く、
それによってクラウドファンディングという集金システムが一気に注目され、作家も興味を覚えました。
じゃあ今はどんなアニメがCFで製作費集めてるのかな?と検索してみたところ、引っかかったのが、例のアレでした。例の、アレ。
監督の名前を見てピキーンと思い出しました。ヤマモトヒロシ!域に達してないて言われてたあの監督か!
とはいえそれも随分昔のこと。これだけ時間が経てば、今はかなり成長してるかもわからない。というより成長しているのが当たり前。
というわけで早速軽くググってみて本名がヒロシではなかったと知り、公式ブログの存在を知り、やがて例のPVの存在を知り、そこからは語るに及ばず。
批判の投下から12時間と経たない朝イチのクソ忙しい時間に電凸食らったあの時期、作家の脳内には
「売られた喧嘩ならば潔く買っちまえ」「ヤクザと呼ばれて上等だ」「やるなら今しかねえ」と長渕剛のワンフレーズがエンドレスワルツしていました。
0038名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:59:56.33
138 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/03/14(水) 13:19:37.53 ID:IShD48uF
あれ以来、情報を自分で集めたり色んな方に頂いたりで、例のアレの人となりは大雑把に把握できましたが、実は作品に触れたことは一度もありませんでした。
そもそもが不人気作品ばかりで触れる機会自体がなく、Amazonやヤフオクを使えば見たり入手したりできないではないですが、
そんなもの見なくても人間性はわかってるし、参考資料程度の物のためにそこまでするのもなー、という具合で。
ですが先日、まあ誰も気に留めるわけねえだろとネタ感覚でAmazonのウィッシュリストを公開したら、
ネタ感覚で入れていたアインザッツを即日贈りつけられ、あまりにもあんまりな出来に嫌な方向へとレビューが捗ってしまい、
その結果、次は酒と一緒にこんなのが送り込まれてきやがりました。こんなブツが。
https://pbs.twimg.com/media/DYF912JUQAEZr3I.jpg

『フラクタル』
2011年の1月から3月にかけて放映された、例のアレが監督したテレビアニメ作品、そのDVDです。
送り主が「ポチったよ」とわざわざ報告してくれましたからね、来るんだろうなと思ってはいましたけどね、
本当に来るとは思わなかったというか、来てほしくなかったというのが正直な気持ちですね。アインザッツのトラウマが未だに癒えてないのに。
しかし愚痴ったところで始まらない。貰った以上はやると約束したのですから、手元に現物を頂いた以上やらねばなりません。
たかが一頁の同人誌の原稿すら書けずに逃走した挙句逆ギレするような、絵コンテを机に入れて鍵をかけたまま行方をくらますような、
人として絶対にあるまじき行為だけはしてはなりませぬ。

それではさっさと入ってさっさと終わらせましょう、フラクタルレビュー。
なおこの作品を鑑賞するにあたって、世界観やキャラ名、ストーリー展開などの前情報は一切仕入れないようにしました。
不人気作品で情報のシャットアウトが極めて楽だったのが救いです。
0039名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 13:59:56.47
125 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/12(月) 23:06:39.44 ID:BKVC4UWQ [1/4]
SS作家は九州物産展があると必ず辛子蓮根を探し、見当たらないと一日不機嫌になるぐらいの辛子蓮根好きです。
先週、アインザッツのレビューで心がささくれたので酒と肴が欲しくなり、それならまずは辛子蓮根だということでリストに追加しました。
それじゃあ辛子蓮根に合う酒は?と考えて、迷うことなく焼酎を選択しました。熊本の球磨焼酎。
山岡さんが親譲りの無鉄砲で得ばかりしていた、昭和時代の美味しんぼでも紹介されてたゴールデンコンビです。
鼻と目を容赦なく襲う辛子の強烈な香りが焼酎によってフワッと掻き消され、旨味だけが綺麗に残るあの感覚は本当にたまらない。
とはいえ球磨焼酎の銘柄には詳しくないので、とりあえず検索してみてお手頃な値段のものを適当にリストに突っ込んでおきました。
それが、熊本県人吉市は鳥飼酒造の本格米焼酎「吟香 鳥飼」だったという次第です。
吟香とは「ぎんこう」と読み、特殊な発酵を施した酒が発する独特の香りのことを指すのだそうです。
先日投下したアイン(以下略)レビューが思った以上に好評で、翌日にはリストに入れていた焼酎が二本も届くという驚きの事態になったため、
この日曜日に栓を開け、のんびり飲みながら約束通りにこのレビューを書き上げた次第です。
0040名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:01:01.86
>>32
1ページ原稿すら落とすアホとは比較にならん分析能力と速筆
0041名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:01:02.98
●第一話「出会い」

まず、OPではなくいきなり本編から始まります。
水平線の見える大海原、その上空を舞う一羽のカモメ。そしてカメラが眼下に移動すると、海辺の断崖に小さな一軒家。
家の周囲には何もありません。断崖とその先の海、それ以外はただ草原が思いっきり広がるだけ。
中ではクレインという金髪の少年が、食卓で何とかインゼリーとか何とかメイトのような栄養補助食品を飲み、目の前にいる両親と会話しています。
この両親の姿が実に珍妙で、明らかに人の姿をしていない。会話の内容から察するに本人たちはこの場におらず、
外国からこの奇怪な立体映像を息子の元へ飛ばしているようです。
つまりクレイン少年はこの家で一人暮らしをしている様子。

食事を終え、携帯プレイヤーで音楽を聴きながら家を出て、近所のガラクタ市へと向かうクレイン君。
近所といっても周囲に草原以外本当に何もないのでかなり遠く、歌の詞に一人でツッコミを入れながらひたすら自転車を漕ぎます。
そしてガラクタ市に着くと、先ほどの両親のような珍妙な物体が大勢、店番をしていたり並んでいる商品を物色していたり。
そうこうしているとセキュリティ(警察?)が来て、スタンガンのようなものをバチッと鳴らすと、その場にいた珍妙な連中は一斉に消え去りました。
彼らは「ドッペル」と呼ばれるもののようです。その詳しい正体は現時点では不明。
セキュリティが逃げた違法売人を追ってその場を去ると、クレイン少年はひとり市場に取り残され、仕方なく手にしていたデータカードを万引きしてその場を去ります。
それにしても、このクレイン君の褒められたものじゃない行動はとりあえず置いといて、
こんな簡単に雲散霧消するドッペルを使って現物手渡し売買の市を開催しようとか、全員揃って真剣に馬鹿なんでしょうか。
さっきのスタンガンを使えば、店番を消して窃盗しまくるも、買って行った客を消して商品を奪い返すも自由自在というのに。
と言って実体の人間が違法商品の売買を手掛ければ、見晴らしがよく障害物も交通機関もなく人家すらまばらな海辺なので、絶対に追手から逃げられません。
開始三分から考証があまりに雑でザルな場面を見せつけられ、監督はちゃんと監督しとるのかと早速不安になってきました。開始からたった三分ですよ、これで。
0042名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:01:27.45
市場を離れ、先ほど盗んだデータカードを開いてみるクレイン君。
中身は掘り出し物ではなく「フラクタルシステム」について解説した大昔の教科書でした。がっかり。
フラクタルシステムとは22世紀に作られた超大規模コンピューターネットワークで、ターミナルを人間の体内に埋め込み
ライフログを送信することでベーシックインカムを実現するという、ここで聞いた限りでは一体どういうものなのか全くわからない代物ですが、
クレイン君の口ぶりからするとはるか未来の今も健在な社会システムのようです。
いやでも冷静に考えたら、そんな大昔の資料って金にならなくても結構な貴重なんじゃ?少なくともガッカリするような代物じゃない気が。
そうこうしていると「祈りの時間です」というアナウンスが入り、言われた通りの方角へ言われた通りの所作でいつものように祈りを捧げようとすると、
いきなり、青い服を着た茶髪の女の子の乗ったメーヴェ(ナウシカの)によく似た一人乗り小型飛行機と、それを追って双胴の飛行船のような形の三人乗り小型飛行機が現れ、
目の前の断崖からこちらに向かって飛んできてドッグファイトを始めました。
どちらも明らかにジェットエンジンだというのに、目の前に来るまで音が全くしなかったのはどういうことだと思いますが、そこは置いときましょう。
飛行船側がバリバリ機銃撃ってるのに、避難するどころか自転車で追っかけていくクレイン君の頭が真剣におかしいですが、そこも置いときましょう。
メーヴェには風防どころかシートベルトすらなく女の子は手すりを握ってるだけなのに、全速で逃げながら平気で回避挙動をしまくってそれでも振り落とされないという
ゴリラ並の腕力があっても出来ないであろう芸当を平気でやり続けてますが、そこも置いときましょう。
それから、クレイン君転ぶ。転んだ拍子に携帯プレイヤーのイヤホンが外れる。スピーカーから聞いてた歌が流れる。
歌、メスゴリラの耳に入る。大した音量でもないのにジェットの音に紛れてはっきり聞こえるなんて、なんという地獄耳か。What's the hell?
と思ったらメスゴリラ、いきなりゴーグルを外して笑う。何をトチ狂ったかいきなり手を離す。
そして昔懐かしタイタニックのポーズを取り、そのまま後ろに倒れて自由落下。パラシュートも命綱もないフリーフォール。
0043名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:01:53.14
……何が何だかわかりません。まるでゼントラーディがミンメイアタックを食らわされたかのような謎行動に、SS作家の脳内は「ヤックデカルチャ」の嵐です。
ここでクレイン君の
「そんなはずないってわかってる。でも、思ってしまったんだ。彼女は飛べるのかもしれないって」
というモノローグが入り、ようやくOPテーマに突入です。

OPだけは前にYoutubeで見たことがありました。しかし改めて見直しても、感想は変わりません。
『いくらタイトルが「フラクタル」だからと言って、延々フラクタル模様を流すだけのオープニングなぞ、なんと安直で貧困極まる発想か』
さすが、ポプテピピックを30分カラーバーで流せwwwと言い放った稀代の監督なだけのことはあります。
しかも色使いが非常にサイケデリックで気持ち悪い。青い空に青い海に緑の草原と、それなりに爽やかな自然の風景を見せられた後に
軽度ヤク中患者の精神風景みたいな中途半端な出来栄えのグルグル映像を見せられては、正直かなりイラッとします。
最初にこのOPがあってから本編ならまだしも、本編からこのOPじゃイライラにも倍率がかかります。構成ってものをわかってない。
アニメ見てこんな嫌な気分になったのは、最近アベマTVで北斗の拳の再放送を見た時以来です。
荒廃した世界での殺伐としたバトルに興奮して、千葉繁のハイテンションな次回予告で期待を高め、「ユリア…永遠に」で一気にテンションをクールダウンさせる。
これが北斗の完璧な構成だったはずなのに、よりによって再放送は次回予告とEDテーマの順序を逆にしやがってまして。
誰の仕業か知りませんが全ッ然わかってねえ。あんな悲しいEDでしんみりした後じゃ、
いくら千葉繁の名調子でも思いっきり盛り上がれるわけがないでしょうが。本当に何ッにもわかってやがらねえ。心底意味がわからねえ。
組み替えた奴出て来い。説教してやる。代理でフラクタルの監督でもいいから出て来い。永遠に説教してやる。
0044名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:02:12.13
飛行船がいなくなってからクレイン君は、治療のためにメスゴリラを家に連れて帰ります。ここでゴリラの名前がフリュネと判明。
両親のドッペルが居間にいたのでいなくなってもらったら、フリュネがなんか「あなたは自分の家族を自分の意志で消したのですか」とブチ切れ。
クレイン君それを無視して「そんなことより手当てしよっか」と薬箱を差し出すと、フリュネ、ブチ切れてたはずなのに躊躇なく服を脱ぎ捨てました。
なんだこのアマ。カチンと来た相手からの施しだというのに、ムッとせずも拒絶する意志ゼロとか、節操も美意識もなさすぎんだろ。
どんだけ腹立てること言われまくっても「あなたのこと天才だと思ってますよ」と最後に軽くヨイショされたらすぐ御機嫌になる、どっかの43歳児じゃあるまいに。
そのまま部屋に連れ込んで裸にして素肌にお薬を塗り込んでいると、ややあってお眠りに。
それにしてもあんな落下の仕方して打ち身擦り傷程度で済むとは、ゴリラにしても頑丈だ。
しかもクレイン君はそれを驚いてる様子もない。本当に何なんだこの世界観。意味がわからない。
0046名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:02:30.17
しばらくしてフリュネが目を覚ますと、クレイン君は机に向かってPCをカタカタやってました。
キーボード叩くのに夢中で呼びかけても返事がないので、すぐそこにあったプロジェクターのスイッチをONにしてみると、
スクリーンにいきなり映し出される赤ん坊のクレイン君と御両親(実体)の姿。
いやまあ、勝手に機材ONにするフリュネの行儀の悪さはいいとしても、スイッチONにしたらすぐに自分の幼少期の姿が流れるようセットしてて
それがスクリーンに投影される位置にちゃんとスタンバってるとか、ナルシストかメンヘラかわかりませんがクレイン君怖い。なんか性癖抱えてそう。
そしたらその映像を見たフリュネ、「あなたを誤解していました」と言って滂沱の涙を流しますが、目から水が流れてるだけで顔は無表情、声色も全然変わりません。
続けて「(赤ん坊の頃は)笑顔が違います、今のあなたはこんな顔をして笑わない」と、出会って実質数十分しか経ってなくて
笑顔浮かぶようなシーンなんかに一度も遭遇してない事実をガン無視し、勝手&意味不明に決めつけて命の恩人を遠回しになじります。
クレイン君は当然何言ってんだお前的な反応をしますが、蛇口捻るみたいに涙を止めたフリュネはゴリラの本性を現わし、
襟首掴んで揺さぶって頬引っ張って「笑え」と強要。しかし頬が伸びてちょっと(本当にちょっと)変顔になったクレイン君を見て、逆にゴリラが爆笑。
更にさっきのタイタニックダイブの時に聞いた歌の替え歌まで作って「クレインの笑顔が見たい」て言いだすし、怖い。理解不能すぎて超怖い。
体頑丈だから殴っても倒せそうにないし、一体どうしたらいいんだ。さっき垣間見たクレイン君の闇よりも遥かに恐ろしいよ。
まるで、キャシャーンで年間最低映画決定と思ってたらデビルマンが出てきたような気分です。
でも燃えるアクションでサティスファクションしたのかゴリラ、一旦離れて「お守りです」と言って身に着けてたブローチを差し出します。
その時不意に、玄関の呼び鈴が鳴りました。インターホンでもブザーでもなく、金属ベルの呼び鈴です。
0047名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:02:50.60
家主クレインが一人で下りて玄関を開けると、そこにいたのはさっきの飛行船の三人組。
三つ編みおさげの「お嬢」と呼ばれるチビ女と、黒スーツでグラサンかけたノッポ&デブのコンビ。
ノッポとデブはそのままの格好、チビ女だけナースのコスプレをして、
「患者を迎えに来た。フラクタルからのデータは届いてる。救急車もある。出せ」
救急車といっても飛行船に赤色灯を付けただけの、子供だましにもなってない代物。
しかし子供だましとはいえそれに引っかかって扉を開けてしまった以上、クレインとフリュネは絶対絶命の大ピンチです。
相手は容赦なく人を撃墜して殺そうとした、超危険なならず者。ここで拒絶したところで無理矢理押し入ってきて目的を成すのは目に見えてる。
周囲には何もない断崖の一軒家、助けの来るあてなどなく、命が惜しければ自力で危機を切り抜けるしかない。
さあどうするクレイン少年。主人公、いかなる知恵と力と勇気を視聴者に見せつけてくれるか。
バタン(扉閉める)
「あいつら――ここを嗅ぎつけたか――(のんびり自室に入る)」
……死ぬ気か?死ぬ気満々なんか?扉閉めた時点で鉄砲が飛んでこなかっただけでも奇蹟的なのに、
そこから逃げようとも戦おうともしないで呑気にフリュネに愚痴るて。オマエ状況わかってないし生き延びる気ないやろ?
と思ったら、また玄関の呼び鈴が鳴る。え、呼び鈴?しかもクレイン君それに応対しようとまた玄関へ?
扉を開けてそこにいたのは、ボロまとったさっきの三人組。「旅の者です一夜の宿を」バタン(扉閉める)
チリンチリン(呼び鈴みたび)
今度はちょっとだけオフィサーっぽい恰好をして「セキュリティです、この辺に怪しい女が」
………………やべえ。この作品、思ってたより遥かにポンコツでクソだ。
第一話のこの程度のレベルで、制作がもうキャラクターの整合性を完全に放棄してる。
殺戮上等のチンピラが、こんな絶好のシチュエーションで全く強硬手段に出ようとしないとか、あまりに程度が低すぎて言葉がありません。
マジで監督は何やってたの?脚本がこんなものをお出ししてきても、ちゃんと監修して手を加えるのが監督のお仕事でしょ?
ねえ、一体何してたの?それまでの当時13年間のアニメ業界人生で、一体何を積み重ねてきたの?それとも何も積み重ねてこなかったの?
0048名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:03:10.60
そうしてくだらないコント未満をさんざん見せられた後、結局三人組は家に押し入りますが、
フリュネはとっくに着替えて逃げた後。こんだけノロノロしてたら当たり前だ馬鹿。
そして脱ぎ捨てられたフリュネの青服を見た三人組は、服や布団に触れて「まだ暖かい、近くにいるはずだ!」などという知恵は発揮しません。するわけがありません。
ではいったい何をしたかというと
「あなたえっちなことしようとしてたでしょ!!!」「サイテー!!!消毒!!!」「イエッサー!!!」(デブとノッポ消火器噴霧)
……………………
……………………
えーとね。上官が女性の場合の返答は Yes sir(イエッサー)じゃなく Yes ma'am(イエスマム)ね。
フルメタルパニックに関わったなら当然知らない筈ないね。関わってなかったのなら知らなくて当然かもしれないけどね。
……………………
……………………
もうそのぐらいしか突っ込む気力ないよ。あまりに馬鹿馬鹿しすぎて。なんだこの茶番未満。
そのまま自分の不手際を自覚しない三人組が帰ろうとしたところ、フリュネが飛行船の部品抜いたせいでトラブって上手く操縦できなかったシーンがあり、
サウンド・オブ・ミュージックのラスト意識して作ったなとちょっと思いましたが、もうそんなんどうでもよかったです。心の底からこのアニメがどーでもいい。
むしろサウンド・オブ・ミュージック観せろ。オーストリアの話のくせに全編英語てwwwとか
ドレミの歌の英語歌詞と字幕が全然違うじゃねえかwwwとか笑わないで素直に楽しむから今すぐ観せてください。ホントにお願いします。
0049名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:03:36.16
この後、電波を遮断するとかいう近所の遺跡でフリュネを匿うことに。
ちょっとしたやりとりでフリュネがこの時代の人間じゃないのかもしれないと明らかになり、
クレインはフリュネの青服を「ソーイン(僧院?葬院?)の巫女服だよね」と指摘するも、すぐ思い直したのか
「やっぱいいや、いつか教えてくれればいい」と、物語的に非常に駄目なタイミングで突っ込んだ話を止めてしまいます。モテへんやろお前。
で、クシャミして「冷えてきた」とクレインが言うと、フリュネが横にピッタリ寄り添って「こうすれば少しは暖かくなります」。
そしてフリュネが月を見て、月に関する自分のちょっとした思い出を語っているうちに、クレインは予告もなく船漕ぎ、そのまま熟睡。
……寒いと感じる屋外で何もかぶらずに座ったまま熟睡とは、凄い。常人ならこんな状態で睡眠なんかとれません。軍人や武術家向きの特異体質と言っていい。
フリュネのゴリラ体質といい、もしかしてこの世界の人々は、我々現実の人間よりも遥かにタフにできているのでしょうか。
だとしたらそれを活かした面白い話が、数話もしたら展開されるようになるかもしれませんね。されるといいな。ハハッ。

翌朝。目覚めてみたら、フリュネはもうどこにもいない。書き置きすら残さず去ってしまってました。
クレインの胸には、ゴリラモードだったフリュネが渡そうとしていたお守りのブローチが。
自室に戻って「勝手だよなー」といなくなったフリュネについてぼやいていたら、いったいどういう閃きがあったのか
ブローチが随分昔のデータを収めたメディアであることに気付きます。
そしてPCに繋いで解析してみたところ、PCが強烈な光を放ち、いきなり目の前に現れた赤毛ツインテールヘアーで肩丸出しの女の子。
タイタニックポーズで「どぉーーーん!!(笑)」
第一話・終。
0051名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:03:56.38
……えーと。あー、うん。
終わったね。ようやく終わったね。ようやっと終わってくれたね。
さっさと終わらせるつもりが一から丁寧に追っていってしまったから、思ったより分量増えて長くなってしまったね。
ここまで来たら総括もやる?オレ、正直やりたくない。このまま朝まで眠りたい。
でも作品の総括にはまだ早いですよね。3話途中まで盛り上がりに欠けてたのにそこから急転直下って作品もありましたし、
たった20数分鑑賞しただけで作品全体の出来を語るのは、さすがによろしくないかもしれません。
そんなわけで作品全体の評価はまだ先に取っておくとしましょう。最終話まで通して見終わった時に、改めて。

でも第一話はクソです。クソと断言して全く差し障りないぐらいクソです。
話の整合や考証作業をまともにしていないし、そもそも人間観察からしてできてないから、説得力が微塵もないチグハグな展開に。
こりゃあ間違いなく脚本よりも監督の責任ですね。
脚本が上げてきた原稿に全く手を加えなかったからこのザマになったか、逆に監督が脚本に干渉しまくった結果このザマになったか、
どちらにしても、素人目に見ても明らかにおかしいものに責任者権限でGOサイン出したのは間違いなさそうです。
そもそも現場の最高責任者なんだから、作品の責任を一番負うのは監督なわけで。うん。
もっと真面目に作れ。以上。

それでは第二話のレビューでまたお会いしましょう。SS作家でした。
0052名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:04:18.14
60 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:43:56.79
本日ご紹介するのはこちら。
https://pbs.twimg.com/media/DXhH1aJVMAELUN4.jpg
2010年に学研から発行された小説「アインザッツ」。著者・山○寛(スレのルールに則って伏せ字)、イラスト・平松禎史。
手に取った第一の感想はこれでした。
「A5判かよ!!」
そう、A5判。ラノベというのに文庫本サイズでも新書サイズでもなく、まるで文芸誌のようなA5判。
手元にある本の中では初見良昭著「世界のマーシャルアーツ」「ナイフ・ピストルファイティング」などと同じサイズでした。
昨年お引っ越しのために専門書以外の本を減らしに減らさざるを得なかった、SS作家の小さな本棚を圧迫する実に優しくない大きさです。
ちょうど一年前の今頃、バキ全巻を処分した時の私の無念がわかりますか?
約25年もの間全部初版から集めてた、グラップラー刃牙とバキと範馬刃牙と刃牙道とその他を全部売ってしまった時のあの無念が。
グラップラー刃牙の最初期はまだ書籍にバーコードが使われてない時代で、裏表紙全体を覆うほどの馬鹿でかいイラストが載ってて迫力があったんですよ。
素っ気ない裏表紙のジャンプやマガジン、一応程度にあらすじを載せるだけのサンデーと違う、これがチャンピオンか!バキか!と当時中学生のSS作家は感激したもんです。
そんな、今や古本以外じゃ絶対に手に入らない超レア品を泣く泣く手放した傷が未だに癒えないというのに、かわりに入ってきたのがこんな物って。こんな物って。
いや泣くのはまだ早い。世間じゃ酷評されていても、読んでみたら意外に良い面があるかもしれない。人の言うこと鵜呑みにして先入観を持つのはよくない。
そんなわけで気合を入れ直して先に進みましょう。
0054名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:04:43.34
61 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:44:42.86
アインザッツとは「楽器の吹き始め」「音の出だし」を意味する音楽用語だそうです(作中解説より)。
書籍の帯には「指揮者・佐藤裕推薦!」「全日本吹奏楽連盟・平松久司理事長推薦!」と書いてありますが、中身に関係ないので略。
付録として、天野正道氏(色んな映画やアニメを手がけた凄い音楽家の先生)がこの作品の為に作った吹奏楽「ウィンクルム」を収録したCD-ROMがついていました。
ウィンクルム(Vinculum)とはラテン語で「絆」の意。1つしかないオーディオトラックに7分ちょっとのこの曲が収録され、
データCDとして開けばそのトラックのwavファイルと、収録の際の合奏の様子を収めたmpgファイルがひとつずつ、
そしてウィンクルムのスコア(楽譜)のpdfファイルと、これを稽古するにあたっての天野氏からのアドバイスが入っています。
「ウィンクルム」は勇壮な印象のいい曲で、ムービーには天野氏の的確な指揮と、天野氏の指揮を的確に遂行する楽団の姿が収められており、
なるほどこれがプロの仕事かとクラシックに詳しくないなりに感心できるものがありました。

しかし残念ながら、感じ入るものがあったところで所詮は付録のオマケ。
あくまでこの本の主役はおよそ270ページにも及ぶ文章に他ならないのです。そこから逃げては何も始まりません。
諦めてレビューに励みましょう。逃げちゃ駄目だ。逃げ出した先に楽園なんかありゃしねえのさ。大魔王からは逃げられない。
全く関係ありませんが、呉のあの日あの時あの場所で脳裏によぎったのは
喧嘩商売で無一パパが灰色熊に挑む時に呟いた「逃さん」という台詞でした。それが脳内で延々リフレインして無極状態。

それでは本題。
アインザッツ本編は全5章で構成されています。1章ずつレビューしていくとしましょう。
サブタイトルはその章に関連の深いクラシック曲の名前ですが、割とどうでもいいです。
0055名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:05:05.35
65 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:47:10.32
●第一章・カタロニアの栄光
(あらすじ)
 大学生・頼場駈呂(らいば かろ)は三年前に卒業した大阪の母校の吹奏楽部から、一ヶ月後の夏の大会で指揮をしてくれないかと要請される。
 嫌々ながら久しぶりに母校を訪れ練習に参加した結果、済し崩し的に指揮者として引き込まれてしまうことに。

……第一章一行目からいきなり「コチ、コチ」「イチ、ニー、サン」ばかりのセリフ文で、早速心が折れかけました。
各所でさんざん貼られてたアレは見せ場じゃなくて冒頭だったのかよ!!
リアルに頭抱えたよ!!たった1ページ半の間にコチだけで50回以上言ってるじゃねえか!!こんなんリアルに呟いたら120%ゲシュタルト崩壊起こすよ!!
そもそもコチの意味がわかんねえよ!!専門用語か脳内用語ならちゃんと解説しろよ!!
メトロノームの擬音だったらそんなもん台詞に混ぜんなよ!!無駄だよ!!読みづらいだけだよ!!お前のツイートとツイキャス並に意味ねえよ!!
そんなんだから定価1952円+税のくせに未使用新品で売価1円なんだよ!!送料の方が圧倒的に高いってそういうことだよ理解しろやバーカ!!

差し当たり言いたいことは言ったので、気を取り直して先へ進みます。
擬音祭りから場面は転換して、主人公・駈呂くんが母校へと赴くシーン。
「陽光が鮮やかなプリズムの七色となって漆黒のアスファルトに」とか「ヘンゼルかグレーテルのような気分」とか
「ルバートがかった動揺」とか「呪縛して自由に操るハーメルンの笛」とか「蛇に睨まれた蛙(文中では誤用)」とか
文学的表現のつもりで小難しい言い回しをするも何ひとつとして伝わらない、どこかの誰かの定義で言うところの「上手い事言いたがり」の文章が延々続きます。
昨年身を以て味わった(味わいたくなかった)作者の文章力と語彙力を理解力と人生に対する姿勢を鑑みて、これはもう真面目に読み込むだけ時間の無駄だ、
斜め読みで地の文を追い掛けて大雑把なストーリーラインだけを頭に入れるべきだと悟りました。読み始めからここまで、わずか3分。
0058名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:05:49.97
67 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:48:08.62
駈呂くん、やたらオドオドして「呼ばれはしたけど参加したくない帰りたい」と全身で表現していますが
大学の授業をサボってまで高校の部活に来訪し、更に自前の指揮用タクトまで用意している周到っぷり。やる気マンマンやないか。
「かーっ!俺はやりたくねーんだけど頼まれたから仕方ねーなーっ!かーっ!」 作者の人生的願望丸出しでものすごく痛いです。
ちなみに吹奏楽部の副部長は、駈呂くん信者の女子高生です。信者です。誇張じゃありません。
三つ歳が違って現役時代に顔合わせたこともない同士なのに信者。これも作者の願望丸出しでものすごく痛いです。
そういえば駈呂くんは指揮やってた現役時代にコンクールで金賞を獲ったそうですが、大会規模がわからないのでどう凄いのかわかりません。
まあ高校以来タクト振ってないのに顔も知らない現役から声がかかるぐらいですから、
最低でも支部大会(関東・関西などのブロック大会)には行ってるんでしょう。きっと。そうに違いない。
それにしてもライバカロって驚くべき珍名。名指揮者カルロス・クライバーを文字るにしてももっとセンス発揮できなかったんか。それとも発揮してこれか。

続けて、仕方なく()練習に参加するシーン。まるでなろう小説に出てくる魔法剣士の戦闘のような表現で
「タクトの振り方がなんかすごい」と伝えようとしてくれますが、当然伝わりません。読者にも。登場人物にも。
登場人物に通じなかったのは、その場にいた部員が初心者ばかりで専門用語が通じず、一方的に指揮を始めてしまったのが原因なのですが
部員の力量を見極めないまま稽古つけようとした指揮者が己の不明を恥じることは、当然ありません。
なお部員の力量を知ってる筈の信徒副部長は、部員を指導したり教主さまをフォローしたりする素振りを全く見せませんでした。最初から最後まで、全く。
なんだこれ。上から下までどっかの介護スタジオ級のボンクラーズか。
0060名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:06:10.31
69 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:49:22.42
この後、白リボン少女(信者候補、当然初対面)に請われて衆人環視の中で個人授業する願望丸出しシーンみたびがありました。
個人授業シーンは、かの有名なタリラリラー。前情報で知っててもきつかったです。元祖天才バカボンか。元祖名乗っていいぐらい天災で馬鹿で坊ンか。
で、最後はOB乱入から済し崩しに指揮者就任決定で、第一章完。
これでまだ五分の一ってところですよ。逆恨みするわけじゃないけど贈って来た人を殴りたいですよ。こんなものを律儀にレビューしてる自分自身も。
そういえば駈呂くんが初めて部室へ入るシーンでは、初対面同然の信徒副部長が汗ばんだ体で腕を組んできて引っ張り込んでくれるという、
実に童貞臭い妄想のかかった気持ち悪い展開を見せつけてくれました。いま一番殴りたいのは間違いなく作者だ。


●第二章・雲のコラージュ
(あらすじ)
 OBのおっさん共、居酒屋で飲む。信徒副部長、教主さまの下宿にTELする。OBのおっさん共、部活に押しかける。

一章開始数ページの時点で「地の文だけ斜め読みすりゃいいや」と基本方針を固めましたが、早くも自分の浅墓さを思い知る結果になりました。
二章には、地の文が一切ありません。○○○○「」と、カギカッコの前に登場人物名をくっつけて台本形式で会話させるだけです。
いや、場面転換や動作・感情を表す指示すらないので台本形式の域にも達してない。そして所々使われる(笑)。なんだこれは。
おかげで斜め読みするのにも時間がかかってしまいます。おのれこんな奴のために。このうすらぼけめが。
0061名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:06:34.70
71 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:50:46.52
この章は中身がないのでストーリー的に語ることはないのですが、とにかくキモい描写が満載でした。
いい歳した大の大人のOB連が、17そこらの女子高生を明らかに性対象として見てる。駈呂くんも誰もそれをたしなめない。不快感すら覚えていない。
この本の帯には「かつて吹奏楽部だったアナタも、いま吹奏楽部のキミも!」とキャッチコピーが載ってますが
編集もいくら商売とはいえよくこんな白々しいコピー書けたもんだと感心しています。本当にキモい。肚の底から気持ち悪い。
その後の信徒が教主さまに電話で御機嫌伺いするシーンも、明らかに実体験に微塵も基づかず
モテない男の都合のいい妄想100%だけで描かれた「ちょっと背伸びした女子高生とのキャッキャウフフ」。
一言だけで評するなら「気持ち悪い」なんですが、しかしこの気持ち悪さを的確に表現するいい言葉が思いつきません。
描写そのものより、こんな描写をお出しできる作者の世界観が心底気持ち悪い。マジキモい。

なお、この章のラストにもタリラリラーのシーンがありました。
昔暴走族がよくホーンで鳴らしてた「ゴッドファーザー愛のテーマ」を不意に思い出しました。タラリラリラリラリラリラー。
今にして考えたら凄いですよね。高校生ぐらいの子供がバイク何台も改造して乗り回せるぐらいお金持ってるなんて、
ある程度違法行為してるとしても今の時代じゃ到底考えられない。そりゃデフレ時代を経て暴走族が絶滅危惧種になるわけだ。
正直、アインザッツなんかより田中宏のBAD BOYSを語りてえですよずっと。ヒロの婿入り話なんてあんなにしんみりさせておいてオチがひどすぎる。
0062名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:06:55.21
73 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:52:46.36
●第三章・キャンディード「序曲」
(あらすじ)
 吹奏楽部、文化祭でしくじる。夏の強化合宿に入る。嫌われ者OBが張り切る。こいつのせいで合宿がうまくいかなくなる。ヤカン切れる。
 信徒副部長が切れたヤカンを追ってきて泣きながら許しを乞う。戻ったら部員一同も反省して許しを乞うてきて、嫌われ者OBもなんか反省してた。
 そしてヤカン指揮者就任から一ヶ月、高校は地区大会に参加したけど結果は最低の銅賞。最低の、銅賞。

三章に入ったら台本形式から普通の小説に戻りました。
ここからは「駈呂くん」といちいち打ったりコピペしたりするのが面倒なので、主人公名は全部「ヤカン」に置き換えます。
ヤカン含めて全員練習不足で当然の結果に終わった文化祭、その汚名を地区大会で晴らすべく部員一同は夏合宿入り。
そしたら普段から部に出入りしてる嫌われ者OB(面倒臭いから以下「おじさん」)がここぞとばかりに出しゃばり始め、
元々部員のやる気が薄いのも重なって、練習はどんどんいい加減に。
こうしておじさんが余計なことし続けてる間、ヤカンは何もしない。真横で常時茶々入れ続けられてるのに本当に何もしない。
実際に指揮する立場からしたら邪魔なことこの上ないし、しかも目に見えて部員のやる気を奪い続けている元凶そのものだというのに、
ヤカンはおじさんに反抗する素振りすら見せない。まさに棒振り人形。人として恥ずかしくないのか。お前はゼロの人間か。
いや、人を疑うようなこと言っちゃいけないですね。人として恥ずかしい。お前はゼロの人間だ。ヤカンはゼロの人間だ。
0064名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:07:16.61
56 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/11(日) 13:44:41.02
テンプレに入れようとして忘れてた

SS作家さんのヒ:@CF_tired
ここに乗ってるAmazonリストから商品を贈ったらそれについてレビューしてくれる

・SS作家さんによる「アインザッツ」レビュー
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/net/1519204649/89-105

・SS作家さんによる「なんと孫六」25巻レビュー
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/net/1519204649/107-118

このように、おじさんが酒飲んで何もできていない間に
作家さんは本業の傍らで面白レビューを完成させてる
0065名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:07:16.82
長い
0066名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:07:21.03
75 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:53:24.23
しかしヤカン、ここまで全く何もしてなかった糞チキンのくせに、ダレた部員が練習をやめ始めると怒って譜面台に台パン食らわせて脱走します。
上の相手には何も言えないくせに下の立場には強く出られるヘタレ根性、本当に素晴らしいですね。
しかも強く出ると言っても出来るのがせいぜい台パンで、そのまま追っかけてくるの期待して何も言わずダッシュ逃走してしまう点も、
いかにもヘタレのヤカンらしくてグッドです。軍鶏になれないチキンのチラッチラッ心理が心底ウゼエ。
そこからの「信徒副部長による号泣引き止め→戻ってみたらおじさん含めみんな反省→ヤカン寛大にも許して練習再開」という、
誰もが思いつくけど面白くないから必ずボツにする超ご都合展開もたまりません。
それまでやる気なかった奴が台パンされてやる気出すかよ。台パンやるような奴が根に持たずそのまま練習再開なんかあり得るかよ。
マジビックリするほどのあたまのわるさ。ご都合主義はいいとしても、もうちょっとリアリティと言うものをですね。本当にもう。

●第四章・組曲「シバの女王ベルキス」
(あらすじ)
 吹奏楽部銅賞の理由は「コンクールは技術を競うものでグルービーさは要らない」という御尤もなもの。
 しかしヤカンはこれにショックを受け、そのまま指揮者をやめて部活にも顔を出さなくなる。
 その隙に大人しくなってたおじさんがまた勢力を伸ばし、今度は本格的に部を乗っ取って私物化し始めてしまった。
 ヤカンは信徒副部長から誘われたコンサートに一緒に行き、
 信徒から「進級したら吹奏楽やめる、ヤカンと部活できて幸せでした」と告白を受けて別れる。
0068名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:07:42.53
76 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:54:15.62
ここまで斜め読みしかしてなかったのでわからなかったのですが、四章を途中まで読み進めて大変なことに気が付きました。
三章を境に、文体・文章が普通に読めるものに成長している。それも別人に生まれ変わったと言っていいレベルで。
一章のくどいだけで味も何もない駄文とも、二章のト書きすらない台本未満とも違い、
三章からは普通に小説として成立していました。ストーリーこそトンチキですが、文自体は実にまとも。
三章後半の地区予選の演奏シーンは特に言う事がなくレビューを省かざるを得ないほど普通に読めましたし、
四章のおじさんが部を乗っ取る流れに至っては、プロ演奏家もいるOB会を活用して侵食してくるという強かな政治手腕まで描写しています。
本当に別の作者に成り代わったかのように「読める」文章。いったい二章から三章の間に何があったのでしょうか?
SS作家の胸中は、まるでジャイアンがテストで100点を取ったかのような驚きに満ち溢れています。

それはさておき。
誰がどう見ても弱小でしかない吹奏楽部の、指揮者に就任してからわずか一ヶ月。
いくら地区大会、一般的部活で言うところの市大会レベルとはいえ、これでまともに戦えると思ったヤカンの脳味噌を心底疑います。
合宿込みの一ヶ月だけで金賞獲れるぐらいになれるって、運転免許と勘違いしとりゃしませんか。それか昔の怪しい通販。
それだけでも大概なのに、審査員から酷評されただけで何もかも放り出して逃げ出すガラスハート&無責任っぷりが本当に凄い。
全国大会ならまだしも地区予選ですよ地区予選。たかが地区予選ごときでこんなに腐ることができるってある意味無類の才能です。
まったく作者の人間性が透けて見えるようですね。ガラスだけに。
0069名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:08:14.19
>>67
やだおじさんポンコツかわいい
0070名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:08:14.49
77 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:55:03.26
ちなみに「コンクールは技術を競うものでグルービーさは要らない」との審査員評ですが、
最初に「私の趣味じゃない」と前置きされ、その上でこの言葉が続いています。
察するに、ヤカンと愉快な信者たちはそもそも技術的にどうしようもなかったのでしょう。始動からわずか一ヶ月目なのだからさもありなん。
しかしそれをストレートに伝えては学生が傷つく。だからあくまで「個人的な好みにより落とした」という態を取り、
比較的見所のあったグルービーさを微妙に褒めつつ、君たちには本来持っているべき技術が足りないのだと厚めのオブラートに包んで伝えることで
今後の成長と発展を期待したのではないでしょうか。SS作家はそう受け取るのが妥当なシーンだと考えています。
それにしても、こんな微妙な心理をうまく描写できるようになっているとは実に素晴らしい。本当に文章力が格段に成長している。
SS作家の胸中は、まるでジャイアンがテストで100点を取ったかのような驚きに満ち溢れています。

しかし後半部のデートシーンは、あらすじも文章も相変わらずのひどさで安心しました。
特にひどかったのが、信徒からチケットが郵送されてきた時のお誘いの文面。以下、原文ママ。
「お元気ですか?私はまぁ、なんとかやってます。……これは、ちょっとしたデートのお誘いです(笑)」
……ああ、うん。いるね。こんなデートの誘い方する「男」。
適当かつどうでもい挨拶にもなってないい挨拶の後、何の前置きも前振りも御機嫌伺いもなくいきなりデートに誘う馬鹿丸出しの「男」。
しかも末尾に(笑)をつけることで「本気じゃないから断ってくれても大丈夫だよ!」と、
相手に逃げ道を作ってあげてるように見えてその実、断られた時の自分への言い訳を最初から万全にしてる典型的な「ヘタレクソ男」。
これ、ハタチそこらの女馴れしてない小僧とか、水商売や風俗でしか相手してもらえない素人童貞に本当に多い。物凄く多い。
0072名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:08:34.66
78 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:55:36.87
女の子はこんな品のない誘い方しません。良くも悪くも見栄が大事なんだからこんな知能が透けて見えるような文章は送りませんし、
そもそも男を誘うこと自体がなかなかない。男から誘われるよう仕向けることは多くても、自分から積極的に誘ってくるなんてかなり稀です。
本当にね、浅い。この作者の人生経験は、年齢に全く見合わないほど浅く幼い。女心がわかってないのは当然のこと、同性のはずの男心すら全く理解していない。
だからこんなダメ男そのもののダッセェ文面を、女が出したという態で臆面もなく描写できる。
ひどい。当時三十路のいい大人の書くものじゃない。人気のないなろう小説だってもうちょっとマシだ。ひどい。頭痛い。

とはいえ、これは八年も昔の作品。八年とは、競技に目覚めた一介の素人が世界王者に上り詰め引退してトレーナーに転身するほど長い月日です。
昔から「男児三日会わざれば刮目して見よ」と言います。ですからきっと彼も、今は生まれ変わって素晴らしいクリエイターになっていることでしょう。
三章や四章前半でちゃんとその片鱗を見せていましたし、あれから長い時を経て格段に進化していることとSS作家は思います。期待しましょう。きっと大丈夫です。
皮肉ってわかるか?
0073名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:09:10.13
80 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:58:22.44
●第五章・"ウィンクルム"
(あらすじ)
 おじさんが張り切ってくれたせいで吹奏楽部はボロボロ、部員数も激減で状況はかなりピンチ。
 その頃傷心のヤカンは特に勉学に励むでもなくバイトしつつ日々を無為に過ごしていたが、最初の指揮者就任から一年後、
 部員たちが自分の復帰を求めていると聞き、実家の父親(大音楽家)から託された秘蔵の一曲「ウィンクルム」を引っ提げて部に帰還。
 高校生にウィンクルムを仕込んでしっかり鍛え上げつつおじさんの妨害をはねのけ、部活やめてた信徒副部長も復帰。
 そして一年前は銅賞に終わった地区大会でリベンジ金賞を獲得し、地区代表にも選出されました。一同大喜び。
 さあ次は大阪府大会!おれたちの戦いはこれからだ!おしまい。

この最終章を読んでる時、SS作家の脳内ではずっと、
満賀道雄氏と才野茂氏が美味しいもの食べた後のような満面の笑顔で「キモーイ!」と叫び続けてました。
「無能の権力者がぶち壊した組織に救世主として呼ばれ、期待に応えて建て直しに成功し女にもモテモテ」
すごいですね。メサイアコンプレックス丸出し。しかも自分から動くことは全くなくて徹頭徹尾受け身。
呼ばれたからまた行った、そしたらなんかうまくいきますた。キモーイ!
一応ヤカンは指揮が凄腕だから呼び戻されたという設定にはなってますが、当然何が凄いのかは全くわからない。
実際の描写は魔法剣士的な表現のタクト振りと、地区大会最低評価という結果だけ。これであの人の指揮がいいと言われても「お前バカか?」としか。
そしてキモさの真骨頂は、信徒副部長に部活復帰をお願いするシーン。
「復帰したら私と付き合ってくれますか?」とこんな発言する女いねえよと断言できるキモ発言が飛び出し
それを聞いて胸高鳴らせたヤカンが戸惑ってると「……先輩、可愛い」
はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
もうゴールしてもいいよね?BGM「青空」で。ブルーハーツの。こんなはずじゃなかっただろと歴史がぼくを問い詰めるよ。
0074名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:09:31.52
81 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:59:17.82
しかし何ですね。最終章で特に感じましたが、この作品に一貫して流れてる雰囲気を見るに
作者はこれまでの人生で「努力」というものをしたことがないのではないでしょうか。
規定の仕事をこなす「作業」の経験は豊富かもしれませんが、思考力と精神力をフルに使って自分のあるべき姿を模索し
己だけでなく人も錬磨してより高みに上ろうという意識と、そうあらんと励んだ経験がまるでない。過去あった痕跡すら見当たらない。
それどころか、どんな形であれ人とまともに競ったことすらないように思えます。
一度目の指揮者就任からたった一ヶ月そこらで「ド素人集団が大会に優勝する」とかどんな競技でも不可能ですし、
二度目の指揮者就任からたった一ヶ月そこらで「ド素人集団が大会に優勝した」とかどんな競技でも不可能です。
自分達は、たった一ヶ月の練習で他の出場者をゴボウ抜きにできるほどの天才とでも思ってますか?
他の出場者は、たった一ヶ月の練習でゴボウ抜きにできるほどの下手糞ばかりとでも思ってますか?
作者には、自分を的確に評価する眼と、他人に対する敬意が根本から欠けています。正々堂々と競った経験があれば、子供でも自然と身に着くはずものです。
しかもこの大会は地区大会、あくまで府大会の予選にすぎない。
そりゃ去年は最低評価だったのが最高評価になったら嬉しいでしょうが、決して大歓声で狂喜乱舞するほど大したものじゃありません。
センター試験でいい成績取ったからって大歓喜できますか?それなりの喜びを噛み締めつつ二次試験に備えるのが普通でしょう?
そういう、戦って競って努力して成果を収めた経験がある人間なら絶対にやらない筈の描写を、この作者は平然とやっている。
だから薄くて浅い。下手糞なワナビ小説だの、出来の悪い宗教物語だのと言われるわけです。ウンザリだ。
0075名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:10:16.64
82 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:59:55.56
戸塚ヨットスクールの校長は「人間矯正できるのは30歳まで、過ぎたらもうダメ」と言い、
作家で元ヤクザの安部譲二氏は「40過ぎてやり直せたヤクザはほぼ皆無」と語っていました。
かの人がこれを覆し、今からでも人生をやり直すのを期待するだけです。
ちなみに文章力については最後まで100点ジャイアンでした。シークレットブーツを脱いで素足で歩きましょう。

このレビューを書き終わった今、SS作家は無性に癒されたい気分です。半端なく疲れました。体より心が。
Amazonほしいものリストに音楽と酒を追加してしまった俺を責められまい。早い時間ですがおやすみなさい。本当に疲れた。
そして贈ってくれた方、本当にありがとう。こんなにも人を殴りたい気分になったのは夏以来ひさしぶりです。
0076名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:10:41.04
107 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:45:02.33 ID:uWeOJ0Nk [1/9]
それでは新作投下。

SS作家は松坂世代に近い昭和50年代生まれのおっさんで、昭和60年代〜平成初期に幼少期を過ごしました。
世はジャンプ黄金時代。月曜になると誰もが競って週刊少年ジャンプを読みふけり、テレビでは週の半分ぐらいジャンプアニメが流れている、そんな時代でした。
SS作家も、アラレちゃんとキン肉マンと北斗の拳で産湯を使い、ドラゴンボールや聖闘士星矢やシティハンターを見ながら育った、
当時の日本のどこにでもいる子供のひとりでした。町の本屋さんで民明書房の本を探し回った経験があるぐらいどこにでもいる子供でした。
しかしそんな子供もジャンプしか読んでないわけじゃありません。子供向けならコロコロコミックにコミックボンボンがありましたし、
何かのきっかけでジャンプ以外の少年誌や青年誌に触れて興味を抱くことだって十分にあり得る。
なので、SS作家が四捨五入して10歳にして月刊少年マガジンを読むようになったのも、さほどおかしなことではありません。

最初に月マガに触れたきっかけは、親戚が買ってきたのか行きつけの散髪屋にあったのか記憶が定かでありませんが、
鉄拳チンミを見て「あのアニメはここで原作やってたんだ!」と驚いたことだけはよく覚えています。(※88年にテレ朝系でアニメ化していた)
それ以来、毎月欠かさず月マガを読むようになりました。当時のチンミは武者修業編で、各地を旅して色んな武術家と対決し盛り上がってた頃。
修羅の門は第二部末期と刻の八雲編をやってて、他には伝説にして悲運のお色気漫画となった1+2=パラダイスが連載中。
そして何と言っても忘れちゃいけない『なんと孫六』。
名前は知ってても読んだことはないという方がかなり多いと思われるので、簡単に解説しましょう。
0077名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:11:10.67
108 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:46:48.51 ID:uWeOJ0Nk [2/9]
なんと孫六とは1981年から2014年まで34年間、月マガで連載されていた不良野球漫画です。作者は「ああ播磨灘」「フォーシーム」のさだやす圭。
ストーリーは、大阪最凶と言われる浪城高校に入学した不良少年・甲斐孫六が喧嘩に野球に大活躍というもの。
16歳で大阪最強の不良になって野球部のエースとして甲子園準優勝、しかし抗争で人を殺しかけてクビ。
17歳でプロ選手になり投打で大谷翔平級の大活躍を見せ、しかし抗争で人を殺しかけてクビ。
それからゴルフでジャンボ尾崎軍団を粉砕した後、メジャーリーガーになってワールドシリーズに進んで、またも抗争で人を殺しかけてクビと思いきや無罪放免。
そのままシリーズ制覇して子供に撃たれて死にかけたけど、WBC日本代表として活躍して完。おまけで違法農場を潰して摘発。
何言ってるのかよくわからないと思いますが、本当にそういう漫画です。多少誤解を生む書き方はしましたが誇張はしてません。そのままのストーリーです。
時代と高校名を鑑みるに元中日→ロッテの牛島和彦投手をモデルにして作られた(※)のでしょうが、そんなものは最初期のエッセンスだけ。
勢いに任せてその場の話が面白ければオールOK、そのために孫六がぼけーっ!!死にさらせーっ!!と叫んで三振奪るかホームラン打つか人を殴り倒すかする、そういう漫画がなんと孫六です。
でもよく読んでみると真っ当な意味で頭脳的な駆け引きもかなり多いので、劇画調の古臭い画風が肌に合うなら読んでてかなり面白いと思います。気になった方は是非。
0078名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:11:31.69
※かつて大阪市には浪商高校という、PL学園と並ぶ強豪かつ大阪屈指の不良の巣窟という学校がありました。
OBの代表格として知られるのが、喧嘩も女も野球も最強だったというエース牛島和彦とその相棒「ドカベン」香川伸行、
そして今や喝じいさんとして日曜朝の顔になっている「安打製造機」張本勲。
戦後まもなくから平成一桁まで広島を代表するヤクザタウンだった段原町で育ち、野球選手を志すも素行が悪過ぎてどの高校も取ってくれず、
大阪へ野球留学して浪商に入り、途中転入の一年生にして四番になったという伝説を持つ御仁です。
SS作家の伯父はかつて広島商業から甲子園に出場した元高校球児で、中学時代は張本氏の後輩だったそうですが、
残念ながらそのお話を伺うことはついぞできませんでした。無念。
0079名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:11:50.84
今回Amazonリストからいただいたなんと孫六の第25巻には、SS作家が小学生当時リアルタイムで読んでいた部分が収録されています。
甲子園で準優勝した後の全日本無頼連合(全無連)との抗争のクライマックスから、プロ野球入りのための策略を開始するあたり。
中でも一番語りたいのはその全無連編のラスト、大阪統一を目論むリーダー・千アレクセイ皇明との対決シーンです。
この漫画では勝負はただ勝てば良いものとしておらず、身も心も最大限痛めつけた上で完膚なきまでに叩きのめして勝つものであると捉えています。
これが野球シーンなら面白い。相手の得意コースに渾身の孫六ボールを投げ込んで空振りとか、挑発して絶好球投げさせてホームランとか、
ある意味ワンパターンながら王道で非常に燃える試合が展開されます。
しかし喧嘩になってしまうと非常にエグい。ヘアースタイルのキマった色男の髪をむしりとって坊主にするのは優しい方で、
噛みつきが得意なチビなら歯を根こそぎ折って倒しますし、頭突きの得意な巨漢なら腕をあらぬ方向に曲げた挙句に頭突きで倒して「お前の負けや」と宣告して心を折る。
真正面から殴りあって「タイマン張ったらダチじゃあ!!」みたいな暑苦しくも爽やかな展開はありません。最初は多少ありましたが途中からは絶無。
さて、全無連編のラスボスである千皇明。大金持ちの御曹司で、心技体は申し分なく野心にも満ち溢れ、更に女の方から放っておかないほどのハーフのイケメンです。
イケメンです。連載当時そんな言葉はありませんでしたが、紛うことなきイケメンです。これを覚えておいてください
0080名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:12:03.95
この小説、高校生の時に書いた痛い短編小説に流れがすごい似てて見るたびに居た堪れない気持ちになる
0081名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:12:15.39
110 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:52:53.42 ID:uWeOJ0Nk [4/9]
郊外にある皇明の豪邸に呼び出され、目の前で浪城高校の舎弟を傷めつけられ、レイピア、斧、指折り噛みつき何でもアリの殺し合いに突入。
利き手である左手の人差し指と中指を折られ、「子分に飽き足らず野球選手の命にまで手を掛けてくれたのう」と闘志が更に燃えますが、物理的なハンデは如何ともしがたい。
怯え逃げ惑うフリをして二階へ上がり、階段から奇襲のダイビングヘッドバットを敢行するも、読まれて通じない。
そのまま二階のバルコニーまで追い詰められ、腰の高さまである柵の向こうまで吹っ飛ばされ、
危うく地面へ叩き落されそうなところを右手一本で崖っぷちにしがみつく大ピンチ。
二階のバルコニーといっても、豪邸なので普通の家の三階以上の高さがあります。落ちて運良く死ななかったとしてもゆっくりとどめを刺されて死亡確定です。
もはや皇明にとっては、柵の柱の間から右手を蹴り剥がしてしまえば全て決着という簡単なお仕事。
「怖いか」「愚かものめ」と、約束された勝利を噛み締めるかのように右手を踏みにじります。
しかし孫六の執念が奇蹟の一手を生みました。左手の親指で皇明の右足の裾を掴み、更に右手を崖っぷちから離して左足の裾を掴む。その結果、どうなるか。
孫六の全体重によって皇明の体が猛烈に引っ張られ、両足の付け根に柵の石柱がハイスピードで迫る。そのまま「ガキン」。助け人走る風に言えば金玉大激突。
さあ状況は一気に逆転。悶絶してる隙にバルコニーへ這い上がって、今度は皇明の方が崖を背にすることに。

そこで問題だ!
孫六はここからどんな攻撃で皇明を倒すか?3択――ひとつだけ選びなさい
答え@男なら室内に戻して素手でボコボコに
答えAいいやさっきまで使ってたレイピアや斧で死んでもらう
答えBオーソドックスにバルコニーから突き落す。現実は非情である
0082名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:12:37.50
112 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:55:15.16 ID:uWeOJ0Nk [5/9]
話は変わりますが、大根おろしというものがありますね。料理か食材か調味料かどこにカテゴライズしたらいいかよくわからない、脂の乗った秋刀魚食べるには必需品のアレ。
微妙な苦みとさっぱりした口当たりで脂のくどさを中和するだけでなく、豊富に含まれている酵素ジアスターゼが
胃の中で消化を助けてくれるという、誰が発見したか知らないがスゲエ知恵の詰まったアレです。秋刀魚は当然のことステーキにもぴったり。
作り方は、日本人なら当然御存知でしょう。輪切りにした大根をおろしがねに押し付けて、ガリガリと擦る。
そうすれば噴き出る汁とともに、おろされた大根がみぞれのように溜まっていきます。
出来栄えはおろしがねによって大きく左右されるようで、最新製品は知りませんが伝統的なものは、目(トゲ)の立ち方が多少不規則な方が良いのだとか。
まあおろしがねにそこまでのこだわりがなくとも、たとえばヤスリやコンクリ壁に擦って作っても美味しくならないのは簡単に想像つきますよね。
変な味が混ざらなかったところで、壁なんかじゃ大根がすりきれるだけでまともなおろしが出来ないのは誰にでもわかります。
そう、すりきれるだけで。

それでは、先の問題の答えを発表しましょう。

「形勢がすっかり逆転じゃの」
そう言って仁王立ちで皇明を見下ろす孫六。
「そやけどわしゃおんどれのように、一人で落ちいなんてえぐい事はいわんで」
髪の毛を掴んでおもいっきり壁に顔を押し付ける。
「旅は道連れじゃ!!」
押し付けたままバルコニーから一緒に飛び降りる。

その結果、https://pbs.twimg.com/media/DX-LEUYV4AEyost.jpg

……誰がここまでやれと言った。
0083名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:12:51.01
このレビュー、なんで怒ってる人がいるのかのかわからないまま
普通の人が読んだら、なる程そういうクソ作品なんだって思われちゃう位に
面白いから危険だよおじさんは危機意識持たないとな。名誉毀損だ!じゃなくて
もっと面白いもの作ってこの人を見返さないと駄目だって危機意識だぞ
0085名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:12:59.47
114 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:57:52.60 ID:uWeOJ0Nk [6/9]
当然ハーフのイケメンは血まみれのっぺらぼうの凄惨な姿になり、お付きの部下たちも戦慄して言葉を失うのですが、
当の孫六は余裕の笑みを浮かべて「これがほんまの面目丸つぶれいうやっちゃのう」と上手いことまで言う戦闘狂っぷり。
更には石で殴って生命活動にとどめを刺そうとする容赦のなさまで発揮します。

当時小学生のSS作家が、予告もなくこんなものを見てしまった時の気分を御想像ください。
鉄拳チンミや修羅の門の迫力あるアクションに燃え、1+2=パラダイスで性欲の何たるかを知ったばかりの子供が、
いきなりこんなエグいものを見せられて一体何が刻みこまれると思いますか?
おかげで「なるたる」ののり夫の最期は「エグくないとは言わんけどこんなもんか?」でしたし、
「闇金ウシジマくん」で肉蝮が撥ねられて見開きで腕折られるシーンは思わず吹き出してしまいましたし、
そりゃ耐性つきますよ。歪みますよ。
性癖だっておかしな方向行きますよ。フラクタルの処女膜検査で狂喜乱舞したぐらいに。
ゴメン大嘘ついた。フラクタルなんか見たことないし興味もないです。まどマギの3話とか10話ならまだしも、
こんなもののDVD送りつけられたら真剣に高天原への逃亡を検討します。
ちなみに高天原とは古事記では神々の住まう地のことですが、広島市民には火葬場の通称として知られています。この歳になるとちょくちょく縁があるのが何とも。
0086名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:13:28.48
これから後は、駆け付けてきた知り合いに説得されて殺すのを取りやめるも、事件が警察に発覚してしまい逮捕→全国報道。
将来が完全に潰えたと思ったら、とあるプロ球団が裏で手を回したのもあって無罪放免。
その球団が「二年間生活保証して匿ってやるから、高卒年齢になったらうちにドラフト指名されろ」と持ちかけてくるという
西武黄金時代の寝業師ネモトを彷彿とさせる策略を見せ、それに反発して独自にプロ入りに道を模索し始めるところで25巻は終わりです。
普通の漫画なら話が大きく転換する時、第○部完とか○○編開始とか何とかボールZなどと言ってわかりやすく区切りをつけるのですが、
この作品はそういうわかりやすい転換はなく、シームレスにストーリーが激動していくのが特徴となっています。でもこれはこれで。
0088名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:13:44.75
116 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:58:43.64 ID:uWeOJ0Nk [7/9]
とにかくこの、皇明の顔面すりおろし。SS作家の長い孫六人生の中でもトップクラスの衝撃でした。
どうやっても多少の思い出補正は入りますが、それを加味しても今なお大好きなシーンです。
これに匹敵するのはアレですね。はるみが自分の出したてウンコを握って警察署脱走するあの一幕。
さだやす圭御大の高い画力を以て丁寧に描きこまれた糞便が、警官の顔面に物凄い勢いでぶつけられるという、
青年誌どころかエロ漫画でも滅多に見られない悪夢のような場面が展開されています。リアルタイムで見て目を疑いました。
こちらはそれほど見返したいシーンではないのですが、それでも不意に思い出すことがあるぐらい強烈でした。これで性癖歪んだ子供もいるのでしょうか?

いや、真っ当な意味で面白くて燃える話もいっぱいありますよ?特に野球になると。
内角を容赦なくえぐられて殴りかかってきたレジーを逆に脅し返したプロ初登板試合に、
内角を容赦なくえぐられても平然と見送ったベルを「ピカイチの凶悪犯やで」と見直すメジャーのセネタース戦、
そして何より、ワールドシリーズでのウィラードとの一連の対決。
二打席連続ホームラン食らった三打席目、「わしは今まで本気で殺したい思うた相手が二人おる。おっさんが三人目や」って憤怒の笑顔が凄いんですよ。
これも単行本で見たいんですが、残念ながら何巻だったか正確に覚えてません。
全巻まとめて買い揃えようにもSS作家の本棚にそんなスペースはなく、果たしてどうしたものか。
0089名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:14:30.17
117 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![sage] 投稿日:2018/03/11(日) 10:59:07.09 ID:uWeOJ0Nk [8/9]
でも今回のレビューは、前回よりずっと気楽で楽しかったです。好きなもの好きなだけ好きなように語っていいんですから、天国ですよ。
アインザッツの心をゴリゴリ削られる感じはね、忘れてしまうしかない悲しみを植え付けてくれました。ByeByeって幾度呟きたくなったことか。
おかげでしっかり癒されました。これで誰かが言ってた「フラクタル贈ったよ」が嘘だったら幸せなまま日々を過ごせるんですけどね。嘘であってください。

余談ですが、孫六作者のさだやす圭先生は広島出身です。
豪快な性格の大阪人が主人公の物語ばかり描いているので誤解されがちですが、広島出身です。広島県三原市。修羅の門の川原正敏先生と同郷。
隣の尾道市には有名人の足型レリーフがいっぱい並んだ通りがあり、金田正一氏の隣にさだやす先生の足跡が鎮座しています。
尾道を訪れることがあって気が向いたなら是非ご覧になってください。
更に余談ですが、さだやす圭先生の子供は現在「さだやす」というペンネームで活動しており、単にさだやすとだけ言うと混同してしまう危険があるので注意です。

それではまた別のレビューでお会いしましょう。単行本を贈っていただき、改めてありがとうございました。
0090名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:14:49.62
125 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/03/12(月) 23:06:39.44 ID:BKVC4UWQ
SS作家は九州物産展があると必ず辛子蓮根を探し、見当たらないと一日不機嫌になるぐらいの辛子蓮根好きです。
先週、アインザッツのレビューで心がささくれたので酒と肴が欲しくなり、それならまずは辛子蓮根だということでリストに追加しました。
それじゃあ辛子蓮根に合う酒は?と考えて、迷うことなく焼酎を選択しました。熊本の球磨焼酎。
山岡さんが親譲りの無鉄砲で得ばかりしていた、昭和時代の美味しんぼでも紹介されてたゴールデンコンビです。
鼻と目を容赦なく襲う辛子の強烈な香りが焼酎によってフワッと掻き消され、旨味だけが綺麗に残るあの感覚は本当にたまらない。
とはいえ球磨焼酎の銘柄には詳しくないので、とりあえず検索してみてお手頃な値段のものを適当にリストに突っ込んでおきました。
それが、熊本県人吉市は鳥飼酒造の本格米焼酎「吟香 鳥飼」だったという次第です。
吟香とは「ぎんこう」と読み、特殊な発酵を施した酒が発する独特の香りのことを指すのだそうです。
先日投下したアイン(以下略)レビューが思った以上に好評で、翌日にはリストに入れていた焼酎が二本も届くという驚きの事態になったため、
この日曜日に栓を開け、のんびり飲みながら約束通りにこのレビューを書き上げた次第です。
0091名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:14:52.28
56 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/11(日) 13:44:41.02
テンプレに入れようとして忘れてた

SS作家さんのヒ:@CF_tired
ここに乗ってるAmazonリストから商品を贈ったらそれについてレビューしてくれる

・SS作家さんによる「アインザッツ」レビュー
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/net/1519204649/89-105

・SS作家さんによる「なんと孫六」25巻レビュー
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/net/1519204649/107-118

このように、おじさんが酒飲んで何もできていない間に
作家さんは本業の傍らで面白レビューを完成させてる


ttps://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/XYT2402C87FF
0092名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:15:05.91
126 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/03/12(月) 23:07:47.10 ID:BKVC4UWQ
まず開栓してみて驚きました。部屋の中に一気に広がるフルーティな芳香。少し酸味を感じる清々しい匂いで、まるで香りを売りにする上質な日本酒そのもの。
もしかして日本酒と間違えたのかと思い、思わず箱と瓶を二度見してしまったほどです。そのぐらい香しく爽やか。吟香の名を自ら冠するに相応しいものでした。
では肝心の味はどうか?猪口にストレートのまま少し注ぎ、そのまま口に含んでみると、やっぱり焼酎らしくない美味しさ。
度数25と決して低くはないのですが、香りと同じく舌触りもフルーティできつさを感じさせない。
九州南部の焼酎といえば、米や麦や芋の香りが強めのアルコールと一緒にガツンときて
いかにも「焼酎を飲んでいる!」と実感させてくれるのが最大の魅力ですが、これは九州に似つかわしくない実にファッショナブルな口当たり。
大昔の野球に例えるなら、山本浩二や衣笠祥雄、江夏豊のような濃厚で強烈な選手ばかりが揃っていた広島カープに
シティボーイの高橋慶彦が混じっていたようなものでしょうか。そんなイメージが脳裏に浮かびました。
しかし飲み下してみると、その印象はガラリと変わります。口当たりは焼酎らしからぬすっきりした爽やかさなのに、
喉からこみあげて鼻に抜ける後味は、間違いなく実力派本格焼酎のそれ。
日本酒のように香り高さが先に立つものではなく、残り香とアルコールが一緒になってガツンと鼻に来る、蒸留酒独特のあの感じ。
元の香りが良いから不快感は全くなく、いい意味でただ強烈なだけのラストノートでした。これはたまらない。
なるほど、確かに慶彦も都会派だったのはパッと見だけで、中身は間違いなくカープの核弾頭だったなと思い出しました。
一口で二度おいしい「吟香 鳥飼」、思ったよりもずっといいお酒でした。個人的にはかなりオススメです。
自分で選んだものとはいえ、まさかア(以下略)レビューなんぞの報奨でこれほどのものをいただけるとは思いませんでした。最高です。(鈴木誠也)
0093名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:15:34.38
127 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/03/12(月) 23:09:27.39 ID:BKVC4UWQ
ここからは個人的な好みの話になるのですが、SS作家は宅飲みの時、蒸留酒をストレートでしか飲みません。
水割りにもお湯割りにもロックにもしませんし、梅や柑橘を入れるという発想も最初からありません。生のままの濃いお酒をちびちびと飲るだけです。
丁度いい味にできる水加減が全くわからず、どうしてもどうやっても匂いと味が変なものになってしまい、ロックにしても放置すると水割りになって味が変わってしまうので
もう面倒だから一切割らなくていいやと開き直って十数年、そのままこの歳になってしまいました。
なので鳥飼を飲むにあたっても当然ストレートで堪能していたのですが、呑み進めるうちに困った事態に遭遇しました。
香りが強烈すぎて途中で飽きる。部屋いっぱいに広がるほどの匂いがそのまま鼻を突き続けるのですから、当然嗅覚が音をあげないわけがない。
お猪口で最初の一杯二杯はいいのですが、それを超えると胸やけがして猛烈な悪酔いの予感に襲われ、これ以上飲めなくなってしまう。
そういう場合普通なら水なり氷なりで薄めればいいのですが、先ほど述べたように作家は水割りが下手なので焼酎をそのままでしか飲みません。
じゃあ一体どうすればいいのか?答えは簡単。ファンネルを使えばいいのです。
ということでファンネル、つまり漏斗を使って、蒸留酒ドリンカーなら必需品であるスキットルに焼酎を入れてみたところ、これが大当たり。
匂いが拡散せず口の中だけに広がり、全く飽きることがないままいくらでも飲める。悪酔いもせずもう最高。
スキットルは元々匂いを広げない容器ですが、それにしてもこの酒にここまで当たるとは思いませんでした。
お酒に弱い方や割るのがお好きな方には勧められませんが、ストレート派の方なら是非。
0094名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
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2018/03/14(水) 14:15:52.98
128 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/03/12(月) 23:10:15.60 ID:BKVC4UWQ
ところで、前の(全略)レビューを終えリストにこの酒を追加した時に思い浮かんだのは、
「戦った後は酒で憎しみを追い出すのさ」という『うしおととら』の台詞でした。
別に憎しみをこめて文を書いてたわけではないのですが、思わずそんな言葉が出てしまうほど、酒で心を安らげたい気持ちでした。
小説の真似事を見せられてその感想を書かなければならなかったんですから、それも致し方ないことでしょう。近年稀に見るほどぐったりしてましたし。
正直もうやりたかあないですね。タダで酒と肴を恵んでもらって、水晶原石貰って売っぱらって、本業も投げてどっかに遊びに行きてえ気分ですよ。全力で。

ところで俺のツイートを見てくれ。こいつをどう思う?
https://twitter.com/CF_tired/status/973197477431017472

……暗黒の淵と蒼い眼が呼ぶ戦いの日々は、まだまだ終わらないようです。

以上。
0095名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:16:13.41
137 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/03/14(水) 13:16:41.98 ID:IShD48uF
実を言いますと、このスレでヲチ対象になってる元監督の名前は、去年の春よりもずっと前から知っていました。
「らき☆すたってアニメのヤマモトヒロシって監督が、実力不足でクビ切られたらしい。まとめサイトが大騒ぎだ」
およそ10年前の例の事件です。事件自体はそれほど興味がない話だったのですぐに忘れたのですが、
京アニが公式に発表した、企業が出すアナウンスとして超ハードブロウすぎる文面がよほど印象深かったのでしょう。
「ヤマモトヒロシ」と「その域に達していない」という言葉だけは、この頭の片隅にずっと残り続けていました。
それから約10年後、去年の今頃。
一昨年「この世界の片隅に」が大ヒット、物語の舞台ということでここ広島ではある意味「君の名は」以上に注目度が高く、
それによってクラウドファンディングという集金システムが一気に注目され、作家も興味を覚えました。
じゃあ今はどんなアニメがCFで製作費集めてるのかな?と検索してみたところ、引っかかったのが、例のアレでした。例の、アレ。
監督の名前を見てピキーンと思い出しました。ヤマモトヒロシ!域に達してないて言われてたあの監督か!
とはいえそれも随分昔のこと。これだけ時間が経てば、今はかなり成長してるかもわからない。というより成長しているのが当たり前。
というわけで早速軽くググってみて本名がヒロシではなかったと知り、公式ブログの存在を知り、やがて例のPVの存在を知り、そこからは語るに及ばず。
批判の投下から12時間と経たない朝イチのクソ忙しい時間に電凸食らったあの時期、作家の脳内には
「売られた喧嘩ならば潔く買っちまえ」「ヤクザと呼ばれて上等だ」「やるなら今しかねえ」と長渕剛のワンフレーズがエンドレスワルツしていました。
0097名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:16:39.61
138 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/03/14(水) 13:19:37.53 ID:IShD48uF
あれ以来、情報を自分で集めたり色んな方に頂いたりで、例のアレの人となりは大雑把に把握できましたが、実は作品に触れたことは一度もありませんでした。
そもそもが不人気作品ばかりで触れる機会自体がなく、Amazonやヤフオクを使えば見たり入手したりできないではないですが、
そんなもの見なくても人間性はわかってるし、参考資料程度の物のためにそこまでするのもなー、という具合で。
ですが先日、まあ誰も気に留めるわけねえだろとネタ感覚でAmazonのウィッシュリストを公開したら、
ネタ感覚で入れていたアインザッツを即日贈りつけられ、あまりにもあんまりな出来に嫌な方向へとレビューが捗ってしまい、
その結果、次は酒と一緒にこんなのが送り込まれてきやがりました。こんなブツが。
https://pbs.twimg.com/media/DYF912JUQAEZr3I.jpg

『フラクタル』
2011年の1月から3月にかけて放映された、例のアレが監督したテレビアニメ作品、そのDVDです。
送り主が「ポチったよ」とわざわざ報告してくれましたからね、来るんだろうなと思ってはいましたけどね、
本当に来るとは思わなかったというか、来てほしくなかったというのが正直な気持ちですね。アインザッツのトラウマが未だに癒えてないのに。
しかし愚痴ったところで始まらない。貰った以上はやると約束したのですから、手元に現物を頂いた以上やらねばなりません。
たかが一頁の同人誌の原稿すら書けずに逃走した挙句逆ギレするような、絵コンテを机に入れて鍵をかけたまま行方をくらますような、
人として絶対にあるまじき行為だけはしてはなりませぬ。

それではさっさと入ってさっさと終わらせましょう、フラクタルレビュー。
なおこの作品を鑑賞するにあたって、世界観やキャラ名、ストーリー展開などの前情報は一切仕入れないようにしました。
不人気作品で情報のシャットアウトが極めて楽だったのが救いです。
0098名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:17:03.36
●第一話「出会い」

まず、OPではなくいきなり本編から始まります。
水平線の見える大海原、その上空を舞う一羽のカモメ。そしてカメラが眼下に移動すると、海辺の断崖に小さな一軒家。
家の周囲には何もありません。断崖とその先の海、それ以外はただ草原が思いっきり広がるだけ。
中ではクレインという金髪の少年が、食卓で何とかインゼリーとか何とかメイトのような栄養補助食品を飲み、目の前にいる両親と会話しています。
この両親の姿が実に珍妙で、明らかに人の姿をしていない。会話の内容から察するに本人たちはこの場におらず、
外国からこの奇怪な立体映像を息子の元へ飛ばしているようです。
つまりクレイン少年はこの家で一人暮らしをしている様子。

食事を終え、携帯プレイヤーで音楽を聴きながら家を出て、近所のガラクタ市へと向かうクレイン君。
近所といっても周囲に草原以外本当に何もないのでかなり遠く、歌の詞に一人でツッコミを入れながらひたすら自転車を漕ぎます。
そしてガラクタ市に着くと、先ほどの両親のような珍妙な物体が大勢、店番をしていたり並んでいる商品を物色していたり。
そうこうしているとセキュリティ(警察?)が来て、スタンガンのようなものをバチッと鳴らすと、その場にいた珍妙な連中は一斉に消え去りました。
彼らは「ドッペル」と呼ばれるもののようです。その詳しい正体は現時点では不明。
セキュリティが逃げた違法売人を追ってその場を去ると、クレイン少年はひとり市場に取り残され、仕方なく手にしていたデータカードを万引きしてその場を去ります。
それにしても、このクレイン君の褒められたものじゃない行動はとりあえず置いといて、
こんな簡単に雲散霧消するドッペルを使って現物手渡し売買の市を開催しようとか、全員揃って真剣に馬鹿なんでしょうか。
さっきのスタンガンを使えば、店番を消して窃盗しまくるも、買って行った客を消して商品を奪い返すも自由自在というのに。
と言って実体の人間が違法商品の売買を手掛ければ、見晴らしがよく障害物も交通機関もなく人家すらまばらな海辺なので、絶対に追手から逃げられません。
開始三分から考証があまりに雑でザルな場面を見せつけられ、監督はちゃんと監督しとるのかと早速不安になってきました。開始からたった三分ですよ、これで。
0099名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:17:29.57
市場を離れ、先ほど盗んだデータカードを開いてみるクレイン君。
中身は掘り出し物ではなく「フラクタルシステム」について解説した大昔の教科書でした。がっかり。
フラクタルシステムとは22世紀に作られた超大規模コンピューターネットワークで、ターミナルを人間の体内に埋め込み
ライフログを送信することでベーシックインカムを実現するという、ここで聞いた限りでは一体どういうものなのか全くわからない代物ですが、
クレイン君の口ぶりからするとはるか未来の今も健在な社会システムのようです。
いやでも冷静に考えたら、そんな大昔の資料って金にならなくても結構な貴重なんじゃ?少なくともガッカリするような代物じゃない気が。
そうこうしていると「祈りの時間です」というアナウンスが入り、言われた通りの方角へ言われた通りの所作でいつものように祈りを捧げようとすると、
いきなり、青い服を着た茶髪の女の子の乗ったメーヴェ(ナウシカの)によく似た一人乗り小型飛行機と、それを追って双胴の飛行船のような形の三人乗り小型飛行機が現れ、
目の前の断崖からこちらに向かって飛んできてドッグファイトを始めました。
どちらも明らかにジェットエンジンだというのに、目の前に来るまで音が全くしなかったのはどういうことだと思いますが、そこは置いときましょう。
飛行船側がバリバリ機銃撃ってるのに、避難するどころか自転車で追っかけていくクレイン君の頭が真剣におかしいですが、そこも置いときましょう。
メーヴェには風防どころかシートベルトすらなく女の子は手すりを握ってるだけなのに、全速で逃げながら平気で回避挙動をしまくってそれでも振り落とされないという
ゴリラ並の腕力があっても出来ないであろう芸当を平気でやり続けてますが、そこも置いときましょう。
それから、クレイン君転ぶ。転んだ拍子に携帯プレイヤーのイヤホンが外れる。スピーカーから聞いてた歌が流れる。
歌、メスゴリラの耳に入る。大した音量でもないのにジェットの音に紛れてはっきり聞こえるなんて、なんという地獄耳か。What's the hell?
と思ったらメスゴリラ、いきなりゴーグルを外して笑う。何をトチ狂ったかいきなり手を離す。
そして昔懐かしタイタニックのポーズを取り、そのまま後ろに倒れて自由落下。パラシュートも命綱もないフリーフォール。
0100名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
垢版 |
2018/03/14(水) 14:18:00.58
……何が何だかわかりません。まるでゼントラーディがミンメイアタックを食らわされたかのような謎行動に、SS作家の脳内は「ヤックデカルチャ」の嵐です。
ここでクレイン君の
「そんなはずないってわかってる。でも、思ってしまったんだ。彼女は飛べるのかもしれないって」
というモノローグが入り、ようやくOPテーマに突入です。

OPだけは前にYoutubeで見たことがありました。しかし改めて見直しても、感想は変わりません。
『いくらタイトルが「フラクタル」だからと言って、延々フラクタル模様を流すだけのオープニングなぞ、なんと安直で貧困極まる発想か』
さすが、ポプテピピックを30分カラーバーで流せwwwと言い放った稀代の監督なだけのことはあります。
しかも色使いが非常にサイケデリックで気持ち悪い。青い空に青い海に緑の草原と、それなりに爽やかな自然の風景を見せられた後に
軽度ヤク中患者の精神風景みたいな中途半端な出来栄えのグルグル映像を見せられては、正直かなりイラッとします。
最初にこのOPがあってから本編ならまだしも、本編からこのOPじゃイライラにも倍率がかかります。構成ってものをわかってない。
アニメ見てこんな嫌な気分になったのは、最近アベマTVで北斗の拳の再放送を見た時以来です。
荒廃した世界での殺伐としたバトルに興奮して、千葉繁のハイテンションな次回予告で期待を高め、「ユリア…永遠に」で一気にテンションをクールダウンさせる。
これが北斗の完璧な構成だったはずなのに、よりによって再放送は次回予告とEDテーマの順序を逆にしやがってまして。
誰の仕業か知りませんが全ッ然わかってねえ。あんな悲しいEDでしんみりした後じゃ、
いくら千葉繁の名調子でも思いっきり盛り上がれるわけがないでしょうが。本当に何ッにもわかってやがらねえ。心底意味がわからねえ。
組み替えた奴出て来い。説教してやる。代理でフラクタルの監督でもいいから出て来い。永遠に説教してやる。
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