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例えば障害があって(身体でも精神でも)仕事のできない人々もいるし、彼ら彼女らの世話で人生が思うに
ならないっていうその家族もいる(きょうだい児など)わけだけど、そこで仮に障碍者年金がもらえていても、
お金でどうにもならず結局家族がしなきゃならない事は一杯あるわけで、そういう時代でウイルス禍が
来ているのに、一律給付金がたった一回きりだというのは、本当に、この国の厚生省が厚生労働省になって
しまったから、つまり働けないものには福利厚生はしない、というような一体化をしてしまっているから、
本当に辛い思いをしている人々とその家族がなおざりになってしまっている。
厚生省と労働省が一体化している現在の状況には百害しかないと思う。
ホームレス問題でもネットカフェ難民の問題でも一緒だけれど、結局政治を多数派視点で行うと、少数は
塗炭の苦しみを強いられるわけで。
浪人してた時に予備校で習った故・萩野浩基氏が「政治というのは光のあたらない所に光を当てるものだ」と
おっしゃっていたけれど、でも選挙で当選するのは結局多数の票を集めた議員だけという二律背反があって、
そこから全く政治が抜け出せない。