佐賀県唐津市の港に金塊約206キロ(約9億3千万円相当)を密輸したとして、佐賀地検は22日、関税法違反(無許可輸入)の罪で船長、斎藤靖昭容疑者(49)や中国人の男ら計8人を起訴した。認否を明らかにしていない。

 門司税関によると、金塊は1枚約1キロの延べ板で、1回の押収量としては過去最多となる。

 ほかに起訴したのは、仙台市の会社員、木下憲一容疑者(65)や、いずれも青森県むつ市の職業不詳、浜本勝治容疑者(45)、無職、山崎聡容疑者(41)ら。

 起訴状によると、5月30〜31日、東シナ海の公海上で国籍不明の船から金塊約206キロを受け取った後、小型船に積み込み唐津市の港で陸揚げしたとしている。

http://www.sankei.com/west/news/170622/wst1706220079-n1.html