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2017/06/29(木) 21:20:43.30ID:CAP_USER遊泳禁止区域に入って溺れるなど、中国人観光客のマナー違反が原因になっているケースも多いといい、在タイの中国総領事館が中国人観光客に対し注意を喚起する事態になっている。
危険ラインを越えて遊泳
中国やタイのメディアの報道によると、6月12日、タイ南部プーケットのパトンビーチで、中国人観光客の女性4人が高波にのまれて溺れ、現地のライフセーバーらによって救助される騒ぎがあった。4人のうち1人は重症、3人は軽症で命に別条はない。
4人は当時、危険ラインとして張られていたロープを越えて遊泳し、監視員らが注意しても無視した。監視員らが4人の様子を注意して見ていたことから、高波にのまれた際にライフセーバーらが素早く対応できたという。
2日後の14日には、プーケットのカマラビーチの沖で中国人観光客の男性(18)の遺体が発見された。沖合約50メートルの水面に浮いており、溺死とみられる。男性は前日に遊泳に訪れ、仲間2人とともに行方不明になり、仲間2人はその日のうちに救助されていたという。
溺れた外国人観光客366人中73人が中国人
このほか、4月上旬にはパタヤのジョムティエンビーチで、夫らと一緒に海水浴中だった72歳の中国人女性が溺れて死亡。またその数日前に、クラビー県のホン島で、シュノーケリングを楽しんでいた30歳の中国人女性が水死している。
パトンビーチの女性4人のケース以外で、溺れた中国人に過失があったかどうかは不明だが、中国人が水の事故に遭うケースが目立って増えているという。
タイの観光スポーツ省によると、今年1月から6月6日までの時点で、タイの海で溺れた外国人観光客は366人おり、うち163人が死亡。溺れた366人のうち中国人は最多の73人にのぼっている。以下ロシア51人、英国31人、インド26人、ドイツ24人と続く。
タイ入国は中国人断トツ
一方、同省によると、2016年にタイに入国した外国人は前年比8・9%増の3258万8303人で、国・地域別では中国人が最も多く875万7466人(前年比10・3%増)。
2位のマレーシア(353万3826人)の2倍以上で、3位の韓国(146万4218人)、4位の日本(143万9629人)を大きく引き離している。
また中国旅行研究院によると、昨年1年間に海外に出かけた中国人は約1億2200万人で、中華圏(香港、マカオ、台湾)を除く行き先で最も多かったのはタイ。日本(2位)や韓国(3位)を上回った。
タイに入国する中国人が他の外国人に比べて断トツに多いことから、中国人がタイで事故に巻き込まれるケースが多いのは必然ともいえるが、タイでも他国と同様に、中国人のマナーの悪さが批判されることが多く、こうした傾向が事故件数の多さに結びついているとの指摘もある。
総領事館が注意喚起
中国人の水の事故多発という状況を受け、タイ南部ソンクラーにある中国総領事館は6月14日、ホームページなどで、プーケット、クラビー、サムイなど南部のビーチを訪れる中国人観光客に注意を呼びかけた。
それによると、タイ南部を訪れる中国人観光客が急増したことに伴い、水の事故が多発するようになったと指摘。現地監視員らの言うことを聞かずに溺れたケースなどにも言及し、1〜5月にタイで中国人30人が死亡しているとした。
その上で、シュノーケリング中の事故が多いこと、大学入試合格祝いのタイ旅行で事故に遭うケースが多いこと、プーケットなどの海は危険が多く救命衣の着用が必要なこと、タイ南部が雨期に入ったため普段以上の注意が必要なことなどを挙げた。
http://www.sankei.com/west/news/170629/wst1706290001-n1.html
(>>2以降に続く)
http://www.sankei.com/images/news/170629/wst1706290001-p1.jpg
海水浴客でにぎわうタイ・プーケットのパトンビーチ。タイのビーチでは今年に入り、中国人観光客が水の事故に遭うケースが多発している