【国防】「おおすみ」型輸送艦、「PKO」から「島嶼防衛」へ変身[6/30] [無断転載禁止]©2ch.net
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大型輸送艦「おおすみ」型は海上自衛隊初の全通甲板型の輸送艦となった。今でこそ、本格的なヘリ運用が可能な「いずも」型などがあるが、当時は衝撃的だった。
今後増える国際貢献任務や災害派遣など、多種多様な任務に対応するため、「おおすみ」「しもきた」「くにさき」と、1998年から2003年の間に3隻就役した。
先代の「みうら」型輸送艦の基準排水量は2000トンだったが、「おおすみ」型は8900トンと4倍以上で、運用方法も大きく変わった。
それまでの海自輸送艦は艦首が観音開きで、船底が平らになっていた。これは、船体をそのまま浜辺に乗り上げるビーチングという方法を用いて、艦首から車両や人員を下ろすためだ。
ただ、このような形状では波の影響を受けやすい。まるで“たらい”が波間に浮かんでいるかのような不安定さだった。天候によっては上陸できない可能性もあり、長期航海にも向かない。
それを痛感したのが1992年に行われた自衛隊初となるカンボジアPKO(国連平和維持活動)派遣だった。
国内で陸上自衛隊部隊を輸送する任務が主だった海自輸送艦による長期航海は初めてだった。台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡では低気圧の影響で船は大きく揺れ、多くの陸自隊員が深刻な船酔いに悩まされた。居住性は最悪だった。
スピードは出ず、カンボジアまで3週間も要した。小さい船体なので、補給艦が随行し、各種支援を必要とした。
そこで船体を大型化し、長期航海に適し、かつ多数の車両やヘリを運べるような輸送艦を作ることになった。参考にしたのが米海軍「ドック型揚陸艦」だ。ビーチングではなく、ホバークラフト型の輸送艇「LCAC(エルキャック)」を搭載する。
母船を飛び出すと、時速約130キロで航行可能で、そのまま浜辺に乗り上げることができるため、揚陸戦にスピードをもたらした。
「おおすみ」型の最大の特徴は全通甲板だが、後部甲板のみを2機分のヘリ甲板として使い、艦橋構造物横から艦首までは車両甲板として用いる。よってヘリ空母と形状こそ似ているが、まったく異なるものである。
艦内には、74式戦車ならば12両も搭載できる格納スペースがある。陸自隊員たちが350人程度乗艦できるような居住スペースも備えている。艦尾にはLCAC2隻分のスペースもある。
今後の「おおすみ」型は、島嶼(とうしょ)防衛強化型へと改修を行う。水陸機動団が創設されるにあたり、主力装備である水陸両用車「AAV7」を運用できるように艦内および艦尾ハッチを改造する。
さらにオスプレイの運用もできるように、ヘリ甲板に耐熱処理を施し、エレベーターを大型化する。
PKO型輸送艦は、島嶼防衛型輸送艦へと生まれ変わる。
■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。陸海空自衛隊だけでなく、各国の軍事情勢を取材する。著書に『こんなにスゴイ! 自衛隊の新世代兵器』(竹書房)、『ビジュアルで分かる 自衛隊用語辞典』(双葉社)など。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170630/soc1706300003-n1.html
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170630/soc1706300003-n2.html オスプレイの運用もできるように、ヘリ甲板に耐熱処理を施し、エレベーターを大型化する
キタよこれ。F-35B おおすみは、海自悲願のヘリ空母保有のために世論への露払いとして犠牲になってくれた
ありがとう >>1
>艦内には、74式戦車ならば12両も搭載できる格納スペースがある。
>陸自隊員たちが350人程度乗艦できるような居住スペースも備えている。
も・・・じゃないんだよ。輸送艦や揚陸艦としたら容積が全然足りてない。倍は必要。
数も3隻しかないのに容積も足りてないから、有事には民間フェリー頼り。
マジで輸送艦や輸送機の数増やせ。 まず初めに全通甲板の輸送艦おおすみ型、これで国民の目を慣らして次はひゆうが型
そして旧空母に匹敵するいずもとかが。次は当然10万t級は当たり前に作れるが
さすがに空母はでっかい的だから作らないだろう。むしろ潜水艦を充実してほしい。 >>13
当時のniftyで「おおすみの空母転用に関する話題は禁止します」ってお触れ書きが出たっけ、
時代も変わったもんだ(遠い目)
専守防衛なのだから、日本の防衛が第一で、PKOは二の次。こうするのが本来の姿だろう。
おおすみ型って飛行甲板が艦首までないんだよな。
先端まで平らにすれば良かったのに
何で先っちょだけあんな事したのか不思議 >>19
もともと車両甲板なんで前まで出す必要がない。
前に出すと波が当たる。
艦隊上部の軽量化。
なんかが理由じゃね?
>>19 空母って言われたくなかったからだろう。技術的な意味は無いのでは?
艦橋も、甲板のど真ん中を遮るように置いているしね。
まったく、日本人らしくビクビクとしながら政治的配慮を行った結果だと思うよ。
技術的合理性よりも政治的配慮を優先したものだろう。
外国人が見たら、笑うんじゃないの?
改修の話生きてたんだな(´▽`)
どんな艦に生まれ変わるのか楽しみだ。 東日本大震災の時は
おおすみ型1隻は南シナ海で演習中、1隻は特定自主検査でドック入り、
で1隻のみ稼働、ひゅうが型も伊勢が就役したばかりでひゅうが1隻がフル稼働
たった2隻で輸送をささえたやばかったそうな
今はフラットトップ艦艇7隻あるから大丈夫だろうな >>24
震災の際は確か、「いせ」も稼働したはずだが
まだまだ充分ではなかったが
場合が場合だけに、急きょ駆り出される事になったと記憶している おおすみ型が全通甲板が採用されたのは
後に建造されるヘリ空母
ひゅうが級のテストベンチって意味もあったのだろう
海自は、おおすみ型でデーターをとって、それで、ひゅうが級
ついで、いずも級を建造したのだ >>25
そう?
就役直後で乗員の訓練終了していなくて云々と新聞に書いてあったような気が
まあ、ひゅうがの交代要員に緊急で乗ってもらえばいいだけだけど >>27
まだ就役してなかったが、全速力でぶっ飛ばして現地に向かったのさ。
おかげで本当の最高速度がバレたとか。
俺はそれで初めて船舶位置情報システムというのがこの世にあると知った。 >>27
正確には震災は伊勢就役前。
当然、殆ど貢献はしていない。
>>28
向かってないが。
就役前だったが
3/11にIHIMU横浜から津波避けるために沖合に出て
すぐ3/13午前には戻ってきてる。 >多くの陸自隊員が深刻な船酔いに悩まされた。
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.ィ{(〃´ 彡イ)
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/ ,.ィ }) )ー'=くムイィj;)} }
∨イ {´ミr'¨´ "〃 `:ヽ,゙ぐr'"
ヾ{´l {i_゙ r' _,_ 1} `ソ'
`7゙>ァゞミ r 〉ニニ、ーイノリ 船酔いかよ。ほとんど揺れねえぜ。
`ーァ,(从 {トャー_-;ァ7ハ) こりゃ海軍の基礎訓練から始めなきゃならんかもな
_/ r' `ゝ、`¨ r''¨´
_ ..ィ7 { { ヾ:ー''’
r'¨ヾ,'/ム-‐ミx j {ヽ._
/ ヾ. }'////∧`ゝV⌒/! }
j ヾ!/////,} ;' j///リ i!
バヽ:、 ゙1/////j ;' j!/// ;ハ、
ム、 ヾ }/////ハ. ' j!//ハ "イ ×オスプレイの運用もできるように、ヘリ甲板に耐熱処理を施し
〇垂直着陸ジェット機の運用もできるように、ヘリ甲板に耐熱処理を施し おおすみをヘリ空母と言うと
必死で否定してた人がいたね
当時は政治的に不味かったのかな >>37
ヘリ空母として作戦出来る訳じゃないからね >>30
木造の帆船で航海してた時代とは段違いだけど、それでもまだ海の上を旅することの危険性は陸上のそれの比ではないからな 輸送艦もう一隻新造したら?
もう一回り大きくして30ノットで 「おやすみ」型輸送艦に空目した。
ダメだ、寝るわ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています