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2017/06/30(金) 21:54:02.46ID:CAP_USER折しも北朝鮮に拘束され、昏睡状態で帰国した米国人学生が死亡。米世論は硬化しており、同氏は批判の矢面に立たされている。
「ロッドマン氏の手は血塗られている」−。米国の非営利団体「共産主義犠牲者追悼財団」(VOC)は21日、かつてのNBAの“英雄”をそう非難し、同氏を殿堂から除名するよう求める署名活動を始めたことを明らかにした。
VOCは声明で、ロッドマン氏がかねて「金正恩氏を『生涯の友』と呼び、一貫して擁護してきた」と指摘。
北朝鮮に拘束され、帰国後の今月19日に死亡した米バージニア大の学生、オットー・ワームビア氏(22)の問題に触れ、「殺人者を称揚する人物には、米国のいかなる『殿堂』によっても偶像化される場所はない」と断じた。
NBA優勝5回、「リバウンド王」7回といった活躍で2011年に殿堂入りしたロッドマン氏。選手時代に「悪童」と呼ばれながらも、根強い人気を誇る同氏がたびたび訪朝することにより、無慈悲な独裁政権が「美化されてしまう」ことをVOCは危惧する。
ワームビア氏は北朝鮮を旅行し、興味本位で持ち帰ろうとしたポスターを「盗んだ」とされ、1年5カ月にわたって当局の拘束下に置かれた。
VOCのメリアン・スミス理事は、北朝鮮をめぐるロッドマン氏の活動が「米国人旅行客に北朝鮮の危険性を忘却させる」と問題視する。
今回のロッドマン氏による13〜17日の訪朝が、実際にワームビア氏の解放につながったのかどうかは不明だ。
ロッドマン氏は帰国の際、経由地の北京で報道陣に「良い旅だった」などと述べるにとどめ、滞在中、朝鮮労働党の金正恩委員長と面会したのかも分かっていない。
米FOXニュース(電子版)によると、NBAの殿堂をめぐる規則上、「バスケの尊厳を毀損(きそん)する」場合に除名される可能性があるという。
VOCが署名集めを進める署名プラットホーム「change.org」では、29日(日本時間)段階で1927人の署名が集まったに過ぎない。
だが、1994年設立のVOCは、米政権の元幹部らも設立や運営に関与。共産主義政権下の人権問題で影響力がある。最近ではオバマ政権下のキューバとの関係改善をめぐって批判を強めた。
署名活動はCNN(電子版)など米主要メディアが報じており、核・ミサイル開発に突き進む北朝鮮への反発もあって米世論の関心を呼んだようだ。
ロッドマン氏は8月にも再訪朝する意向を示していたが、こうした中で訪朝を断行すれば、選手時代の栄光にさらに泥を塗ることになりかねない状況だ。
http://www.sankei.com/world/news/170630/wor1706300011-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/170630/wor1706300011-n2.html
http://www.sankei.com/world/news/170630/wor1706300011-n3.html
http://www.sankei.com/images/news/170630/wor1706300011-p1.jpg
デニス・ロッドマン氏