金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮が、核・ミサイル開発を続けるなか、マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は28日、今後数カ月にわたって北への圧力を強化する方針を表明。「トランプ大統領は北朝鮮を核保有国として認めないし、米国に対する脅威となることも容認しない」と述べ、軍事オプションを含む「全ての選択肢」を準備しなければならないと述べた。

 マクマスター氏は、北朝鮮への圧力を強める上で中国の果たす役割の重要性を指摘し、「中国がどの程度協力できるのかを見極める必要がある」と述べた。

 4月の米中首脳会談を契機に、中国は北朝鮮情勢が地域に与える影響を重く受け止めるようになったと評価する一方、朝鮮半島の非核化が「唯一の目標」だと強調。核・ミサイル開発の凍結だけでは不十分だとの見方を示した。

 北朝鮮に対する軍事力行使については「誰も望んでいない」として、制裁強化や外交を通じた問題解決を優先する姿勢を示したが、「異なるアプローチ」が必要になる局面が生ずる可能性があるとも話した。


http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170630/soc1706300016-n1.html
2017.6.30