2017年7月13日、華龍網によると、韓国のネット市民団体VANKが日本政府の歴史認識の「二面性」を暴くことを目的として、400人の「グローバル歴史外交大使」を募集する。

記事によると、「グローバル歴史外交大使」を募集する主旨は、2015年7月にユネスコ世界文化遺産として認められた長崎の軍艦島に隠された「黒歴史」を暴くことにあるという。

VANKの代表者、朴起台(パク・キテ)氏は「ユネスコは軍艦島などを明治日本の産業革命遺産として世界文化遺産に登録する条件として、日本に全体的な歴史の説明を求めた。日本は犠牲になった労働者の記録を残す情報センターの設立を約束したが、現在まで実現していない。それどころか、日本政府は今もなお労働者の強制動員を認めていない。国際社会に対して日本の二面性を示すべく、歴史外交大使の募集を決めた」とコメントしているという。

VANKは2011年より韓国東アジア歴史財団とともに「グローバル歴史外交大使」を育成しており、これまでにすでに1050人の「大使」が活動しているという。現在「端島(軍艦島)」というタイトルの英韓2言語版の動画を制作しており、新たに募集される「大使」はSNSを通じて動画を世界に広めるとともに、教科書の記述問題、地図の表記問題について世界規模で主張する任務を担うという。


2017年7月13日(木) 12時20分
http://www.recordchina.co.jp/b184255-s0-c10.html