2017年07月16日12時31分 中央日報/中央日報日本語版]
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50代以上の中高年の「歩きスマホ」が他の世代より急速に増加しているという調査結果が出た。

現代海上交通気候環境研究所が歩行中のスマートフォン使用スタイルについて調査した結果、50代以上の年齢層の47.2%が歩きながらスマホのショートメッセージ機能を使った経験があった。数値自体は19〜29歳の66.6%、30〜39歳の52.9%より低いが、2013年の同じ調査と比較すると割合が最も大きく増加した。すなわち中高年層が歩行中にスマホを使う事例が他の年齢層よりさらに速いスピードで増加しているということだ。

現代海上交通気候環境研究所は交通安全意識と自動車保険見通しを調べるため昨年末に1000人を対象にオンラインアンケート調査を行い、これを基に「2017自動車保険認識と国民交通安全意識調査資料」を作成した。2013年にも同じ趣旨で調査と研究を実施している。

4年前の調査結果と最近の結果を比較したところ、運転中にスマホのショートメッセージ機能を使った割合は30〜39歳が87.9%で最も高く、19〜29歳が86.3%、40〜49歳が87.7%の順だった。50歳以上は75.6%で最も低かった。

しかし歩行中のスマホ使用の割合では、19〜29歳が66.6%、30〜39歳が52.9%、50歳以上が47.2%、40〜49歳が43.2%となった。50代以上の割合が40代より高かった。また、2013年と比較すると、19〜29歳は21.1ポイント、30〜39歳は15.4ポイント、40〜49歳は12.2ポイント増えたが50歳以上では25.0ポイント増え最も高い増加傾向を見せた。50代以上の中高年層で歩きスマホが若い層よりも多く増えた。

歩きスマホは各国が頭を痛めている問題だ。スマホに全神経を集中して歩くと他の歩行者とぶつかり事故が起きる恐れがあり交通事故の危険性も大きいためだ。しかしこうした危険でも歩きスマホは増え続けているという調査結果が多い。

昨年末に統計庁が発表した「韓国の社会動向」によると、スマホ過剰依存危険群は2011年の8.4%から2015年が16.2%、2016年が17.9%と5年間で2倍以上増えた。また、交通安全公団が実施した「スマホ使用が歩行安全に及ぼす危険性研究結果」によると、歩行中にスマホを使うと事故発生率が76%上昇することが明らかになった。