サーチナ2017-07-17 22:12
http://news.searchina.net/id/1639987?page=1

日本人の衛生基準は高いと言われるが、トイレの清潔さや設備などは特に中国でよく話題になる。中国メディアの今日頭条は13日、「使用済みの紙を流すか流さないか」で、日本と中国には違いがあると伝える記事を掲載した。
 
記事が指摘したのは、中国では使用済みの紙を備え付けのゴミ箱に捨てるのに対し、日本では便器に流すのが常識となっていることだ。実際、公共のトイレには日本と中国とでは逆の注意書きが見られる。中国では紙はトイレに流さず、ゴミ箱に捨てるようにと注意する張り紙が見られるが、日本では、「使用した紙は便器に流してください」と、わざわざ中国語で注意書きしてあることがある。これは、日本旅行に来る中国人向けに書かれているのだろう。記事はこの日本の習慣について、だから日本のトイレは清潔に保つことができているのだと論じた。
 
それにしても、なぜ日本ではトイレットペーパーを流すことできるのだろうか。記事は、大きな理由の1つとして「紙が水溶性であること」を指摘した。トイレに流せることを前提に作っているので、トイレ詰まりの心配もなく、衛生的だと企業努力を称賛した。きれいな日本のトイレを経験してしまうと、ゴミ箱に使用した紙が残っている中国のトイレは、不衛生で気分が悪くなると感想を述べた。
 
また、別の理由としては「日本のトイレは水圧が高い」こと、「下水管が太いため詰まることがない」という物理的な理由を挙げた。実際、中国ではトイレも下水道も紙を流す前提で設計されていないためか、流れにくく、詰まりやすい。これが個人では改善できない問題なのは確かだが、記事は、トイレの紙を流さないというのは不衛生かつ不健康な「悪習」であり、科学技術の力を借りて何としても変えなければならないと強く訴えた。