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 中国は世界の高速鉄道産業のなかでは後発中の後発だ。日本やドイツから高速鉄道の技術を導入し、今では世界最長の高速鉄道網を構築するに至っている。また、中国が重要な部品や技術を自主開発したという「復興号」も営業運転を開始するなど、中国は後発国とは思えないほど高速鉄道産業で大きな存在感を示している。

 中国人はアジア各国で高速鉄道プロジェクトの受注競争を繰り広げる新幹線をライバル視しており、中国では新幹線と中国高速鉄道がしばしば比較の対象となる。だが、高速鉄道を持つのは日本と中国だけではない。韓国もフランスから技術を導入したKTXと呼ばれる高速鉄道を持つが、韓国人は中国高速鉄道に乗車するとどのような感想を抱くのだろうか。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「中国高速鉄道の発展についての韓国人の評価」を紹介する記事を掲載し、中国高速鉄道に対する韓国人の感想を紹介している。

 記事は、韓国人の見解として、「中国高速鉄道は思っていたよりスピードが速くて、車内も非常に清潔だ」、「KTXの座席は中国高速鉄道ほど快適ではないし、座席が回転しない。中国の高速鉄道は凄い」、「中国高速鉄道はKTXより性能が良く、車内も快適で、期待以上だった」という声があがっていると伝え、「韓国人はKTXより中国高速鉄道を高く評価している」と報じた。

 中国高速鉄道の性能は非常に良く、快適性も高いという意見しか紹介されていないのは少し疑問だが、中国高速鉄道は新幹線よりも運賃が安く、車内も快適であるのは事実だ。だが、新幹線の自由席に当たる中国高速鉄道の2等席では、携帯電話で通話している人や大声でおしゃべりしている人は普通に見られ、ゴミが落ちている光景も目にする。もし、中国人が新幹線に乗車したら、記事が紹介した韓国人のコメントと同じようなことを言うのではないだろうか。