平昌冬季五輪まであと200日と迫った24日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が江原道平昌のアルペンシアリゾートで開かれた記念イベントに出席し、後援金がやや不足していることを明かすとともに、公共企業に対して五輪へのさらなる支援を呼び掛けた。

 平昌五輪組織委員会は、朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領の親友・崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入事件の影響で、民間企業からの後援金確保が困難になっているという。

 後援金の目標額は9400億ウォン(約940億円)だが、先月末時点で8884億ウォン(約880億円)にとどまっており、あと500億ウォンほど後援金が必要な状況だ。

 一方、文大統領はこの日「平昌五輪は環境五輪、IT五輪、文化五輪、平和五輪などたくさんの意味を持つが、私は『癒やしの五輪』としたい」と述べた。

 文大統領は「国政介入事件をはじめ、国内の政治状況のせいで国民は長い間つらい思いをし、江原道民は国政介入事件が平昌五輪の準備過程にも影響してプライドも傷つけられただろう」として「冬季五輪を成功させ、傷ついた国民が韓国に再び誇りを持ち、癒やされて希望も持てるきっかけとなることを願う」と述べた。

カン・ヨンス記者

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