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2017/07/25(火) 20:54:21.21ID:CAP_USERSFTSで、哺乳類を介して人が死亡したことが判明したのは世界で初めてという。
国立感染症研究所によると、平成28年5〜7月、弱った野良猫を動物病院に連れて行こうとした西日本在住の女性が手を猫にかまれた。女性に重大な持病などはなく、約10日後に死亡した。
半年後に感染研が女性の検体を受けて精査したところ、女性がマダニにかまれた痕もなく、猫を介してSFTSを発症した可能性が高いことが分かった。
SFTSは国内で初めて感染が判明した25年から今年6月末までに、西日本を中心に266人の発症例があり、そのうち57人が死亡。
日本での致死率は21%で、アジア地域で感染が多く、韓国では致死率が46%に上る。
犬や鹿、イノシシなどからも、SFTSウイルスに感染していたことを示す抗体が見つかっている。
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野外に生息するマダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」で、感染したとみられる猫にかまれた50代女性が死亡していたことが24日、明らかになった。どんな点に気をつければよいのか。
Q ダニにかまれると危険なのか
A SFTSウイルスを媒介するのは森林などに生息するマダニで、屋内にいるイエダニなどからは感染しない。かまれたら無理に引き抜こうとせず、医療機関で処置する。かまれてから数週間は、体調変化がないか注意する。
Q 猫などの動物は危険なのか
A 屋内で飼育している動物がSFTSにかかるリスクは低い。ただ、他の感染症を避けるためにも、口移しで餌を与えたり布団に入れて寝たりなどは控えた方がよい。また、野生動物との接触や、SFTSの症状が出ているペットとの濃厚な接触は避ける。
Q マダニにかまれないための対策は
A 年60人前後の患者が報告されているSFTS以外にも、マダニが媒介する感染症はある。草むらややぶに入るときは肌の露出を少なくすることが重要だ。
■重症熱性血小板減少症候群(SFTS) SFTSウイルスによる感染症で、主にマダニにかまれてうつる。6日から2週間ほどの潜伏期間を経て、発熱や全身のだるさ、吐き気などの症状が出る。重症化して死亡することもある。死亡例は全て50代以上で、高齢者が重症化しやすいと考えられている。
ワクチンや特効薬はなく、水分補給や解熱剤投与などの対症療法が治療の中心となる。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170725/soc1707250015-n1.html
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170725/soc1707250015-n2.html
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SFTSウイルスを媒介するタカサゴキララマダニ(上)とフタトゲチマダニ(国立感染症研究所提供)
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マダニ感染症の経路