【ソウル共同】北朝鮮が弾道ミサイル発射実験の動きを見せているのを受け、日米韓の防衛当局は25日、ミサイルの種類などについて分析を続けた。

一方、聯合ニュースによると、北朝鮮のロメオ級潜水艦(1800トン)が10日間近く日本海での活動を継続。監視を強化している日米韓の艦船などをけん制する狙いの可能性もある。

北朝鮮が今月4日、北西部亀城市から発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」は秋田県・男鹿半島から約300キロの日本海に落下した。

防衛省関係者は北朝鮮が火星14よりも長射程のICBMや、新型中距離弾道ミサイルを発射する恐れもあると指摘。日本の領海や領土への落下など万が一の事態に備え、迎撃能力のあるイージス艦を展開させている。

韓国政府関係者は北朝鮮の潜水艦の動きについて「訓練の一環」との見方を示した上で、東部新浦を拠点とする「新浦級潜水艦」(2千〜2500トン)から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を行うため「事前の情報収集目的の可能性もあり、綿密に監視している」と述べた。

http://www.sankei.com/photo/daily/news/170725/dly1707250020-n1.html

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北朝鮮の朝鮮人民軍の潜水艦に乗船する金正恩氏(中央)。朝鮮中央通信が2014年6月16日報じた。視察日は不明(朝鮮中央通信=共同)