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2017/07/25(火) 21:43:27.47ID:CAP_USER習氏としては、中国人民解放軍建軍90周年の8月1日に大規模な軍事演習を挙行して軍の存在をアピール、最高司令官である自らの立場を強めて北戴河会議を乗り切る構えだ。
北京の中国人民革命軍事博物館周辺は21日、厳重な警備態勢が敷かれた。この日、習氏が李克強首相ら党最高指導部メンバーを引き連れて訪問、建軍90周年の特別展を見学した。その模様は国営メディアを通じて全国に放映された。
習指導部を取り巻く内外の環境は厳しい。国内では、ノーベル平和賞を受賞した民主活動家、劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏の死去の影響が広がるのを押さえ込むのに躍起だ。24日には慈善組織と称する「善心匯」メンバーらが大規模抗議集会を強行した。
対外的には、中印国境付近で両国の軍部隊が1カ月以上対峙(たいじ)する異常事態となっている。中朝国境付近では、中国側が朝鮮半島の危機に備え、軍事力を増強したと米紙が報じている。
南シナ海では、ベトナムが始めたガス田の掘削作業に中国が猛反発し、中止させた。東シナ海では23日、上空で中国軍戦闘機が米軍機の飛行を妨害。中国の軍艦・公船による日本の領海への侵入も相次いでいる。
共通するのは中国の強硬姿勢だ。「指導部としても弱腰をみせずに強硬姿勢を貫き軍の広範な支持を取り付けようとしている」(外交筋)との見方もある。
これに関連して、建軍90周年当日の8月1日に合わせ、軍事演習や閲兵式が挙行されるとの観測が流れている。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、習氏が1日、内モンゴル自治区の「朱日和合同戦術訓練基地」で大規模軍事演習を視察すると報じた。
胡錦濤前国家主席ら元指導者・幹部たちとともに人事などを話し合う「北戴河会議」の開幕直前か直後の可能性が高い。大規模軍事演習の視察で軍の威光と最高司令官である自らの権威を高め、長老らを牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。
習氏は2012年に軍トップの党中央軍事委員会主席に就任して以降、七大軍区を五大戦区に改編するなど改革に着手。胡前主席の影響力排除に努めているが、改革に不満をもつ勢力も少なくないのが実情だ。
http://www.sankei.com/world/news/170725/wor1707250029-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/170725/wor1707250029-n2.html
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6月、香港で中国人民解放軍を閲兵した習近平国家主席。軍の威光を背景に長老らを牽制する意向とみられる(AP)