光州地区の高校生16人が日本による植民地統治期の朝鮮人強制徴用の現場を視察するために日本を訪れる。

 勤労挺身隊のおばあさんと共にする市民の会は、高校生16人が7月26日から8月2日まで名古屋、富山を視察することを明らかにした。

 高校生らは勤労挺身隊による被害を受けたおばあさんの訴訟を支援している日本の市民団体「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」と共につらい歴史の現場を直接視察する予定だ。

 一行は光州市や全羅南道出身の勤労挺身隊被害者が幼いころに連行され、強制労働させられていた三菱重工業名古屋航空機製作所跡、東南海地震犠牲者追悼碑、三菱重工業大江工場内のほか、豊川海軍工廠跡と追悼碑、戦争と平和の資料館ピースあいちなどを回る。

 富山では不二越勤労挺身隊訴訟を支援している「第2次不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会」の案内で不二越と三菱の地下軍需工場トンネル、1932年に金沢陸軍刑務所で尹奉吉(ユン・ボンギル)義士が死刑を受けた後、遺体が埋められたというごみ捨て場の跡を視察する。

 学生らは訪問中、日本の高校生と韓日の歴史について意見交換する討論会も行う。

 市民の会関係者は「植民地統治期に日本は少年少女を強制的に連れていき、強制労働をさせ、解放後には一言の謝罪もなく、補償すらしていない。将来の主役たちには歴史探訪を通じ、当時の苦しみを忘れないようにしてほしい」と話した。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/07/25/2017072500596.html