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2017/07/26(水) 21:13:17.30ID:CAP_USER24日には、委員会が調査していたとみられる前重慶市トップの失脚が確定。王氏は実績を積み上げているが、結末はどうなるのか。
失脚が確実になったのは、前重慶市党委員会書記の孫政才政治局員。習氏の後継者候補の一人と目される存在だったが、党中央は15日に孫氏の解任を発表。14日に会議のため北京入りした後、拘束されて党中央規律検査委員会の調査を受けているとみられていた。
孫氏は、汚職で失脚した薄煕来・元重慶市党委書記の思想が同市で一掃されていないと批判されていたほか、夫人に関する不正腐敗事件の可能性も取り沙汰されている。
腐敗摘発に邁進する王氏についても、妻の親族に不明朗な資金が渡った疑惑が香港メディアなどで報じられた。情報を暴露したのは、米国に亡命した元実業家、郭文貴氏。その郭氏は驚くべき情報を明かしている。習氏が、王氏の親族の資産状況を調べるよう公安幹部らに指示していたというのだ。
この情報が事実なのかどうかは定かではないが、事実だとすれば、盟友関係にあったとされる習氏と王氏の関係は過去のものになっている可能性がある。
スキャンダルを指摘された王氏は17日付の党機関紙、人民日報の寄稿文で、「党内に聖域はない」と指摘し、秋の党大会以降についても「『党の鋭い刀』としての役割をさらに発揮する」と続投に意欲を見せていた。
一連の動きは何を意味しているのか。評論家の石平氏は、スキャンダル暴露に、習氏が関わっている可能性もあるとみて、こう解説する。
「共産党の幹部からすれば、ある意味本当に怖いのは習氏でなく、王氏になっている。王氏が自分の権力を脅かす存在になっていることは習氏にとって面白くなく、王氏を権力の中枢から遠ざけるしかないという思惑がうかがえる。
また、習氏と王氏は二人三脚で腐敗摘発をやってきて恨みを買ってきたが、王氏を葬り去ることで、恨みを全部、王氏に持っていきたいという考え方もあるのではないか」
王氏が党機関紙でアピールする狙いについて、石平氏は「王氏はあまりにも多くの人の恨みを買っているため、権力の座から降りたら命の保証がない。権力を手放すことができない王氏は、アピールの中で、自分と習氏が一心同体であることを強調し、習氏が自分を切り捨てることを難しくしている」と話す。
今後は、党大会で王氏が政治局常務委員に留任するかがポイントになるというが、石平氏は「恐らく今の時点では、王氏の勝算はそれほど高くない。外される可能性は十分にある」と指摘した。
なんとも、彼の国の権力闘争は恐ろしい。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170726/soc1707260005-n1.html
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170726/soc1707260005-n2.html
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習氏(右)の後継者候補の一人とみられていた孫氏もあえなく失脚した(共同)
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王岐山氏(共同)