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2017/07/30(日) 22:56:01.48ID:CAP_USER孫政才前重慶市党委員会書記を解任、失脚に追い込んだ習氏の強硬路線に長老が反発しているとみられ、5年に1度の党大会を秋に控え、波乱含みの展開になりそうだ。
河北省秦皇島市の海に面した避暑地、北戴河。建国の父、毛沢東が毎年夏、同地の海で泳ぐ習慣に合わせ、党、政府、軍の幹部が集まるようになったのが北戴河会議の由来とされる。
現最高指導部メンバーの政治局常務委員7人のほか胡錦濤前国家主席、江沢民元国家主席の政権当時の指導者・幹部らも参加する。
胡錦濤政権時代の2007年の北戴河会議では、江沢民氏が胡氏の後継者として当時、上海市党委書記だった習氏を推薦。最有力候補の李克強氏(現首相)を抑えて、習氏が後継者に選ばれることになった。
開会と閉会は一般に公表されないが、通常、7月末から2〜3週間行われる。
http://www.sankei.com/world/news/170730/wor1707300033-n1.html
【北京=藤本欣也】北戴河会議の最大のテーマは、秋の中国共産党大会で正式に決まる最高指導部(政治局常務委員)人事の調整だ。
具体的には、党の慣例に従い、(1)習近平国家主席(64)の後継候補が常務委員に選ばれるのか(2)68歳以上を引退とする常務委員の定年が順守されるのか−が焦点となる。
党内には大別して、習派、胡錦濤前国家主席が影響力をもつ共産主義青年団(共青団)派、江沢民元国家主席グループがある。
前回2012年の党大会で、習氏の後継候補として共青団派の胡春華広東省党委書記(54)と、孫政才前重慶市党委書記(53)が政治局員に選ばれた。
しかし習氏は盟友の王岐山党中央規律検査委書記(69)と組んで孫氏を失脚させ、現在、候補は胡春華氏だけとなっている。
果たして習氏は、共青団派が推す胡春華氏の常務委員選出を容認するのか。
習氏は自らの後継者として、浙江省勤務時代の腹心で、孫氏の後任となった陳敏爾重慶市党委書記(56)を望んでいるとも報じられる。
あるいは今回、後継候補として誰も常務委員に選ばず、「総書記の任期は2期10年」という慣例を破って22年以降の3期目を目指すとの見方もある。
その際にカギとなるのが定年の扱いだ。68歳以上が引退する慣例に従えば、現常務委員7人のうち、習氏と李克強首相(62)を除く5人が退任する。
しかし習氏は、5人のうち王氏を留任させて来春、創設予定の国家監察委員会のトップに就任させる意向との噂は絶えない。
狙いは、自身も5年後の党大会で引退に追い込まれる定年制を有名無実化することにある。1980年代に廃止された党主席を復活させる組織改革も検討している。
一方の共青団派と江グループは王氏の留任、党主席制復活に反対の構えだ。
このほか、習氏は経済政策などで対立する李首相を全国人民代表大会(国会)常務委員長に横滑りさせ、後任に、共青団派だが習派にも近い汪洋副首相(62)の起用を考えているとの観測もある。
http://www.sankei.com/world/news/170730/wor1707300034-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/170730/wor1707300034-n2.html
http://www.sankei.com/images/news/170730/wor1707300033-p1.jpg
http://www.sankei.com/images/news/170730/wor1707300033-p2.jpg
http://www.sankei.com/images/news/170730/wor1707300033-p3.jpg
中国人民解放軍の創設90年を記念した閲兵式で閲兵する習近平国家主席=30日、中国内モンゴル自治区(共同)