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2017/08/02(水) 20:39:54.09ID:CAP_USER日本の漫画『神の雫』に象徴される韓国のワインブームが衰え、その座を輸入ビールとクラフトビールが占めている。
酒類業界によるとビール市場は2000年代半ばのワインブームと似たパターンで拡散している。2010年ごろにソウルの清潭洞(チョンダムドン)と梨泰院(イテウォン)などで流行した輸入ビール専門店はいまでは全国にある。
海外旅行で味わったビールを求める20〜30代が主要消費層だ。輸入ビールは町内のコンビニエンスストアですぐに買えるようになり参入障壁を下げた。
2004年まで酒類輸入量は全体の1〜2%である8万462キロリットルだったが2015年には3.4倍の26万9515キロリットルに増加した。
昨年に続き今年も流通業界のキーワードである「ホンスル」(1人酒)、「ホームスル」(宅飲み)も輸入ビールブームを牽引している。1人で飲む時はアルコール度が高い酒よりビールが選ばれる可能性が高いということだ。
2015年にイーマートで売れた酒類のうちワインの売り上げが占める割合は21.4%だったが今年上半期には16.9%に減少した。同じ期間に輸入ビールは17.3%から25.4%に増えた。これは韓国産ビールの販売割合とほとんど同じだ。
ある大型マート関係者は「ワインに比べて安く、1人で1本を全部飲まなければならない負担が少ないながらも気分を出すには良いため」と説明した。
韓国のビール市場規模は業界推定で年間2兆7000億ウォンに達する。また、今年は初めて輸入ビールが国産ビールのシェアを超える見通しだ。
特に来年1月から米国産ビールに対する関税がなくなり、7月には欧州連合(EU)から輸入するビールにも無関税が適用される。韓国産ビールとの価格差がさらに縮小し韓国産ビールのシェアはさらに落ちる恐れがある。
ハイト真露とOBビール、ロッテ酒類の酒類ビッグスリーは軽い発泡酒やステディーセラーのリニューアル版を発売しているが、輸入ビールの攻略を防げるかは未知数だ。韓国企業は新製品発売よりはビールの輸入ラインナップを強化して対応策を求めている。
厳しくなった消費者の好みに合わせるためクラフトビール専門店も人気だ。クラフトビールとは小規模醸造場で作ったハウスビール、地域の特色を生かしたビールを意味する。
クラフトビールが流行し2001年に6カ所にすぎなかったビール免許事業者は昨年60カ所に増えた。
韓国で飲めるビールの種類が多様化し、「生活ビール」「ブロンクスビア」のようなビール専門フランチャイズも増加している。ここに新世界やSPCなど大企業と、YGエンターテインメントなどがビール専門店を出しており、ビール市場の地形図は日ごとに変化している。
地方色を生かしたビール作りの実験も盛んだ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)でのビールミーティングで「シンデレラ」として浮上したセブンブロイの「江西(カンソ)ビール」と「海雲台(ヘウンデ)ビール」のように地域名を付けたビールは該当地域でよく売れるという。
新生クラフトビールメーカーの済州(チェジュ)ビールも1日に「済州ウィットエール」で参入を宣言した。ニューヨークで販売1位のブルックリンブルワリーの姉妹会社で済州市翰林邑(チェジュシ・ハンリムウプ)に年間2000万リットル規模のビール生産が可能な醸造場を設立した。
済州ビールは「世界的なビール設備コンサルティング会社であるビアベブが設計を担当するなど最先端設備を構築した」と広報している。
http://japanese.joins.com/article/927/231927.html
(>>2以降に続く)