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2017/08/03(木) 00:24:27.57ID:CAP_USERまた、中国当局の後押しを受けて当選した林鄭氏は、南シナ海問題への対応などで中国との関係がギクシャクするシンガポールを懐柔する役を務める狙いもあるとみられる。
林鄭氏はシンガポールのメディアの取材に、初の外遊先にシンガポールを選んだ理由について「双方の関係強化」と強調した。
香港では昨年１１月、台湾での軍事訓練を終えたシンガポール軍の装甲車両９両と爆発物を積んだ貨物船がコンテナ港で見つかり、差し押さえられた。
シンガポールは１９７５年から台湾で軍事訓練を実施し、関連設備を香港経由で輸送しているが差し押さえられたのはこの時が初めてという。
中国外務省は差し押さえ後に「中国と外交関係を持つ国が、台湾と軍事交流などを行うことに断固反対する」と述べ、中国が香港当局に差し押さえを指示したことを示唆した。
これを受けシンガポールが猛反発し、国際世論も香港の強引なやり方を批判した。装甲車は約２カ月後、ようやく返還された。
林鄭氏はこの件について、「差し押さえは香港の法規に従った措置だ」としながらも「個人的に関与していなかった」と強調、シンガポールの世論を刺激しないように配慮した形だ。
林鄭氏はまた、香港はシンガポールに見習いたいとし、故リー・クアンユー初代首相以来の一党支配による国家主導の経済政策にも言及し、持ち上げた。
海上交通の要衝である海峡を抱えるシンガポールは、安全保障面で米国との結びつきが強い。
昨年９月来日したリー・シェンロン首相は、国連海洋法条約に基づく仲裁裁判で中国の主権主張が否定された同７月の裁定について「世界にはルールがなければならない」と述べるなどし、中国側が不快感を示してきた。
林鄭氏は今回、中国の習近平政権の意向を受け、南シナ海問題などをめぐりシンガポールが中国と対立しないようパイプ役を果たす目的もあると指摘される。
香港の行政長官がシンガポールを訪れるのは２００８年当時の曽蔭権氏以来、９年ぶり。３日まで２日間の日程で、リー首相との会食や政府の都市開発庁の視察などを行う。
http://www.sankei.com/world/news/170802/wor1708020045-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/170802/wor1708020045-n2.html
劉暁波氏の妻の解放求めデモ 香港
中国の民主化運動の象徴的な存在で、先月亡くなった劉暁波氏の妻の劉霞さんについて、香港の市民団体は、当局の監視下に置かれ体調の悪化が懸念されるとして、速やかに解放するよう求めてデモ行進を行いました。
中国の民主化運動の象徴的な存在で、先月、末期の肝臓がんを患って亡くなった劉暁波氏の妻の劉霞さんは、劉氏が２０１０年にノーベル平和賞を受賞した直後から当局の監視下に置かれ、現在も所在がわからず、体調の悪化も懸念されています。
香港では２日、市民団体の呼びかけで劉霞さんの速やかな解放を求めるデモ行進が行われ、およそ５０人が集まりました。
参加者たちは、劉霞さんの写真やプラカードを持ちながら中国政府の出先機関まで行進し、「劉霞さんを自由にしろ」などとシュプレヒコールをあげました。
主催した市民団体の幹部の蔡耀昌さんは、「劉霞さんがみずから選んだ場所で自由な生活ができるよう中国政府に強く求める」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170802/k10011085321000.html
http://www.sankei.com/images/news/170802/wor1708020045-p1.jpg
香港特別行政区の林鄭月娥長官＝１日、香港（共同）
