河野太郎外相は4日午前の記者会見で、父の河野洋平元衆院議長が親中・親韓派であることから中韓両国のメディアが河野氏の外相就任を好意的に評価していることについて「河野洋平の息子が外相になったということで喜んでくれているならば、親の恩に感謝しなければいけない」と述べた。

 その上で「河野太郎外相として各国に評価されるように頑張っていきたい」と語った。

 河野氏はまた、6日から3日間の日程で東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会合が開かれているフィリピン・マニラを訪問すると発表した。

 フィリピンのカエタノ外相と会談するほか、中国の王毅外相、韓国の康京和(カンギョンファ)外相との会談も調整していることを明らかにした。日米豪3カ国外相会談も行う。

 河野氏は「韓国、中国とは友好関係を深めていきたい」と強調。

 中国が南シナ海で一方的な軍事施設建設を進めていることに関しては「きちんと海のルールがあり、法の支配の下で解決されていくべきだ。そこは必要ならば(王氏に)申し上げる」と述べた。

http://www.sankei.com/politics/news/170804/plt1708040036-n1.html

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会見する河野太郎外相=3日午後、首相官邸(佐藤徳昭撮影)