【済州聯合ニュース】韓国南部の済州島を訪問する日本人観光客が増えている。

済州特別自治道(以下、済州道)によると、1月1日から8月10日までに済州島を訪れた日本人観光客は3万800人で前年同期(2万9649人)に比べ3.9%増加した。

日本人観光客の数は2010年に過去最高の18万7790人を記録した。11年に17万3700人と前年比7.5%減少し、12年に18万357人と増加に転じたものの、13年から毎年減少し、昨年は4万7997人まで落ち込んだ。

しかし、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反対する中国の限韓令(韓流禁止令)や自国の旅行会社に対する韓国団体旅行商品の取り扱い中止の措置に伴い中国人観光客が激減してからは日本人の客足が戻りつつある。

済州道は、アクセス性向上や日本の主要都市での観光説明会開催など、日本人観光客呼び込みに向けた努力が実を結んだとみている。

業績悪化を理由に大韓航空が15年に廃止を計画していた済州―東京線と済州―大阪線を維持するよう要請し、観光客誘致に向けた広告費を支援した。

今年6月には格安航空会社(LCC)のティーウェイ航空が済州―大阪線を就航させ毎日運航している。9月からは済州―東京線を週4往復運航する予定だ。

このほか、アシアナ航空、LCCのチェジュ航空、ジンエアー、エアプサンが沖縄、福岡、名古屋など日本の11都市と済州を結ぶチャーター便を運航中かまたは運航を計画している。

日本を出発するクルーズ船も4月から4回にわたり済州に入港した。今後、さらに4回入港する予定だ。

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済州島を訪れた日本人観光客(済州観光公社提供)=(聯合ニュース)