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 トランプ氏は国民の声をどう聴いたのか? そして「北朝鮮はこれ以上、米国にいかなる脅しもかけるべきでない。(さもなければ)北朝鮮は炎と怒りに見舞われる」とストレートに軍事行動を明言するに至った。

 米国防総省は北朝鮮に対する先制軍事攻撃の選択肢の一つとして、B1戦略爆撃機による北朝鮮の弾道ミサイル発射基地などに対する精密爆撃を実行する準備を整えたとNBCテレビは伝えた。約24カ所のミサイル基地や実験場、関連施設を攻撃するとしている。

 トランプ大統領は先制攻撃の可能性について「今に分かる」と実行に含みを持たせた。

 翻って日本は米国頼みが現実とはいえ、野党や一部マスコミは北朝鮮より森友・加計問題、PKO日報問題の追及に血道をあげている。

 避難訓練が「緊張を高める」などと常軌を逸した声も聞こえる。

 自衛隊抜きの平和などあり得ないと知りつつ憲法改正阻止を叫ぶなど政治家も一部国民も「思考停止」に陥っているとしか思えない。国民の命より大切なものなどない。

(WEB編集チーム 黒沢通)

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ソウル駅でトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が映し出されたニュースの画面を見る男性(AP)

(おわり)