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また、元SUPER JUNIORのハンギョンと元EXOのクリス、ルハン、タオのような脱退や事務所との争いを回避するためにも「(韓国人メンバーよりも)気を使って接しているのも事実」だそうで、

「韓国人メンバーたちは家族や友人たちに会おうと思えば会えますが、外国人メンバーはそうではないので、ちゃんと(グループに)馴染めるよう、特にきちんと管理している」のだという。

外国人メンバーたちは、こうした「特別レッスン」だけでなく、韓国人メンバーと同様に歌やダンスのレッスンもこなしており、この生活を平均3〜4年、長くて6〜7年続けてやっとデビューできると言われている。もちろん、デビューまでたどり着けない練習生も少なくない。

こうして見ると、外国人メンバー加入に伴う事務所と本人の苦労が伝わってくるが、それでも多国籍化が進められていることは、メリットの大きさを示しているとも言える。

ただ、だからといって韓国のアイドル業界は闇雲に外国人メンバーを増やしているわけではないようだ。次回はK-POPグループが多国籍化をどこまで進めるのか、現状と展望を探ってみたい。

(文=李 仁守)

(おわり)