韓国・釜山市で暮らす小中学生が学ぶ「釜山日本人学校」が、児童・生徒数の減少に苦慮している。企業駐在員の減少が背景にある。さらに今後、北朝鮮の軍事的な挑発や歴史問題による日韓関係の悪化で、家族同伴の赴任が敬遠される可能性もある。同校は日本の標準的な授業時間を上回る質の高い授業を、少ない教員をやりくりしながら行っており、入学希望者の掘り起こしを急いでいる。

授業は原則1日7時間
 観光客でにぎわう広安里(クァンアルリ)海水浴場そばの好立地に、校舎はある。授業を終えた子どもたちが、海辺を見渡せる道路から送迎バスに乗り込む。

 小学1年〜中学3年の計27人が通う。校長を含む日本からの派遣教員は8人。韓国語や英語指導の外国人講師が授業を補完している。

 少人数のため、子どもの理解度に応じて丁寧に指導ができる。さらに、授業は原則1日7時間(低学年や曜日によって5時間の日もある)。5〜6時間が基本の日本国内の学習指導要領と比べ、小学生で年間約100時間、中学生で同35時間長い。学校の特徴を出すため、2015年度から7時間制を導入。小中またいで授業を掛け持ちする教員もこの間、必死に努力を続けてきた。

 少人数だと部活動ができないなどデメリットもあるが「子どもが学校を面白いと話してくれている」と評価する保護者の声がある。

日本人学校の運営は、企業活動の影響を大きく受けやすい
 駐在家族の教育環境を確保するため、釜山日本人会が1975年に開校。児童・生徒数は12年度に、ピーク時に迫る51人となったが、その後減っている。

 学校関係者によると、釜山経済の低迷により、進出企業がソウルにオフィスを集約したり、現地スタッフに仕事を任せることで日本人駐在の必要性が薄れてきたりする複合要因が背景にある。日本人学校の運営は、企業活動の影響を大きく受けやすい。

 運営費確保のため、本年度から毎月の学費を1・5倍の約4万7千円に値上げせざるを得なかった。国際学校(インターナショナルスクール)と比べるとまだまだ低額だが、各家庭の負担は増した。このまま子どもたちが減ると、文部科学省からの派遣教員も削減される恐れがある。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170813-00010006-nishinpc-int
西日本新聞