2017年8月12日、環球網は記事「インド系乗客が中国の空港で受けた屈辱的待遇を告発、中国東方航空は事実とは異なると反論」を掲載した。

インド英字紙タイムズ・オブ・インディアは10日、北米パンジャーブ協会の執行役員であるチャハル氏が上海浦東国際空港で屈辱的待遇を受けたとする記事を掲載した。

チャハル氏は6日、ニューデリー発サンフランシスコ行きの中国東方航空機に搭乗した際、経由地の上海で車椅子に乗ったインド人乗客を見かけた。だが航空会社の職員は飛行機までたどり着かないうちに乗客を投げ出し、自力で飛行機に乗るよう命じたという。

憤ったチャハル氏は近くのカウンターに訴えたが、聞いてもらえるどころか周りの乗客まで一緒になって罵倒されたという。チャハル氏は「当初はターバンを巻いていたせいかと思った。だがすぐに中印対立が影響しているのだと分かった」と話している。

チャハル氏はインド外務省に書簡を送り、この問題について中国に抗議するよう求めている。またインド人旅行客に対し、中国トランジット便を選ばないよう注意喚起するべきだと提言した。

報道を受け、中国東方航空は12日に声明を発表。関連資料及び防犯カメラの映像を確認したが、指摘されているような事実はなかったと反論している。(翻訳・編集/増田聡太郎)

http://www.recordchina.co.jp/b187377-s0-c10.html

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写真は上海浦東国際空港。