0001ねこ名無し ★@無断転載は禁止
2017/08/14(月) 09:43:36.90ID:CAP_USERしかし約1カ月が過ぎた現在、ベルリン構想は本軌道に乗ることもできず「8月危機説」ばかり高まっている。こうした状況で政府外交安保ラインは次善策や代案を提示できずにいる。
(1)遠のく年内の北核ロードマップ準備
韓国政府は国政課題として「年内北核ロードマップ準備」を明示した。当初は「大胆」な対北朝鮮提案を繰り返し、今年中に南北関係の改善のきっかけをつかむ計画だった。具体的な契機は▼6・15南北共同宣言記念日▼8・15光復節(解放記念日)祝辞▼大統領就任100日目の国民向け記者会見−−などを考慮していた。
今週は光復節と就任100日目(17日)を迎える「スーパーウィーク」だが、北朝鮮へのメッセージ発信に支障が避けられない状況だ。外交消息筋は「今の状況を勘案すると、光復節の演説でも北に向けて緊張緩和を促す程度しか言及できないだろう」と述べた。
金聖翰(キム・ソンハン)高麗大国際大学院長は「北の戦略挑発という足元の火を消すことに集中するべきだが、外交安保ラインがベルリン構想を前に出して過度に意識し、自らを締めつけている状況」と指摘した。
(2)あいまいになった「韓半島主導権」
政府が韓米首脳会談の最大の成果として強調した「韓半島(朝鮮半島)主導権の確認」もあいまいになっている。韓国がハンドルを握って韓半島問題を主導するという趣旨だったが、金正恩委員長が2回もミサイル挑発をし、文大統領は面目を失った。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者が7日、「北核解決の主体は米国中心の国際社会」と述べるほど立場が変わった。
トランプ米大統領が12日、中国の習近平国家主席との電話会談で韓半島問題を議論したことについて、青瓦台は「両首脳の電話会談がピークの緊張状態を解消し、問題解決の新しい局面に移行する契機になることを望む」という声明を発表した。この日も事実上、こうした「期待表明」以外に韓国の役割への言及はなかった。
文大統領は訪韓中のダンフォード米統合参謀本部議長と14日に会う予定だが、果たして意味あるメッセージが出てくるかどうかは未知数だ。ナムグン・ヨン韓国外大政治外交学科教授は「韓国に最悪のシナリオは通米封南(韓国を排除して米国と対話)に向かったり、米中が強大国論理で北核問題について合意し、韓国が度外視されることだ」と述べた。
韓米首脳会談で合意した「非核化対話のための雰囲気醸成など対北朝鮮政策全般を調整するための高官級戦略協議体」の発足はまだ何も聞こえない。
(3)信頼できないアマチュア式のメッセージ管理
青瓦台のメッセージ管理も問題だ。先月28日の北朝鮮の2回目の「火星14」発射後、青瓦台の関係者は「今回発射したものがICBMと明らかになればレッドラインといえる」と述べた。これに対し外交関係者の間では「レッドラインを自ら先にひく政府がどこにあるのか」という声が出てきた。
レッドラインを相手が越える場合は必ず相応の代価を支払わせるべきだが、それに関する考慮なく発言したということだ。
http://japanese.joins.com/article/286/232286.html
(>>2以降に続く)