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2017/08/14(月) 13:11:28.04ID:CAP_USER中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は中印対立に関する社説を連日のように掲載。7月21日の「インドが軍の撤退を拒絶すれば、軍事対立は必ずエスカレートする」と題した社説では、インド側が中国領に違法に越境してきたと非難した。
同社説は「対峙している場所は中国の領土であり、インドのみが無条件で軍を撤退させよ。中国のこの決心は不動のものだ」と領土主権を堅持する決意を訴えた。
その上で「平和は中国が領土を失う代価とはなり得ない。約14億人の中国人民はそのような平和を認めない」と強調し、インド側が退かない場合には軍事行動も辞さないとの強い態度を示した。
インドが日米と連携の構えを見せていることについても「インドは米日の支持を当てにするな。それらはすべて空虚なものだ」と牽制(けんせい)した。
一方、7月24日の社説では「インドが自発的に軍を撤退させる。これが彼らにとって損失が最も少ない解決法だ」とインド側に迫った。
中国がより厳しい措置をとった場合には「インドは1962年(の中印紛争)以来の最も深刻な戦略的な失敗に直面することになるだろう」と警告した。
ただ、中国側としては軍事行動も辞さないという強硬姿勢を国内向けに演じることに苦慮している様子もうかがわれる。
8月10日の社説では「『にらみ合いが既に2カ月近く続いているが、人民解放軍はなぜ手を出さないのか。これはインドが怖いからなのか』と現在絶えず問われている」と明らかにした。
その上で「インドの軍事費は中国のたった4分の1から3分の1、GDP(国内総生産)は5分の1。恐れるに値するものか」と経済・軍事力の優位性を強調してみせた。
今秋に節目の共産党大会を迎える習近平指導部にとり、国内向けに「弱腰」と映らないような事態解決を演じることも課題となる。(三塚聖平)
http://www.sankei.com/world/news/170814/wor1708140009-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/170814/wor1708140009-n2.html
http://www.sankei.com/images/news/170814/wor1708140009-p1.jpg
昨年10月、新興5カ国(BRICS)首脳会議に同席したインドのモディ首相(左)と中国の習近平国家主席。「一帯一路」構想をめぐり、両国関係は悪化の一途をたどる(AP)
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