【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は聯合ニュースのインタビューに対し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任100日を迎え行った記者会見で「北がレッドライン(越えてはならない一線)に近づいている」と発言したことが議論を呼んでいることについて、

「(北朝鮮の)金正恩(キム・ジョンウン)氏に対し、(核・ミサイル開発を)これ以上進めず、ここで止まるよう最後通告を政治的に突きつけた」と述べた。

韓米合同軍事演習の縮小など、米国と北朝鮮の密約説が流れていることに関しては、「根拠があるものではない」として、「一触即発の危機に向かっている時は回避するための知恵が出ることが自然」と説明。「それがあったとしても、韓国に内緒では行われていないと思う」と強調した。

また、「歴代政権より外交・安全保障の韓米間の意思疎通、協議は非常に緊密に行われている」として、「(韓国大統領府の)安保室長と(国家安全保障問題担当の)米国の大統領補佐官、韓国外交部長官と米国の国務長官が随時電話会談している最初の政権だ。公開されていないものがはるかに多い」と明らかにした。

その上で、「報道されたものより踏み込んだ議論が行われている」と伝えた。

一方、改憲を通じ、青瓦台(大統領府)と国会を行政都市の世宗市に移転する構想については、「多数の国民が同意しないと思う」と否定的な考えを示した。

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聯合ニュースの単独インタビューに応じる李首相=20日、ソウル(聯合ニュース)