香港で、3年前民主的な選挙の実現を求めて抗議活動を主導した当時の学生団体の幹部3人に対して、裁判所が、先週実刑判決を言い渡したことについて、20日、大規模な抗議のデモが行われました。

香港で、3年前民主的な選挙の実現を求めた「雨傘運動」と呼ばれる大規模な抗議活動を主導した羅冠聡被告ら当時の学生団体の幹部3人が、違法な集会に参加した罪などに問われ、香港の裁判所は、先週3人に対し、禁錮8か月から6か月の実刑判決を言い渡しました。

この判決について、香港で民主化の拡大を求める政党や市民団体が「量刑が重すぎる」としてデモを呼びかけ、20日、香港中心部の公園には、市民数千人が集まりました。

参加した人たちは、「自由を返せ」とか「民主的な選挙を実現しろ」などと、シュプレヒコールを上げながら、裁判所までデモ行進しました。

デモに参加した40歳の女性は「香港では、民主化や言論の自由を求める声が政府によって抑圧されています。私たちは、実刑判決を受けた3人が罪を犯していないと訴え続けます」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170820/k10011105721000.html

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