フィリピンが実効支配する南シナ海・南沙諸島のパガサ島付近の海域に、9隻の中国船が接近したと伝えられています。

トルコ・アナトリア通信によりますと、フィリピンの最高裁判所のカルピオ判事は、今回の中国の行動に反応し、フィリピンのドゥテルテ大統領とカエタノ外務大臣に対し、中国による領海侵犯に強く抗議するよう求めています。

カルピオ判事はまた、「中国の船舶がフィリピンの船舶を攻撃した場合、フィリピン政府はアメリカとの防衛協定を復活させる必要がある」と語りました。

最近、フィリピン政府はパガサ島の施設を整備する、3200万ドル相当の計画を立てていることを明らかにしました。

現在、南シナ海の領有権をめぐり、中国、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ブルネイが対立しています。

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中国の船舶