【ワシントン時事】マティス米国防長官は20日、韓国軍との定例軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」への米軍の参加人数を縮小したことについて、北朝鮮の挑発にならないよう配慮した結果ではないと語った。ロイター通信が報じた。

マティス長官は外遊先のヨルダンに向かう機上で記者団に対し、米韓軍事演習の計画は数カ月前から決まっていたと指摘。

その上で「参加人数は演習目的によって決まるものだ。今年の演習は異なる要素の統合を目指す指揮系統の訓練を重視している」と述べ、昨年ほど多くの人員を必要としなかったと説明した。

21〜31日の日程で行われる同演習は、朝鮮半島有事を想定したコンピューターシミュレーション訓練が中心となる。

米軍からは昨年の約2万5000人より少ない約1万7500人が参加。韓国軍からは昨年と同規模の約5万人が参加する。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082000537&;g=int