https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170821-00000860-chosun-kr
朝鮮日報日本語版

 黄教安(ファン・ギョアン)前国務総理が19日「祖国を卑下するのは間違っている。わが国は偉大な国だと思う」と訴えた。黄氏はこの日、自らのフェイスブックを通じ「大韓民国をばかにするような話が韓国国内から聞こえてくる。非常に残念なことだ」とした上で、上記のように主張した。

 黄氏はフェイスブックに「国内総生産(GDP)世界11位、輸出は世界8位、セマウル運動でアジアの多くの国にとって発展のモデルとなった国、第2次世界大戦後の独立国の中で民主化と経済成長を同時に成し遂げた唯一の国が大韓民国だ」「ある外国人教授は『韓国人だけが知らないもう一つの大韓民国』という著書で、大韓民国はすでに先進国の仲間入りしたにもかかわらず、韓国人だけがこれをよく理解していないと指摘したが、この指摘には多くの点で共感する」と書き込んだ。

 政界では黄氏が最近の「建国節問題」を念頭に、自らの意見を発信しているとの見方が相次いでいる。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が先日「大韓民国の建国は1919年」と主張したことに対抗し、セマウル運動など韓国現代史のプラス面を羅列することで、保守陣営が主張する「大韓民国の建国は1948年」という説を改めて訴えているとの見方だ。