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2017/08/21(月) 18:46:45.99ID:CAP_USER文大統領就任100日目で実施された調査には3つの特徴がある。第一に総論と各論で評点に大きな差があったことだ。ギャラップの調査で、大統領の支持率は78%だった。
国政分野別では、肯定的な評価が福祉で65%、経済で54%、安全保障で53%、教育が35%などいずれも大統領の支持率を下回った。各論では解決すべき課題が多いという意味だ。第二に、大統領支持者のうち、積極的支持者よりも消極的支持者が多い点だ。
「大統領がうまく国政を運営している」との回答は「非常にうまく運営している」「まあまあうまく運営している」とに分かれる。この2項目は各調査で33%と46%(韓国リサーチ)、36%と48%(エムブレーン)、35%と49%(中央日報調査チーム)などだった。
「まあまあ」という消極的支持者が50%に迫っている。消極的支持者の大半は大統領選で、潘基文(パン・ギムン)氏、黄教安(ファン・ギョアン)氏、安熙正(アン・ヒジョン)氏、安哲秀(アン・チョルス)氏などの間で支持を乗り換えた浮動票だ。文大統領に対する支持もいつでも変わり得る。
第三に最近の世論調査の回答者には大統領選で文大統領に投票した有権者が過度に含まれていた。各調査で大統領選での投票候補を尋ねたところ、回答者の過半数が文大統領と答えた。カンターパブリック(56%)、エムブレーン(55%)、中央日報調査チーム(53%)、韓国リサーチ(51%)などだ。
大統領選では投票者(最終投票率77%)のうち、文大統領への投票率は41%だった。投票しなかった人を含む有権者全体では、文大統領に投票したのは32%だ。すなわち、世論調査の回答者1000人のうち、文大統領への投票者は320人であるべきだが、各調査では510−560人で20ポイントほど高かった。
調査会社関係者は「世論調査の電話をすると、文大統領に投票した人は積極的に応じるが、洪準杓(ホン・ジュンピョ)、安哲秀の両氏に投票した人は電話を切るケースが多い」という。自分の意見が多数ではないと感じると声を上げないいわゆる「沈黙の螺旋」現象だ。
そうした事情を勘案すると、文大統領の支持率は60%前後だ。歴代大統領6人の就任100日目の平均支持率(53%)よりは低い。与党は「脱権威、意思疎通、着実に準備した政策を通じ、国民の願いを満たそうと努力した結果だ」と評価した。
過去の政権の失敗を教訓として、支持率管理がうまくいったとの判断だ。一方、「福祉ばらまき、公務員増員、最低賃金の大幅な引き上げなど人気狙いの無責任な政策を繰り出すポピュリズムが支持率を押し上げた功労者だ」との評価もある。
「支持率管理」は国民を説得することが核心で、「ポピュリズム」は国民を幻惑することが核心だ。大統領支持率について、どの評価が正しいかはいずれ明らかになるだろう。
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洪永林(ホン・ヨンリム)世論調査専門記者
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