米国は世界貿易機関(WTO)に対し、中国農産物の関税割当制度を調査する小委員会(パネル)の設置を要請した。WTOが21日、明らかにした。

関税割当制度は、毎年輸入する穀物の一定量に低めの税率を課すもの。31日開催予定の紛争解決機関(DSB)会合の正式議題となる。

米通商代表部(USTR)は、小麦やコメ、トウモロコシの世界価格が中国国内価格より低いにもかかわらず、中国が「透明」「予見可能」「公正」なベースで、関税割当制度を運用しなかったなどと批判。

米国などからの輸入品の市場アクセスを制限したと訴えている。

https://jp.reuters.com/article/usa-china-wto-agri-idJPKCN1B11OH